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公開 2020年09月25日  

4歳児が大好きな絵本は?自分で読める“おもしろい”絵本を一挙紹介

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4歳児は大人のまねをして急に大人びたことをしたり、発言もドキッとすることを言ったりと、成長の速度が上がります。しかし、まだまだ幼いので、感情のコントロールがうまくいかずに周りと衝突することもあります。ここではたくさんの心の芽が育つように親子で読んで楽しめる本をご紹介していきます。主人公の気持ちになっていろいろな「気持ち」に気づくことができますよ。


4歳児におすすめの絵本とは

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4歳児はどんな絵本が好きなのでしょうか?

4歳は言葉をたくさん覚え、会話が楽しくなる時期です。

コミュニケーション能力が発達してくるのでお友達との関わりも深くなっていきます。

話の内容を理解していきますので、ストーリー性のある少し長めの絵本も読めるようになるでしょう。

子どもは絵本からたくさんのことを学んでいきます。また「なんで?」「どうして?」という質問が止まらなくなるほど知的好奇心が盛んです。

知育絵本で数やことばの勉強を始めると、吸収の速さに大人は驚くでしょう。

ユーモアもわかるようになる頃なので、“おもしろい”絵本もおすすめです。

親子で一緒に読んで笑ってしまうような絵本なら、コミュニケーションの良いきっかけになるでしょう。

まだじっとして聞いているのがむずかしい子には、仕掛けがある体験型の絵本がおすすめです。

なんでも知りたくなるお子さんには、テーマにあった絵本を探して知識を深めてあげましょう。


【親子で読んで楽しい】ぐりとぐら


絵本は子どもに読み聞かせをするため、子どもだけでなく大人も楽しめるものがたくさんあります。

子どもの時に読んでもらった思い出の絵本を親子一緒に読むと、なつかしい感情がよみがえるでしょう。

おすすめ絵本
「ぐりとぐら」

ふたごの野ねずみの「ぐり」と「ぐら」が登場する「ぐりとぐら」の絵本は、だれでも一度は目にしたことがあるのでは?もりのみんなと大きなホットケーキをつくったり、うみべで砂遊びをしたり。

長く親しまれている「ぐりとぐら」は、大人になってもわくわくさせてくれる絵本です。


ぐりとぐらシリーズはどれも子供が好きな絵本です。
その中で圧倒的に何度も読み直したのはこの絵本です。

いつも、最初のページにある、
「ぼくらの名前は、ぐりとぐら。」
と読み進めると子供と声をそろえ、
「この世で一番好きなことはぁ、お料理することぉ。食べることぉ。 ぐりぐら、ぐりぐら。」
と元気に読み上げます。

ぼく自身、子供のころ何度も母親から読んでもらった絵本です。
当初は今の絵本とは違い、色使いや絵が子供に受け入れてもらえるかどうか少し不安もありました。
でも今でも、
「今日はどの絵本読む?」
と聞くと、ぐりとぐらは常に候補にあがります。

文章量は、30ページ以内に納まりちょうどいい長さです。
2歳頃に購入しましたが、5歳になった今でも読み聞かせる本です。

【想像力がふくらむ】よるくま

4歳頃には周りへの配慮ができるようになり、コミュニケーション能力が発達していきます。

幼稚園や保育園のお友達付き合いも濃くなり、互いに気を使ったり、思いやりの気持ちがわいてきたりする頃でしょう。

今まではみんなと遊んでいても、それぞれが好き勝手遊ぶ傾向があったのではないでしょうか。

それが、相手の気持ちを考えながら遊んでいくようになるので、この時期は想像力をふくらませて主人公の気持ちになれる絵本を選んであげましょう。

主人公と自分を重ねることでさみしさ、葛藤と向き合うことができ、より精神的な成長が見えてきます。

また現実と絵本の世界を行き来することで独特な世界感が生まれて、大人もびっくりするような発想が生まれることもあるでしょう。

おすすめ絵本
「よるくま」

男な子の前にあらわれた真っ黒いくまの子。

お母さんがいなくなってしまって一緒に探すことに。

なかなか見つからないお母さん。

くまの子はたまらずに泣き出してしまいます。

くまの子のお母さんを一緒に探す男の子のやさしい気持ちが胸にしみる一冊。

夜のまちを冒険するファンタジーです。


「働くママが登場する絵本」という記事からよるくまの存在を知りました。
絵が可愛らしかったので購入したところ、息子のお気に入りの1冊に仲間入りしました。
毎晩5回は読みます(笑)
私自身働いているので少しでも「何故ママはお仕事をしているか」が子供に伝われば嬉しいです。

よるくまのクリスマスの本もあるようなので、クリスマス近くなったら購入します。

【わくわくドキドキの冒険の世界へ】バムとケロのそらのたび

想像力が膨らんだ4歳児は、物語の世界に入り込むことも楽しみ方の一つ。

主人公と一緒に冒険の旅に出て、「わくわく」「どきどき」の体験も味わいましょう。

旅の途中で起こるハプニングも「どうしたらいいかな?」など問いかけてみて、自分ならどうするかを話しながら読み進めていくのも、話が広がって楽しいですね。

昔ばなしの「桃太郎」や「一寸法師」など悪い鬼に立ち向かっていく絵本もおすすめ。

強い相手に立ち向かっていく勇気あふれる主人公の姿は、「できないことにも挑戦する!」という強い気持ちを育んでくれるでしょう。

おすすめ絵本
「バムとケロのそらのたび」

バムとケロは手作りの飛行機でおじいちゃんのおうちまで向かいますが、途中でたくさんの出来事が起こります。

果たして二人は無事にたどり着けるのでしょうか?

