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おうちの食事は、子どもにとっての「自己肯定感があがる場」に。

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子どもの少食・偏食に悩むパパやママの心がラクになる本、『食べない子が変わる魔法の言葉』(山口健太著/辰巳出版)よりその一部をご紹介!

前回のご紹介から読みたい方はこちら。

声かけのステップ


実際の食卓における「声かけ」について、今日から使える「魔法の言葉」をお伝えしていきます。

まず、「食べない子」が「楽しく食べられる子」に変わるための5つのステップをおさらいしましょう!

ステップ1 知らない
ステップ2 知ってもらう
ステップ3 興味を持たせる
ステップ4 触れてもらう
ステップ5 食べてもらう


でしたね。はじめての食材や料理を食べてもらおうとして、いきなり「一口食べてみる?」と提案するのは、少しハードルが高いわけです。

また、こちらもおさらいですが、子どもにとってのステップは、

「苦手なものがある」
→「食卓に並んでいる」
→ 「パパママが食べている」
→ 「その食べ物について関心が出てくる」(これ、なんだろう?)
→ 「その食べ物についての情報を得る」(これって、そういう食べ物なんだ!)
→「食べ物について興味が湧く」(ちょっと気になるなぁ)
→「試しに匂いを嗅いでみる」
→「ペロッと味見をしてみる」
→ 「一口食べてみる」
→「自分用として食べる」


でしたね!

このスモールステップを念頭において「魔法の言葉」を実践していきましょう。


子どもの「自己肯定感」を意識する


大切な前提として、食卓を子どもにとっての「自己肯定感が上がる場」にするという意識が重要です。

自己肯定感というのは、「どんな自分でも価値があるという感覚」をさします。

子どもの自己肯定感が上がるためには、「無条件で受け入れられること」「無条件で高く評価してもらえること」が大切です。

逆に、「全然食べなくてダメじゃないか!」などと、否定的なことを言われる場合はもちろん、「好き嫌いをせずに食べて良い子だね!」など、"条件付き"で 評価される場合も、自己肯定感は下がります。

つまり食べられるか食べられないかで良い悪い、のジャッジをする必要はないのです。

それでは、その前提の上で「食べない子」が変わる「魔法の言葉」についてお伝えしていきますね!


魔法の言葉「○○って知ってる?」


これは食材に興味を持たせるために、とても有効な声かけです。

突然ですが、あなたは「ヒトデは食べられる」ことを知っていますか?

種類によりますが、一部の地方にお住まいの方以外は知らないのではないでしょうか。

そして今、「ヒトデは食べられる」と知ったあなたは、自然と「え、食べられるんだ!」「どんな味がするんだろう?」などと、少し興味を持ったのではないかと思います。

もしかしたら、「食べてみたい!」 まで進んだ、好奇心旺盛な方もいるかもしれません。

今、体験していただいたように、「○○って知ってる?」という言葉は、子ど もの好奇心をそそるとても有効な声かけです。

しかもシンプルで使いやすいのが良いところ!

既に子どもが知っている食材や料理でも、話題に出すことで興味を持つ可能性があります。

たとえば「お魚もちゃんと食べようね!」と言われるよりも「お魚を食べると、どうなるか知ってる?」と言われた方が、なんだか魚 に興味が湧きませんか?

また、「○○って知ってる?」は食卓だけではなく、ごはんの前や普段のちょっとした時間に、クイズのように子どもと楽しめる会話でもあります。

特に、はじめての食材や料理を出す前に、一度「○○って知ってる?」とコミュニケーションをしてから作ると、いつもより「興味が高い状態」で、その食材や料理が出てくることになります。

楽しく食べてくれる可能性も、当然上がりますね。

1日1分どころか、0秒から実践できるので、「○○って知ってる?」を意識的に増やしてみましょう!


魔法の言葉 「いつもと違う!」


先ほどの「○○って知ってる?」は、子どもが見たことのない食材や料理に対して使いやすい言葉ですが、次にご紹介するものは、よく見慣れている食材や料 理に対しての声かけです。

それが、「いつもと違う!」です。

たとえば、「このきゅうり、いつものよりもトゲトゲがいっぱいなんだよ!」「このぶどう、いつも食べているのよりも高級なんだよ!」「このお魚、いつもよりも新鮮なんだよ!」といった具合です。

もちろん、スモールステップを踏むことが大切なので、この声かけの後にすぐ食べてもらう必要はありません。

食べてもらう以前に、食材や料理に対してのポジティブな情報量を増やしておくことが大切なのです。

「本当にこれだけで興味を引き出せるの?」と思うかもしれませんが、あなた自身もきっと一度は、この手法を体験しているはずです。

たとえば居酒屋のメニューに「ポテトサラダ」と書かれているよりも「自家製ポテトサラダ」と書かれている方が食べたくなりませんか?

自家製という「いつもと違う!」と思わせる一言だけで、人はかなり興味を引かれるのです。

また、「このお味噌汁は、いつもと違うところが2つあります。分かるかな?」 というクイズ形式もオススメです。

毎日やる必要はありませんが、子どもは楽しいことが大好きなので、クイズにすると盛り上がりますよ!

大切だからこそ何度も言いますが、この時点で食べてくれる必要はありません。

こういったコミュニケーションを通して、食材や料理、そして食そのものに、興味を持たせることが大切なのです。

他にも、「お肉を食べると、筋肉が付いて、足が速くなるんだよ!」というように、食べた方が良い理由を、前向きな情報とともに伝えることも良い声かけです。

その時のポイントは「子どもの興味があることと食を結び付けること」です。


おうちの食事は、子どもにとっての「自己肯定感があがる場」に。の画像1
イラスト:こたきさえ

子どもは自分の感動体験を人に話すのが大好きです。 「いつもと違う!」を実体験として味わうことで、食へのモチベーションもグン!と上がるでしょう


運動が好きな子なら「足が速くなる」「ボールを遠くに投げられるようになる」 などが良いでしょう。

勉強が好きな子には「頭が良くなる」「集中力が上がる」 などが良いですね。

おしゃれに興味がある子には「キレイになる」「スタイルが 良くなる」などと言ってみると良いかもしれません。

我が子の興味があることを一番知っているお母さんだからこそ、その子に合った結び付けを思いつくはずです。


【秘儀!】認めて打ち消すコミュニケーション


「いつもと違う!」の応用、名付けて「認めて打ち消すコミュニケーション」をご紹介しましょう。

たとえば、トマトの食感が苦手な子のために、それを考慮した調理法で料理を作ったとします。

「トマトのどんなところが嫌い?」
「食感が気持ち悪い!」
「食感が気持ち悪いんだね(認める)。でも、このトマト料理は、食感が気持ち 悪くないように作ってみたよ(打ち消す)。感想を聞かせてね」


これが「認めて打ち消すコミュニケーション」です。

"苦手な食感ではない" という安心感を与えた上で、「感想を伝えるために食べてみようかな」という意欲を湧かせることができるかもしれません。

さまざまなシーンで活用できる手法なので、ぜひ覚えておいてくださいね。








子どもへの声かけを工夫することで、食べることへの興味がわいてくるとよいですよね。

書籍では他にも、「食べない子が変わる魔法の言葉」や、「給食を安心して食べらるようになるためのステップ」など、記事でご紹介しきれなかった子育てのヒントがもりだくさん。

お子さんの少食、偏食に悩むパパやママに、ぜひ読んでいただきたい1冊です。




(編集:コノビー編集部 大塚)


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