1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. 10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>

10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>

10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>のタイトル画像

10年ぶりに出産したつきママさん。昔の自分に伝えたいことがあるそうです。


「心臓が、く…苦しい」

夫が胸を押さえてうめき声をあげる。

「うん。」

わたしは聞き飽きたそのセリフに軽く相槌をうつ。

夫は苦しみながらも、眠る娘を見つめながら、続けてこうつぶやく。

「どうしてこんなにかわいいの?オレ、つらい」

そう言って、もがき苦しむ。

これが毎日の夫の茶番劇である。

娘が産まれて半年以上経つが、このやり取りが毎日、毎日行われている。

でも、わたしは不思議とこの光景が嫌ではない。

10年前のわたしだったら、もしかしたらこの夫の茶番劇にイライラしていたかもしれない。


そう、わたしは10年前にも出産をした。

そのときは、何もわからなくて、すべてがうまくいっていない気がして、何に対してもイラついた。

夫がテレビを見て笑っているのを見るのも、不快だった。

「どうして誰もわたしの気持ちをわかってくれないんだろう」

「自分はこんなに頑張っているのに報われない」

「わたしばっかり損している」

そんなことばかり考えて育児をしていた。


10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>の画像1
pixta_49869085_S


そして、今年10年ぶりに娘を出産した。

不安しかなかった高齢出産。

それが、どういうことか、今回の育児は不思議と気持ちが穏やかでいられる。

娘が寝なくても、ミルクを吐いてしまっても、上の子どもが大きな音を立てたせいで娘が起きてしまっても、夫の帰りが遅くても、ぜんぜんイラつかない。

どうしてこれほどまでに違うのだろう?

何気なく母に聞いてみると

「それは経験値の差だろう。あなたも年をとったしね。」

という答えが返ってきた。

うん確かに。

10年前とはわたしも随分と変わった。


まず“人と比べること”がどれだけ無意味かということがわかってきた。

先日、近くの保育園で園開放があり、娘を連れて遊びにいった。

同じ月齢の赤ちゃんも何人か来ていて、もうお座りをして、おもちゃで遊んでいる子もいた。

うちの娘といえば、やっと寝返りができたばかりで、わたしのそばで寝ころがっているだけ。

10年前のわたしなら、周りと比べて落ち込んでいたはずだ。

でも今のわたしは知っている。

成長に個人差があるのは当たり前。

うちの子はうちの子。

できれば、このまま成長がとまって、赤ちゃんのままでいてほしいとさえ思う。


10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>の画像2
pixta_67423387_S


つぎに“見返りを求めてはいけない”ということも人生経験の中でわかってきた。

「わたしはこんなに頑張っているのに、誰も褒めてくれない」

と昔は嘆いてばかりいたが、待っていても誰も褒めてはくれないので、最近では自分で自分を褒めるようにしている。

子育ても同じ。誰も褒めてくらないのなら、自分で自分を褒めてあげればいいのだ。

「昨夜は娘の夜泣きに5回も付き合った!えらいぞ、わたし。ご褒美にこの高級チョコを買おう」

こんな風に、頑張った時のご褒美スイーツを忘れてはならない。

SNSで自分の頑張りを投稿して、みんなに褒めてもらうのもいい。

待っていても誰も褒めてくれないのなら、自分から「褒めて褒めてー」とアピールしていけばいいのだ。


10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>の画像3
pixta_43626553_S


タイムマシンがあったなら、10年前のわたしにいろいろ伝授してあげたいのだが、そういうわけにもいかない。

だからこれを読んだ方で、もし子育てに毎日イライラしている方がいたら、

「まわりと比べなくていいよ。あなたはとっても頑張っているよ。」

と伝えてあげたい。

子どもが手のかかる時期はとても短い。

今この一瞬一瞬を、穏やかに娘と一緒に過ごしていきたいと思う。


さて、きょうも夫の茶番劇が繰り広げられている。

夫は胸を押さえながら「娘可愛い!可愛すぎてオレ、つらい!」

と叫んでいる。

この茶番劇には続きがあって、このあと夫はわたしに必ず、こう聞いてくる。

「オレ幸せ。ママも幸せ?」

と。


わたしは、夫と娘の寝顔をみつめながら、毎日こう答える。

「とっても幸せ。」

昨日も、きょうも、明日も。

ずーっと幸せだよ。


(ライター:つきママ)



コンテストご応募は2021年1月3日まで!

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

この記事を書いた人
第5回記事投稿コンテスト『わが家の育児あるある』の画像
第5回記事投稿コンテスト『わが家の育児あるある』

応募期間2020年11月9日~2021年1月3日。入選発表は2月下旬を予定。
第5回コノビー投稿コンテスト、1次審査通過作品をお楽しみください。...

  1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. 10年前のわたしへ「誰もほめてくれないときは自分で自分をほめて」<第5回投稿コンテスト NO.29>