食べこぼしが一度でスッキリ！食卓の拭き掃除テクニック

愛情たっぷりに作った手料理を、育ち盛りの我が子がパクパクとおいしそうに食べてくれる姿。それを見守るひとときは、ママパパにとってかけがえのない喜びですね。

しかし、思わずため息をついてしまうのが、「ごちそうさまでした！」の合図とともに始まるテーブルの後片付け。そこらじゅうに飛び散ったご飯粒に、ソースやケチャップのベタベタ汚れは毎度のこと。ときにはスープやお味噌汁がお椀ごとひっくり返ってしまうことも・・・。台拭きで何度も拭いて、ゆすいで、拭いて・・・とやっていると時間も手間もかかり、それが毎日、毎食繰り返されるわけですから、ママの負担は相当なものです。

そこで、食べこぼし＆食べ散らかしを、一枚の台拭きで一気に拭き取るワザをご紹介。一度覚えてしまえば、食後のお片付けのストレスが激減し、あらゆる拭き掃除にも応用できるようになりますよ！



ポイントは台拭きのたたみ方にあります。

（1）水で濡らして絞った台拭きを横半分に折りたたみます。

（2）右側3分の１を中央に折り返します。

（3）左側3分の１を中央に折り返します。

たたみ方はこれで完成。側面から“わ”を覗くと、数字の６のように見えます。

ここでは視覚的にわかりやすくするため、ティッシュペーパーを細かくちぎったものをテーブルの上に撒き、食べこぼし汚れに見立ててご説明します。

先ほどの手順でたたんだ台拭きを使い、テーブルの奥から手前に向かって、ゴミを集めながら拭いていきます。

途中でゴミがいっぱいになったら、台拭きの上部にある左側をめくり、一番下にくるように折り返します。

このように、ゴミ（ティッシュ）が台拭きの中に巻き込まれて、“わ”が数字の２の形に見えます。

一番下側にきた台拭きのキレイな面で、残りのゴミを拭き取っていきます。

再びゴミを集めきったら、一番上にきている台拭きの右側を、同じように下に折り返します。

このようにゴミが巻き込まれて、“わ”が数字の９のように見えます。

あとは、一番下にきたキレイな面で、全体を仕上げ拭きします。腕を伸ばして大きく左右に動かしながら、奥から手前に向かってジグザグと拭くと動きに無駄がなく、拭き筋・拭きムラも残りません。

さらに、テーブルのふちをつかんで、４辺をグルッと拭けば完璧。テーブルのふちは、子どもがベタベタのお手てで触ったり、汁物がこぼれると裏側まで汚れが付着することも。意外と見落としがちな掃除スポットです。

以上、写真＆説明だけでは、とても複雑に感じるかもしれませんが、実際にやってみるととても単純です。台拭きを３つ折りにした状態から、左右をそれぞれ反対側に折り返すだけ。これによって、一枚の台拭きでゴミを巻き込みながら、キレイな面を３段階で使えるというわけです。



床に飛び散った食べカスも、床用の雑巾を使い、まったく同じ手順で拭き掃除ができます。繰り返して慣れてくれば、テーブルの上と下を合わせても２～３分で掃除が完了し、スッキリピカピカになります。



やんちゃなお子さんが汚せば汚してくれるほど、拭き掃除の機会が増えるため、ガンコなこびりつき汚れとは無縁になり、いつでも輝いた食卓まわりがキープできますよ！