読み進めていくうちにストーリーに引き込まれて、夢中になってしまう絵本です。

冒険心をくすぐるお話は、お父さんが読み聞かせをするのにもおすすめです。


息子がこれ買ってきてと言うので与えました。
今回はバムが飛行機を操縦しますので、
シリーズでは最もハラハラしますが、
そこは大丈夫。

咬みつき巨大へびがいる海上も 
安心してドキドキを楽しめます。
そして、優しいお爺さんお婆さんちに無事到着。

海を越えるのは、
作者が帰国するイメージを投影しており、
優しいお爺さんお婆さんは、
お里帰りした時のご両親でしょうか。
夕食後は、定番のぐっすりお寝む。

本書は安心で安全で、笑みが零れる物語で
息子が絵本について思い出して話をするのは、
バムとケロの物語だけです。
2歳~5歳へのプレゼントとして
推薦できます。

【いろんな気持ちに出会える】ノンタン


4歳はいろいろな感情が芽生える反面、自分の気持ちをどう伝えたら良いのか葛藤する時期でもあります。

兄弟・姉妹がふえてお兄ちゃんやお姉ちゃんになる子は、年上としての自覚も芽生えるでしょう。

しかし甘えられないさみしさや、やきもちなどの気持ちをどう伝えたら良いのかわからないため、泣いてしまったり物にあたってしまったりしてしまうことも。

絵本の主人公が、似ている体験をしていたり、同じような気持ちを抱いていたりすることで、自分もどう行動をしたらよいのかがわかるかもしれません。

絵本の主人公がお手本になって、さまざまなことへの対処法が学べるでしょう。

おすすめの絵本
「ノンタン」

主人公のねこの「ノンタン」は、いつも元気で楽しいことが大好き。

たくさんのお友達がいますが、たまにいたずらをしたり、いじわるをしたりしてみんなを怒らせてしまうことも。

「ノンタン」がブランコを独り占めしたことで、みんなが怒ってだれも遊んでくれなくなってしまいます。

みんなと仲良く遊ぶにはどうしたらよいかを教えてくれる絵本です。


公園や幼稚園など子供が集まる場所ではブランコの奪い合いがよく起こります。懇々と諭してもなかなか・・・。うちの子に読ませてみたら、それ以降ブランコの交代がさっとできるようになりました。この本を読んでいないと思しき子でも、うちの子が楽しそうに10数えて交代すると、周りの子も同じように楽しそうに数を数えて交代して並びなおしたりしています。ノンタンシリーズのリズムの良さも素晴らしいですよね。うちの子たちも大好きです。

【好奇心を刺激する】おへそのひみつ


好奇心が旺盛な4歳児は「なんで?」「どうして?」のエンドレス。

いろんなことが興味のあるこの時期は、ユーモアたっぷりのおもしろ絵本で子どもの知りたい欲求を満たしてあげましょう!

おすすめ絵本
「おへそのひみつ」

おへそってどうしてあるの?どんな役割があるの?そんな「どうして?」に答えてくれます。

お母さんの中にいた時におへそがとっても大事な役割だったことやお母さんとつながっていたことを教えてくれます。

おへその秘密を知ること、おなかの中にいた時のことなどを話すきっかけにもなるすてきな絵本です。


学校の図書室にあるのに、自分の本が欲しい!とせがまれ購入しました。

小1の娘と一緒に読みました。

読み終わって、へその緒を見せてあげたので、大喜びしました。

ママのお腹にいた時のことが、とてもよくわかるお話です。

【読みながら大爆笑】えがないえほん


最近ではお話しだけでなく、変わった仕掛けがあるものがたくさんあります。

読み聞かせをじっと聞いていられない活発な子でも、体験型の絵本を通して集中力も身についていくかもしれません。

おすすめ絵本
「えがないえほん」

題名のとおり、絵が全くなく文字だけでつづられた絵本です。

これは絵本なの?と思ってしまいますが、読み進めるたびに感情があふれ出して心の底から笑えてきてしまう不思議な本です。

子どもはもちろん、読んでいる大人も大爆笑間違いなしの絵本です。

ユーモアを理解し始める4歳児から、一緒に楽しめるでしょう。


子供たちが何度も読んで!とせがむくらい面白いようです。
ちょっと下品?なオノマトペは、子供に受けますね。
いまは上の子が下の子に読んであげたりもしていて、二人でゲラゲラ笑っています。

たくさんの絵本からいろいろなことが学べる

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4歳の時期におすすめの絵本を紹介しました。

4歳になるといろいろな感情や言葉が発達をするとともに、親の言うことに反抗するようになってきます。

かんしゃくを起こして大声で泣き叫ぶこともしばしば。

「なんでこうなるの?」「うちの子は大丈夫かしら?」と不安になる親御さんもいることでしょう。

そんな時に絵本を開くと、子どもの気持ちが読み取れることがあるかもしれません。

子どもは成長とともに手も掛からなくなって、一人でなんでもできるようになっていきます。

絵本を読んでいる時間は子どもと共に過ごす大切な時間。

穏やかに楽しく過ごせるように絵本を読む時間を作ってあげられるといいですね。

お子さんの成長や気持ちに寄り添い、たくさんある絵本の中から最適だと思う一冊を選んであげてください。


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