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公開 2020年06月02日  

大変すぎて断乳決意!でも…。今だけの特権、大切にしようと考えを変えたワケ

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もうすぐ2歳になるタイミングで、おっぱいが大好きすぎる娘の断乳を決意!意外とスムーズに成功しそうになったのですが…


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母乳への反応が全く違った兄妹


わが家には3歳の息子と、もうすぐ2歳になる娘がいます。


兄妹で性格の全く違う2人。

授乳に対しての反応もかなり違いました。



1人目の息子の時は母乳2:ミルク8の混合育児。

親族が母乳至上主義だったり、産院の方針が母乳育児推奨だったこともあり、「母乳で育てなくては!」と意気込んでいた私。



ですが現実は、思うように母乳が出ませんでした…。

赤ちゃんが、ちゃんと飲めていのるか気になって下を向きすぎたせいか、授乳の度に気分が悪くなったり、乳首が切れて出血したりと、色々と苦戦しました。


しかも産後半年で私が胃腸炎になり、強めの薬の服薬が必要になった関係で、断乳することに。



苦労したわりに、息子はあまり母乳に執着が無く、ミルクが大好きだったのでアッサリ卒乳。

なんとなく寂しい気持ちもありつつ、同時に「母乳をあげない正当な言い訳ができて良かった…」とホッとしたのを覚えています。



一方、下の娘。

一人目の時と違って母乳が大量に出た私は、ほぼ完母で娘を育てました。

娘はすっかりおっぱい大好きっ子に。

大人と同じようなものが食べられるようになった今でも、おっぱいを飲みたがります。


ミルクを作るのは時間もかかるし、節約になって良かったのですが、困ることも。

それは、ところかまわずおっぱいを飲みたがることです。


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まさかの保育園のお迎えで…

娘はかなり意思が強いタイプ。

一度「こうしたい!」と決めたら脇目も振らずに突き進む、猪突猛進型です。


そんな娘がひとたび「おっぱいが飲みたい!」というモードになると、もう何を言っても聞いてくれません。

私が家事をしていて「ちょっと待ってね」とお願いしても、おっぱいを目指してよじのぼってくる姿はさながらロッククライマーのよう。


授乳中は全ての作業が中断されてしまうので家事が進まないし、上の息子に呼ばれても動けないのでとても不便。

家でならまだいいんですが、困るのは家の外です。


友人の家や公園に遊びに行った時など、屋内・屋外に限らず、おっぱいが欲しくなったら服をめくり上げてきます。

一番気まずかったのは、保育園のお迎えの時。


ある日、上の息子が「まだ遊びたいー!」と逃げ回るのを、下の娘を抱っこしたまま追いかけていた私。

そこで担任の先生に話しかけられ立ち話をしている時にいきなり服をガバッ!


タンクトップを着ていたので、下着が丸見えという事態は避けられましたが、大慌てで元に戻した後もかなり気まずい空気が流れました…。



実は娘には、保育園に通う前は欲しがれば、いつでも母乳をあげていました。

ですが、保育園に通うようになってから、保育中は大好きなおっぱいが飲めない娘。

お兄ちゃんのせいでなかなか家に帰れず、我慢の限界を超えてしまったようです。


息子が遊びたがるせいでお迎えに時間がかかってしまうと、おっぱいを欲しがり、ぐずり始める娘。

娘の機嫌が悪いと、もともと嫌いなチャイルドシートにのせるのも一苦労なため、すんなり帰ろうとしない息子に対する苛立ちも倍に。



お迎えの度に叱られてしょんぼりした息子と機嫌の悪い娘の泣き声で、帰り道の車内の雰囲気は最悪…。


「これじゃダメだ!」と危機感を持ち、断乳を決意しました。


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断乳成功?その時、芽生えた意外な気持ち


その時、娘はあと2ヵ月で2歳というタイミング。

授乳をしていると「まだおっぱいあげてるの?」と言われることもあり、「そろそろ授乳やめようかな…」となんとなく断乳を意識していた私。

ちょうど春がきて気候も良くなる時期だったので、すぐに断乳を決行しました。


おっぱい飲みたい!という娘に、まずは「おっぱい無いよ、もうおっぱいおやすみよ〜」と話します。

それを聞き流して服をめくり上げてくる娘。

ですがそこには、断乳対策として、乳首を覆うように貼られたバンドエイドが…!


そこで娘は何かを察知したのか、「おっぱい、バイバイ…」と呟きました。

その後も服をまくり上げて確認しに来ては、「バイバイ、おっぱい、バイバイ」と。

何度も何度も、自分に言い聞かせるように繰り返す娘。


そのあまりに真剣な表情は、こちらが見ていて切なくなるほどでした。

その日の夜は、夜泣きしてもおっぱいを欲しがることはありませんでした。



きっと苦戦するだろうと予想していたのに、意外にもスムーズに断乳が成功しそうで驚きました。


ですが、次の日の夜。

娘が熱を出しました。


苦しそうにしながらおっぱいを欲しがって泣く姿に、つい決意が揺らぎ、断乳を急遽、中断。

授乳を再開することに。



2日ぶりのおっぱいに安心しきって、泣きながら吸い付く姿に、なんだか愛おしさがこみ上げてきました。

正直、授乳中は飲めない薬があったり、大好きなコーヒーを控えたりと様々な制限もあり、早く断乳して解放されたい!という気持ちもあったのは事実。

ですが、授乳中に改めて娘の顔を見た時、「これぞ今だけの、母親の特権…!!」と感じ、断乳に迷いが生じてしまいました。



授乳の思い出を、未来の自分へのプレゼントに


その後は引越しなどの環境の変化も重なり、ずるずると断乳できないまま2歳の誕生日を迎えそうです。

娘の授乳が続くことで、色々な不便もあります。


夜に何回も起こされたり、おっぱいをあげている間は動けないのでスケジュールが組みにくかったり。


母乳をあげていると栄養が取られてしまうのか、肌荒れしたり、歯が弱くなったり。

加齢のせいかもしれませんが、長男の時よりも疲れやすかったり、疲れが取れにくくなったように思います。


でも、それでも、こんなにベッタリ娘とくっつけるのはきっと、今だけ。


ふだんは自立心の強い娘が、授乳中はすべてを預けきってくれるのも、可愛くて仕方ありません。


あくまでも予想ですが、性格的に第二次反抗期がかなりキツそうな娘。


気が早いのですが、そんな反抗期でも、この授乳の思い出が、私を支えてくれそうな気がしています。




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※ この記事は2024年03月31日に再公開された記事です。

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