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子ども達が生きていく答えのない世界。新型ウイルスの経験で考えた向き合い方は

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答えのない世界で生きぬく力を子どもたちにつけるには……?と考えていたところに、新型ウイルス問題が起こりました。

新型ウイルス問題で、多様な価値観が浮き彫りに


2020年度から小学校では3年生から英語学習が始まり、技術の進歩は目覚ましく、子どもたちが大人になるころには今の職業もどこまで残っているか分からない現代。

「先の見えない、答えのない時代を生き抜く力を子ども達につけるには?」と、子育てをしながらいつも考えていました。


個人的には「考える力」が大切だと思っていたものの、日々の育児や仕事、家事に忙しいなか、どうやって子どもたちにその力を養っていくかは悩みどころ。


そんな中で起こった、未知のウイルスである新型ウイルス問題。

新型ゆえに分からないことばかりで、確定された情報が少ないため、さまざまな情報が出たり憶測が生まれました。


そのせいか、人々の反応もさまざま。

外出はどこまでするか、帰宅したら手洗いだけか着替えまでするか、スーパーで買ってきたものを消毒するかしないかなど……、人によって警戒するレベルや判断基準も異なります。

そのなかで「わが家はコレ」というルールを、自分なりに考えていかなければなりません。



小学生と園児がいるわが家では、最も悩んだのが休校や登園自粛でした。

休校や休校解除についても、「休校なんて困る。子どもは大丈夫なんでしょう」「休校による子どもの学業やストレスの方が心配」「まだ未知のウイルスだから分からないし、園や学校なんてすぐにうつるから心配」等々、意見はいろいろです。


わが家の場合は、親子ともに喘息やアレルギーなどの基礎疾患がある家庭。

これまで咳による息苦しさは経験していたので、外出自粛期間は念には念を入れて、気を付けて過ごしていました。


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親が試された!答えのない世界の難しさ


基礎疾患があると、学校再開に対しても不安は拭えません。

学校再開にあたって、小4の息子といろいろな話をしました。

長男自身は小さな頃から慎重な性格で、赤ちゃん時代でも、階段は段差の高さを確認しながら一歩一歩降りていたタイプ。


現在小4の長男は、今は日頃から噴火や地震などリスクのある事柄を調べては、仕組みを説明したり対策をとるよう話すほどで、新型ウイルスに対しても「学校は密だ」などと不安点を指摘します。

印象的だったのは、「大人はテレワークをしているのに、何で子どもは登校するの?」という指摘。

なるほどなと、感心しました。


慎重な一方で、小学生男子らしくヒマがあれば鼻をほじり、花粉症の時期は目をかくなど……「顔を触らないで」といっても無理だと実感。

私は普段から専門家の意見やニュースなど多くの情報を収集し、その中からわが家はコレと決めて動いてきたこともあり、今回もそうやって動こうと思っていました。

とはいえ新型ウイルスに関しては、何が明確な情報かの判断も難しく、分からないことだらけ……。


難しいのは、新型ウイルスにかかるリスクと、子どもたちの学びの機会や友人関係、学校や園の生活を天秤にかけること。

子育て家庭が新型ウイルスにかかったら、「誰が看病するの?」「誰がきょうだいを見るの?」「小さな子は本当に大丈夫なの?」「親自身は大丈夫なの?」など、さまざまな不安も出てきました。

一方で、学びや友人関係は子ども自身のことであり、学校や園では今、この年齢でしかできない体験もあり、親だけではどうにもできない面もあります。

さまざまな条件のなか、迷いに迷い、まさに答えのない問題だと感じました。


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迷いながらも出した答え


迷った結果、はじめは「何よりもまずは命が大切」と決めました。

命があって元気でさえいれば、あとから何とでも挽回できると考えたのです。

緊急事態宣言が開けてから学校や幼稚園も再開しましたが、まだ先行き不透明なため、最初の段階では登校登園は様子見をし、少し落ち着いてから登校することにしました。


ニュースを見ていると、新型ウイルスが収束するにはワクチンができてから、1~2年はかかるのではないかという声が多く見られます。

2年間は新型ウイルスに注意となると、「2年間ずっと自粛をするわけにはいかないね。あと2年したら、もう小6だね」などと長男と話をしました。

小さな頃からおうち大好きな長男ですが、「さすがに飽きてきた。そろそろ学校に行こうかな」という発言も出てくるようになったためです。


それならばタイミングを見て、自粛解除のときに登校したり、外での気分転換もして、不安になったら早めに自粛をするのが良いのではないかと話し合いました。


「迷うのは当たり前」と受け入れて


いざ「こうする」と決めても、周囲からさまざまな声が聞こえてくれば、迷うものです。

命が最優先と自粛をしていても、「いつまで休むの?」「いつか誰もがかかるものだよ」といわれると、悩むところもありました。


さまざまな意見に揺れる自分を、一歩離れて眺めながら、そもそも誰だって揺れるものだと気付きました。

どうやら考えるときに、「揺れることは、良くない事だ」と、私は思っていたようなのです。


さまざまな情報が飛び交う一方で、答えも正解もないのですから、揺れるのは当たり前。

そう受け入れてからは気持ちが楽になり、「揺れた後にどうするか」を大切にしようと思うようになりました。


悩んだり心が揺れると、感情が揺さぶられるので冷静さを欠いたり、視野が狭くなりがちです。

まずは「揺れている自分」を受け入れ、感情を落ち着け、冷静に。

そうして広い視野を持つことが、考えることのスタートです。


また悩む原因となるのが、「見栄をとるか、世間体をとるか、周りに合わせるか、くさいものにはフタをして楽観視するか」といった感情的な迷いでしょう。

それらに惑わされることなく、良い情報も悪い情報も目を通し、冷静に自分の頭で考え、自分なりの道を選ぶことが大切だと気付いたのです。


答えがないのですから、何を選択しても不安は残ります。

今回の件でも、何が正解かは分からないねと、長男と話しています。

「その時々に、今できることをするしかないね。最大限、気を付けられるだけは気を付けよう」と決めた長男は、自らお小遣いで除菌グッズを買うなどして、自分なりに気を付けています。

子どもたち自身も、何かを決めるときに迷ったり、ときには失敗したり、後悔することがあるのでしょう。


「そういえばお母さんもそうだったな。でも冷静に考えていたな」と、少しでも参考になればと、まずは自分がその姿を見せていこうと思っています。


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この記事を書いた人
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宮野茉莉子

ライター/コラムニスト。
3児(2010年生まれ男、2015年生まれ男、2017年生まれ女)の母。
哲学好きで、考える楽しさを親子ともに伝えることが目標です...

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