たくさんの保護者が一緒に活動するPTAの世界には、様々な人間模様が見え隠れする。
子どものためだから頑張ろう。
引き受けた以上は、できることを精一杯やろう。
でも……こんなにも進め方のスタンスが違うのはなぜだろう。
自分はこんなにやっているのに、どうしてあの人は……?
こうした“気持ちの駆け引き”は、ママ友付き合いの中でも避けては通れない。
ちょっと苦手な相手だったり、できれば最小限の付き合いにしたかったり、でも仲良くなると楽しいこともあったり。
こんな時に「ちょっとしんどい……」と思ってしまう理由は、「距離の取り方が分からないから」だったりする。
正解なんてないし、その時その時で変わっていくものだけど、「主役は自分ではなく、ここは子どもの世界なんだ」と思うことで割り切れることもあるかもしれない。
大変だったPTA活動がひと段落して、それなりの割り切り方と、それなりの達成感のようなものも得ることができた杏奈。
その頃、小学校の1年生の保護者の間では「ある噂」が広がっていて……?
「過去のお友達トラブル」とどう付き合う?“子どもの視点”に考えさせられること
学校の休み時間に、マコちゃんと校庭遊びをすることにした葵。そこで、以前トラブルになったレイナ...