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公開 2020年12月07日  

「守る子育て」から「見守る子育て」に…。子どもが小学生になって実感したこと

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娘たちが小学生になり、“お友達同士のいろんなこと”が増えました。楽しいこともあれば、つらいことや悲しいこともある。そんな時、親としてどうサポートしていけばいいのか……?いろいろと試行錯誤する日々です。


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こんにちは!7歳双子と3歳末っ子の三姉妹育児をしている、田仲ぱんだです。

もうすぐ2020年も終わろうとしていますね。

新型ウイルスの流行で大変だった今年ですが、我が家は三姉妹がそれぞれ幼稚園や小学校に入り、変化の年でもありました。

それは、母親である私にとっては「フルタイム育児」からの解放でした。

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これまでは、すべての時間が「子どものため」に費やされていました。

子どもたちがグズらないように早めに家事を終わらせて、タイミングよく遊びに連れて行き、食事やトイレの手伝い、お風呂、寝かしつけ……。

さらに外出した時は、「危険がないように」「周りに迷惑をかけないように」と、常に気を張っていたように思います。

でも今は、子どもたちが幼稚園や小学校に行っている間に「ちゃんと頑張れているかな?」と思うことはあっても、常に気を張るようなこともありません。

でも……

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今まで娘たちは徒歩で幼稚園に通っていたこともあり、友人関係も分かりやすく、先生とも密に連絡を取り合えていました。

でも小学生になった現在は、母親との時間が少なくなっただけでなく、引っ越しして入学したこともあって、友人関係もなかなか見えません。


時には……

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娘本人から伝えられる、私にとっては“衝撃の事件”。

過保護にしているつもりはありませんでしたが、娘が誰かに痛い思いをさせられたと知ると、やはり「なんとかしてあげたい」という気持ちになってしまいました。


でもこんな時、娘としては「ただの報告」だったり、「ただ共感してほしかっただけ」だったりもするんですよね。

私が何かしらの「対応」をしようとすると、すごく拒否してきます。

子どもにしてみれば、トラブルがあった子も友人関係であり、トラブル自体は一時的なもので、普段は仲良くしていることも多いのです。


もちろん大ケガをしていたり、内容があまりに悪質だったりする場合は、それでも親が介入すべき場面はあると思います。

そこの判断は難しいところですが、子どもがお友達とトラブルになった時、“親としての感情”には一旦フタをして見守ることも必要。

娘たちの小学校生活の中で、そのことに気付かされました。

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子どもたちの悩みごとを聞いて、気持ちに寄り添い、でも直接は手を出さない。

だけど親が出ていかないとどうしようもない場面では出る……その見極めって、すごく難しいなと思います。



我が家の娘たちはまだ低学年ですが、これから中学年、高学年になっていくに連れて、子どもたちが抱える悩みも複雑化していくんだと思います。

ただ、それを見守る。

そのことのハードルの高さを痛感する毎日です。


親としてどうにかしてあげたいのに、どうにもできない無力さを感じることもあるかもしれません。

幼児期とはまた違った大変さがありそうですが、「守る子育てから、見守る子育てへ」という視点を忘れずに寄り添っていきたいと思います。

※ この記事は2024年03月06日に再公開された記事です。

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