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唯いるだけで人を幸せにする力があることを、ずっと忘れないでいて欲しい

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私の祖父は、とても真面目で読書が大好きな物静かな人でした。そんな祖父が、ひ孫が産まれてからは変顔をするわ、童謡を歌うわ、手を叩いて大爆笑するわ、とても幸せそうな笑顔をたくさん見せてくれたのです。

アルバムから出てきた懐かしい写真


先日、何気なく昔の写真を見返していると、子ども達が「なになに〜?」と興味津々にのぞき込んできました。

歩きはじめのころの写真、何でも口に入れていた頃の写真、抱っこ紐に入っていた時の写真などなど、私にとってはついこの前だけれど、子ども達は初めてのものを見るような新鮮な反応です。

当時の様子を伝えながら、懐かしい気持ちで一緒にアルバムを見返していました。



すると、ある一枚の写真が私の目に飛びこんできました。

それは、先日亡くなった私の祖父と子ども達との写真。

何年か前のお正月に、何気なく撮影した一枚です。


そこには、満面の笑顔で子ども達にお年玉を渡す、祖父の姿がありました。

私が子どものころにはあまり見た事のない、幸せそうな祖父の表情でした。


読書家で口数少なく、勉強家だった祖父


祖父はとても勉強熱心で、とにかく読書が大好きでした。

孫である私が遊びに行くと、最初は一緒におやつを食べながら皆の談笑に加わっているものの、いつも途中から席を外します。

そして、一人少し離れた場所に座り、本を読み始めるのがお決まりでした。


私の記憶の中で、祖母はとても明るく常に喋っているような人でしたが、反対に祖父は口数少なく真面目。

決して怖い存在ではなく優しい人だというのは分かっていましたが、とにかく寡黙な印象でした。

祖母が太陽だとすると、祖父はその様子を優しく見守る月のような存在。



そんな祖母が認知症になると、祖父は祖母が不自由なく過ごせるように、介護をしながら慣れない家事を担っていました。

そして最愛の祖母が亡くなった後は、一人でテレビを見たり読書をしたりしながら、静かに暮らしていた祖父。



そんな中、私は結婚して翌年娘を出産しました。

私が産まれたばかりの娘を初めて見せに行くと、あまり感情を出さない祖父がきらきらと瞳を輝かせ、愛おしそうに娘を抱きしめてくれたのです。

今までは見たこともないような表情と声で「いないないばぁ〜!!!」と娘をあやし、それはそれはとても可愛がってくれました。

そんな祖父の様子に、私も母も兄も目を見合わせて驚いたのを覚えています。



そんな懐かしい祖父の話に花をさかせつつ次の写真に目をやると、お年玉を受け取った後の子ども達を抱きしめる祖父の姿が。

優しく抱きしめられている後ろ姿の子ども達と、こちらを向いてくしゃくしゃな笑顔で笑っている祖父の顔がそこにはありました。


若い頃の寡黙だった祖父からは、想像できないような満面の笑顔。

続いて写真を見ていくと、とにかく幸せそうな祖父ばかり。



子ども達におどけた表情をして楽しい話をしてくれている顔。

逃げ回る子ども達をこしょばしている顔。

優しく抱きしめている顔。


もちろん子ども達も笑顔なのですが、祖父の心の底から幸せをかみしめているような笑顔に目を奪われました。


唯いるだけで人を幸せにする力があることを、ずっと忘れないでいて欲しいの画像1
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ぼくには幸せが隠れているの?


ふと、「ひいおじいちゃん、どうしてこんなに幸せそうかわかる〜?」と5歳の息子に聞いてみました。

「う~ん、なんでだろ。一緒に遊んで楽しいから?」とあまり理由が分からない様子。


「それもあるだろうけど、きっとあなた達のことが大好きだからだね。

おじいちゃん、ぎゅって抱きしめることができてとっても幸せだったんだろうね。

あなたたちがいてくれるだけで幸せなんだだろうね」と伝えました。


すると息子が「え?僕に幸せがあるの〜?僕には見えないから、幸せがいっぱい隠れてるってことなんだね!」と。

「自分の中に幸せがいっぱい隠れている」という表現が息子らしく、なんとも幸せな表現です。


まさにその通りだと思った私は、娘と息子に、こう伝えました。

「そうだね!幸せがいっぱいつまったあなたたちがここにいてくれるだけで、ママもパパもおじいちゃん、おばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんもみんな幸せなんだよ〜。絶対絶対覚えていてね。」



嬉しそうで、誇らしそうで、ちょっぴり恥ずかしそうな子ども達。



悲しいニュースや暗いニュースも多い昨今。

「自分は、唯いるだけで周囲を幸せにできるんだ」ということを、大きくなっても心の奥にずっと持ちつづけて欲しいと改めて思った出来事でした。





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ふくふく

小学年生の娘と、5歳の息子、夫との4人暮らしです。日常の小さな喜びを大切に、日々過ごしています(^^)
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