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自主休校を決意しながら感じた、正解がない「子育ての意思決定」の難しさ

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3月2日に始まった全国一斉休校。わが家はその1週間前から、自主休校&休園をしていました。悩みに悩んだ末に決めた自主休校。今回の件で、改めて「子育てにおける意思決定の難しさ」を痛感しました。

今の状況で通学&通園は難しいと判断


うちには、小4の長男、年長の次男、この春から保育園児の長女と、3人の子ども達がいます。

昨年度の3月2日に全国一斉休校が始まりましたが、その1週間前から、自主休校&休園をしていました。

ですが、その決断にいたるまでには、私自身、とても悩みました。


2月のわが家は、風邪のラッシュでした。

1週目は長男がインフルエンザA型に、2週目に次男がヒトメタニューモウイルス感染症になり、きょうだい間でうつしあい。

さらに3週目には、今度は原因の分からない咳の風邪で、長女がクループに。

2月は丸1ヶ月誰かしらが熱を出し、看病続きでした。


看病をしながら同時に注目していたのが、新型ウイルスのニュースです。

2月に咳の風邪を繰り返しているので、「ここで新型ウイルスになったら困る」と、とても不安になりました。

うちの子どもたちは風邪をひきやすく、喘息の子もおり、今回の風邪では自宅で吸入器を借りることに。

他にも、数多くの食物アレルギーをもっていたり、花粉症があったりもします。

今の状況で子どもたちを学校や幼稚園におくるのは、リスクが高いと思いました。


また、今回のような未知のウイルスにもしかかったら、どうなるのかという心配もありました。

家庭内感染のケースも数多く報告されている新型ウイルスですが、仮に誰かが感染したら、そのときの状況によっては、家族が離れ離れになってしまうかも知れません。

そんなことを想像しただけでも、胸がつぶれる想いです。


私自身にも、喘息があります。

もしかかったら、看病しながら、自分も体を休める……それがどれほど難しいかは、火を見るよりも明らかです。

昼間、熱のある子どもたちの機嫌は最悪だし、夜は眠れなかったり、何度も起きたりします。

熱せん妄体質の子もいるので、実際私にゆっくり休む時間はないでしょう。

考えれば考える程、難しいことで溢れていました。


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今しかできない経験を奪うツラさ


一方で、子どもたちは学校や幼稚園に行き、友達と遊びたいでしょう。

3月は、園や学校の行事も目白押しです。

3月生まれの次男は、お誕生会もありました。

卒業を祝う演奏会やお別れ遠足などの行事もあり、新年度にはクラス替え。

「子どもの気持ちを考えれば通わせてあげたい」という思いももちろんありました。

今しかできない経験を奪っていいものか、心が揺れました。


と同時に、長男は小学生ですから、休むとなれば、家庭で勉強をみることになります。

とはいえ、お兄ちゃん大好きの5歳と2歳に囲まれながら、毎日じっくり勉強……なんて、現実味のない絵空事のようにも思えます。


加えて私は、毎日自宅で仕事をしています。

長男が生まれてから在宅で仕事を続けているので、「子どもを見ながら仕事はできない」ということは、身をもって知っています。

パソコンの前に座れば、1分で「ママー抱っこ!」と末っ子が乗ってきますし、他にもなんだかんだと子どもたちに呼ばれるので、ほとんど仕事になりません。

そのため子どもが小さな頃は昼寝の間に仕事をし、昼寝が減り始める2歳以降は保育園に預けて、仕事を増やすようにしていました。

こんな状況で「1人で3人育児をしながら、家事、長男の勉強、普段通りに仕事なんて……できるの!?」と不安になったのも事実です。


このように、子ども達の大切な経験を奪ってしまうかもしれない状況と、自分や家庭の事情・現実との板ばさみで、ジレンマにおちいってしまいました。



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健康でさえあれば、いくらでも取り返しがつく


そんなこんなで散々悩みましたが、結局、「健康が一番」と最優先事項を決め、1週間前からの自主休校&休園を始めました。

健康でさえあれば、あとからいくらでも取り返しがつくからです。


こう考えるまで至ったのには、3年前の経験が大きく影響していると思います。

長男は小1だったこの年の6月、マイコプラズマ肺炎で入院し、学校を約3週間休んだことがあります。

初めての入院中は身体の心配ばかりでしたが、無事退院して自宅療養を始めると、今度は「今から友達ができるかな」「授業についていけるかな」と、新しい不安が。

ですが結局それは取り越し苦労で、長男はちゃんと友達もできたし、授業にも自宅や学校での学習でついていくことができました。


そのときに、「健康でさえいれば、後からいくらでも取り返しがつく。生きてさえいれば、何でもできる。健康が一番大切」だと心から悟ったのです。


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子育てで何度も訪れる、責任を取るのは子どもという難しさ


悩み抜きながら、改めて痛感したのが、子育て中に何度も訪れる「子どもに関することへの意思決定の難しさ」です。

「自分のこと」なら、何を選択したとしても、責任をとるのは自分です。

しかし子育ては、「親が考えて選択をし、責任をとるのは子ども」ということが少なくありません。

特に「健康」や「進路」に関して、同じように悩んだことは何十回とあります。


難しいのは、正解&答えがないことでしょう。

今回の件も、どこにも正解は無く、自分で答えを出さなければなりません。


4月からも自主休校と決めていましたが、始業式の翌日から、住んでいる地域では引き続き休校が決まりました。

家庭学習や、仕事をしながら子どもたちを見ることに関しては、ガッツが必要!と覚悟。

とはいえ「頑張り過ぎちゃいけない」ことは、今までの経験から心得ています。


子育ては「仕方がない」ことに溢れていますが、今回も「非常事態なのだから仕方がない」と、普段よりもテレビやゲームの制限を緩めています。

子ども自身も我慢をしたり、少なからずストレスを感じているでしょうから、家の中でくらいはそのストレスを減らしてあげたいという想いもあります。

そしてそれは、大人も同じこと。

親の私たちも普段よりも心身ともに負担が増え、また連日のニュースに、ストレスや不安を多く感じています。

だからこそ、そんな自分の状態を一歩離れて観察し、いつも以上に休む時間を作るように意識しています。

「休むこととリラックスは大切」ということも、育児を通して学んだことでした。


今後も今回のように悩みに悩むことは、必ずあるでしょう。

その時にもこれまでしてきた通り、じっくり自分の頭で考えて、優先順位を決めていきたいと思います。

今回の意思決定も、今後の糧になってくれるはずと信じています。



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この記事を書いた人
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宮野茉莉子

ライター/コラムニスト。
3児(2010年生まれ男、2015年生まれ男、2017年生まれ女)の母。
哲学好きで、考える楽しさを親子ともに伝えることが目標です...

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