小学校の保護者たち。
その共通点は「同じ学区に住んでいて、子どもが同じ小学校に通っている」ということだけだ。
基本的に共働き家庭が中心の保育園と、パート勤務や専業主婦家庭が多い幼稚園とでは、時間概念やライフスタイルが異なることも少なくない。
さらに、保育園も幼稚園もその園ごとのカラーがあり、特に「親の行事参加」に関しては、関わりの度合いが本当にさまざまだ。
それぞれのライフスタイルに合う環境で数年間を過ごした後、小学校という新たな世界に飛び込むと、物事の進め方のスタンスに周囲との“温度差”を感じることもある。
PTAは、それが顕著に現れる場のひとつだ。
どうしてこんなことに手間と時間をかけるのだろう。
どうして効率を考えないのだろう。
どうして同じタイミングで作業してくれないのだろう。
どうしてこういう方法で他人に“お願い”をするのだろう。
これまで身を置いてきた環境も違うし、家庭ごとの事情や考え方も違う。
そうした中でひとつのものを作り上げていく時は、スタンスの違いがどうしても見えてしまうものだ。
自分と違うやり方に出会った時、ふわっとわいてくる「違和感」の背景には、正しい/間違っているという尺度だけでは決してはかれない、それぞれの“正義”があるのかもしれない。
杏奈が中心となり、どうにか仕事と両立しながら進めてきた秋祭り。
いよいよ本番を迎えることになって……?
「足が痛い」という理由で学校を休ませていいものか…小学生の母として悩む朝
我が家には小学校4年生の男女の双子がいます。
ある日、朝起きると息子が「足が痛くて学校に行...