4月上旬、新型ウイルス感染拡大防止対策で、全国さまざまな行事ごとやイベントが中止になりました。
学校や幼稚園といった教育機関も休校になる中で、わが家の5歳、4歳、2歳の年子三姉妹が通う保育園も登園自粛に。
それと同時に、わが家では嵐のようなワンオペ自宅保育+テレワーク生活がはじまりました!
約2ヶ月間の間、自宅保育をしてみたことで、今まで以上に『保育園のありがたみ』を大きく実感することになったのです。
登園自粛生活がはじまった最初のころは、少しでも保育園での生活リズムを崩さないように過ごそうと奮闘しました。
しかし、わが家の保育園児は3人。
それぞれ園での過ごし方が異なります。
もうあまり昼寝が必要ない長女とまだまだお昼寝が必要な次女と三女、さらに次女と三女のお昼寝時間は異なります。
お昼寝をさせるために午前中はしっかりと体力を使う遊びが必要ですが、自宅の中では限界があります。
少しでもお昼寝の時間が遅れると、その後の一日のスケジュールが崩れるためどう上手くお昼寝に誘導するかが勝負。
イヤイヤ期絶頂期の三女をお布団に連れて行くのは、毎日一苦労でした。
なかなかお昼寝をしない子どもたちを前に、わたしもついイライラしてしまいがちでした。
そしてわたしにとって一番大変だったと感じた事が、朝昼晩と三食の食事の用意でした。
朝ご飯を食べ終え、洗い物など片付けなどを済ませると、間もなくすぐにお昼ご飯の準備の時間となります。
お昼ご飯を食べ終えてまた片づけて、下の子ふたりをお昼寝をさせると、ここで束の間のお仕事タイム。
子ども達がお昼寝から起きてくるとお菓子タイムを経て、5分に一回は勃発する喧嘩の仲裁の片手間にお仕事。
そんなこんなであっという間に気が付くと晩御飯の支度の時間となります。
常に頭の中では「次、何を作ろう?」に悩まされます。
保育園だと栄養士さんが考えた、栄養満点の給食を食べているので、それがない分、毎日の子ども達の栄養バランスも気になります。
買い物にもなかなか行けず、限られた食材で三食の献立を考えるのは至難のワザ。
何とか作った食事を「これ好きじゃない」と言われた日には泣きたくもなりました。
毎日慌ただしく過ぎるスケジュール、絶えない姉妹喧嘩、なかなか進まない仕事。
そんな日々にイライラが募りついつい子どもにキツく当たってしまうことも。
子ども自身も怒られたり姉妹に振り回されては我慢する、を繰り返すうちに、なんだか情緒不安定になっていきました。
長女は常にイライラしていてヒステリックに、三女はイヤイヤ期に拍車がかかって、次女は連日夜泣きをするようになりました。
そんな子ども達の様子を見て、自粛生活は子ども達にとっても大きなストレスとなっていると感じました。
仕事が思うように進まなくて怒ってしまったり、なかなか思いっきり子ども達の相手が出来ないことに、わたし自身も罪悪感を感じていました。
そして自粛期間が明けて、三姉妹たちも久しぶりに保育園へ登園できることに。
「もう少しで保育園がはじまるよ!」と子どもたちに伝えると、キラキラした目で「あと何回寝たら保育園に行ける?」と楽しみにしていました。
約2ヶ月ぶりの保育園、行くのを嫌がるかなと心配しましたが、お友達や先生に会えることが楽しみな様子の子ども達にホッとしました。
毎日思いっきり遊んだり、新しいことにチャレンジして、認めてもらうことができる保育園。
子ども達が、のびのび過ごすことのできる最高の環境だと改めて思いました。
保育園に再び通うようになって、情緒不安定だった子ども達の様子も、少しずつ以前のように戻りつつあります。
約2ヶ月という期間、親子で過ごしたことで改めて保育園の存在の大きさとありがたみに気づかされた自粛期間となりました。