義母は決して面倒くさそうにするでもなく、小言を言うでもなく、いつも私たちを温かく迎えてくれました。
さらに、体調を理由に洗い物さえしない嫁の誕生日を覚えているばかりか、プレゼントと労いの言葉まで送ってくれたのです。
私はこの時、将来もし姑になったらこんな器の大きな人間になりたいと思いました。
そして産後はもちろん義実家に里帰りして、また甘えに甘えたのでした。
寂しいよ……子どもの頃、帰省時に感じたわだかまりが10年を経て溶けて
幼いころの夏、毎年恒例だった母の実家への帰省。
当時、帰省に大きなストレスを抱えて...