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出産に向け、予習はバッチリのはずだった!想定外の痛みに、うめき声をあげた日

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多胎妊娠をしていた私は、予定帝王切開が決まっていたので、陣痛は経験しないと思っていたのです。でも、まさかあんな痛みがあるなんて……

やっと出産できる!


8年前の12月、私は双子を出産しました。

私が出産した病院では、多胎児の出産は帝王切開というルールがあり、37週0日で予定帝王切開することが決まっていました。


妊娠26週から切迫早産で入院することになったのですが、そんな事情もあり、看護師さんからは

「あなたは陣痛を経験することはないと思うからね」

と言われていました。

「そうか~。私は陣痛を経験せずに出産するんだな〜」

と気持ちはすっかり陣痛から離れ、帝王切開に対する心構えに向かっていました。


出産まであと1週間となったある日のこと。

術前検診をしてもらうと、双子のうちの1人の状態が芳しく無く、急遽、翌朝に手術をすることが決まりました。

突然の予定変更にドキドキしつつも

「やっと出産できる!」

と、嬉しい気持ちもありました。

と言うのも、当時お腹の大きさは100センチを超えており、双子のうち、1人は肋骨を蹴りまくり、1人は膀胱を蹴りまくりと、私の体は限界を迎えていたのです。

加えて入院生活は既に2ヶ月半を超えており、クリスマスやお正月を目の前に、家族で過ごしたいという気持ちも募りはじめていました。

「できるだけ早く自宅に帰りたい。」

そんなことを思い、出産が待ち遠しかったのです。

この後、今まで体験したことのない”痛み”が待っているとは知らずに。


出産に向け、予習はバッチリのはずだった!想定外の痛みに、うめき声をあげた日の画像1
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想定していなかった痛み


翌日、帝王切開は驚くほどスムーズに終わり、双子たちは経過観察のためNICUに運ばれていき、私は病室のベットに戻りました。

腕には点滴。

両足には術後の血流を整えるため、フットポンプ(静脈血栓予防装置)が取り付けられていました。

定期的に鳴るプシューという音とともに、私のふくらはぎには圧がかけられました。

「まるでサイボーグみたい……」

このときの私は、そんなことを思う余裕さえありました。

静かな空間にプシューという音だけが響く病室で、私は

久しぶりに自分だけの身体になったことで感じる身体的、心理的な解放感、そして無事に出産できた安堵感で、少しハイになっていました。


助産師さんが回診に来て

「背中には痛み止め用のチューブが入っていて、手元にあるコントローラーのボタンを押すと、痛み止めが注入されるから。痛みを感じたらこのボタンを押してね。」

と説明をしていきました。

ただ、産後すぐはとくに何も感じず、「はい。わかりました」とだけ返事をしました。


……が、時間が経つにつれて、下腹部に鈍痛が。

それは徐々に強くなり、お腹の中をねじって絞り上げられているかのよう。

今まで感じたことのない強い痛みが襲ってきたのです。

助産師さんの言葉を思い出し、必死に痛み止めのボタンを押してみても、はたしてその薬が効いているのかもわからないぐらい痛みは増すばかりでした。


出産に向け、予習はバッチリのはずだった!想定外の痛みに、うめき声をあげた日の画像2
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この痛みはなんなの……?


これまでの人生で味わったことのない痛みに悶絶し続け、動物のようにうめき声をだしていた私。

痛みに耐えながら

なにがこんなに痛いの?
みんなは平気なの?
私は陣痛を経験していないから、こんなに痛みを感じるの?

色んな思いがグルグルと巡りました。

その時夫が一緒に病室にいたのですが、私は痛すぎて夫の様子は何も覚えていないのです。

今思うとあの時、よくあの空間に居れたな〜と感心するぐらい、見るにたえない状態だったと思います。

あまりの痛さに、使用上限量の痛み止めは早々に使いきってしまいました。


そんなとき、出産前からお世話になっていた看護師さんが様子を見に来てくれました。

痛みに合わせて「痛い……うぅぅ……」と口に出して耐え続けている私の姿を見て、彼女はこう言いました。

「それは『後陣痛』というもの。双子ちゃんが入っていた大きさの子宮から、ニワトリの卵ぐらいの大きさに戻ろうとしているから、そりゃ痛いよね〜」


この記事を書いた人
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おぎ

2012年生まれの小学3年生の男女双子の母
転勤族の妻
双子を連れて2度の引っ越し(広島・福岡)経験あり。
現在、都内ベンチャー企業にて短時間正社員として...

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