我が子につらい思いをさせたくない。
安心して楽しい学校生活を送ってほしい……。
そんな想いから、いつもレイナを守ることを第一に考えてきた典子。
でも、ユキちゃんに言われた言葉をきっかけに、何でも母に決められて苦しかった幼少期を思い出し、レイナに対する自分の言動と重ねて思わずハッとしてしまった。
その頃杏奈の会社では、ムギちゃんが中心となって進めていた企画が新規事業として採用されたが、いよいよ始動するというタイミングで、いつの間にかすべて“上司の手柄”にされていた。
ムギちゃんは、決して“片手間で”この企画を進めてきたわけではない。
楽しく打ち込んでいたはずの仕事で、杏奈はモヤモヤした気持ちを抱えることになってしまった。
そんな中、小学校では「大きくなったら何になりたいか」を発表するという宿題が出て……?
「足が痛い」という理由で学校を休ませていいものか…小学生の母として悩む朝
我が家には小学校4年生の男女の双子がいます。
ある日、朝起きると息子が「足が痛くて学校に行...