愛しいわが子の、お肌トラブル…。落ち込む日々を、夫が照らす。＜第四回投稿コンテストNO.９２＞

私たち夫婦は18歳の時にお付き合いを始め、夫が就職した年の秋に結婚しました。

そして翌年の5月に、長女の妊娠が分かりました。

私は保育士をしていて、その年は1歳児クラスの担当でした。


悪阻で思うように動けないこと、おんぶは身体に負担が掛かるからと他の先生が変わってくれて、迷惑を掛けてしまうのがつらかったことから、園長先生に相談して1ヶ月後　（代わりの先生を見つけるため）に辞めさせてもらいました。

その後も脳貧血が起きて電気屋さんで倒れたり、体調が優れない妊娠期間でしたが、妊婦検診に行くたびエコーで可愛い我が子の姿が見られるのが嬉しかったです。


性別が分かると、夫と名前をあれがいい、これがいいと相談し合うのも楽しかったです。

そして予定日4日後の朝から陣痛が始まり、お昼頃に痛みが強くなって産院に行きました。

そして本格的な陣痛に耐えた3時間後の夜8時に、無事に産むことが出来ました。

あれだけつらかった陣痛でしたが

退院後、しばらく実家でお世話になり、その後自分たちの住むアパートでの生活が始まりました。

出産した産院に行き、薬をもらって塗りましたが良くならず…。

その後皮膚科に行っても良くならず…。

笑顔が減って、極力外出しなくなった私に休日、夫が「ちょっと出掛けたいところがあるんだ」と言いました。

出掛ける気分ではありませんでしたが、娘を車のチャイルドシートに乗せ、行き先が分からないまま出発しました。

そして30分くらい走って着いたところは…

久しぶりに来たジェラート屋さんの色とりどりなジェラートを見ていたら、気持ちが少し明るくなりました。

そしてジェラートを食べながら、夫と色々話しました。

夫は「医者に行ってきちんとケアしているから大丈夫だよ。痒がって可哀想だけど、もう少し肌が強くなれば良くなると思うし、もう少し様子を見て良くならなかったらまた他の医者に行こう。きっと良くなるから大丈夫だよ」と言いました。

夫は付き合った時から、悩みがあっても悲観的にならず、いつも前を見ていました。

夫の言葉通り、長女は6ヶ月になる頃から段々と肌の状態が良くなり、1歳になる頃には悩んでいたのが嘘みたいに良くなりました。

私は悩みが出来たり失敗するとクヨクヨするタイプなのですが、夫は悩みがあってもクヨクヨせずに、常に前を見ています。

その後も長女は股関節検診で異常が見つかったり、歯の反対咬合（噛み合わせが逆）が見つかったり、言葉のサ行が上手く言えずに言語トレーニングに通ったり、色々悩みがありましたが、ポジティブな夫に元気をもらい、支えてもらいました。

そしてその後、長男、次女が産まれ、夫は3人のパパになりました。

平日は仕事が忙しく、ワンオペ育児ですが

育児をしていると正解が分からない悩みが次から次へと出てきますが、疲れても笑顔で育児できているのは、常にポジティブな夫のおかげです。

私がクヨクヨしていると、変な顔をして笑わせてくれてありがとう！

そしてあの時、暗闇にいた私を明るいライトで照らして支えてくれありがとう！

（ライター：月野あさひ）