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公開 2020年10月23日  

3歳児に人気の外遊びは?どんな種類があるの?おすすめの遊び方をチェック

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3歳児は「自分で」という自我の気持ちが芽生え、食事や排泄、身の回りの簡単な準備、片付けなどができるようになってくる時期です。運動機能の発達も大きく、外に出て体を動かして遊ぶことを好み、全身を使ってのびのびと遊びます。自分で準備をして積極的に外に出ようとする姿も見られます。この記事では、3歳児におすすめの外遊びや子どもへの関わり方について紹介します。


3歳ってどんな時期?

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3歳前後の子どもは、何に対しても「自分で」という気持ちが育ち、自我や自立が芽生えていく時期です。

上手くできなくて失敗したとしても、またやってみようと思えることが大切で、経験を繰り返し重ねていくことで成功へとつながっていきます。

言葉も一段と増え、文章で話すことができるようになります。

理解力もついてきて相手の話していることが理解できるため、友だちや大人との会話を楽しむ姿も見られます。

「なんで?」「どうして?」と様々なことに対して疑問を持ち尋ねるようになります。

子どもは、疑問に対する答えを聞きたいので、毎度答えるのは大変かもしれませんが、ごまかすことはせずにできるだけ丁寧に答えてあげるようにしましょう。

運動面で見てみると、歩く、走るという基本的な運動機能が発達し、体のバランスも安定します。

ルールを理解して遊ぶのはまだ難しいことがありますが、大人と一緒に遊ぶことで何となく簡単なルールが分かるようになります。

運動遊びの楽しさを感じ外で遊ぶのが大好きな3歳児。

天気の良い日には外に出て遊ばせてあげたいものの、どのような遊びが良いのかを悩む方も多いのではないでしょうか。

3歳児の発達に合ったおすすめの外遊びを紹介していきましょう。



季節を感じに散歩に出かけよう

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天気が良くて暖かい日には、散歩に出かけるのがおすすめです。

3歳児はある程度の距離を自分で歩くことができるため、手をつないで散歩にでかけましょう。

散歩は体力をつけていくことにつながります。

歩道の歩き方や信号の渡り方など、簡単な交通ルールを経験の積み重ねによって身に着けていくこともできます。

散歩に行くと、草花や風景などを見ることで、季節ごとの自然を肌で感じることができます。

季節がどのように変化しているのか大人が教えなくても、子どもは自分なりに感じ気付いていくことができるようになります。

散歩をしている時に、大人にとっては何気ないことでも子どもの目線で見ると新たな気づきがあり、発見の連続です。

気づきが興味や関心に変わり、「どうして?」と疑問を持った時に自分で調べてみようという気持ちになり知識を深めていくことができます。

無理のない距離から始め、慣れてきて歩くことを楽しむ姿が見られたら、少しずつ長い距離を歩くことができるように距離を設定していきましょう。

子どもが歩きやすいルートにするのがおすすめです。

親子でのコミュニケーションを図りながら、散歩を楽しんてくださいね。


泥遊びや水遊びでダイナミックな遊びを

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子どもは、汚れることを気にせずに遊べるダイナミックな遊びが大好き。

身近なところでは泥や水を使った遊びです。

泥や水を使った遊びは、手で触れてさまざまな感触を楽しむことができます。

子どもの中には、手や服が汚れることを嫌ったり、感触を嫌がったりする子も。

少しずつ慣れていけるように無理強いはせず、パパ・ママも一緒に遊んであげることで、遊びの楽しさを伝えていけると良いですね。



自分のイメージを基に遊びを展開していく砂場遊び

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泥や水と同じように、砂も遊び方によっては変化を楽しむことができる素材です。

失敗したり壊れてしまったりしても、繰り返し作り直すことができるのが砂場遊びの魅力です。

空き容器に砂を入れてままごとに見立てて遊ぶ、型抜きを使って型を作って遊ぶ、砂を積み上げて大きな山を作る、トンネルを作って電車遊びをするというように、砂場での遊び方は様々です。

公園のようにたくさんの子どもたちが遊ぶ砂場では難しいかもしれませんが、砂場に水を流し込むことで川やダムを作るのも面白いでしょう。

砂場は自分のイメージを遊びに反映させやすく、どんな形にでも展開させていくことができる場所です。

4〜5歳児になると自分なりにイメージを持って友だちと一緒に共有し遊ぶことができますが、3歳児は一人遊びや大人との遊びを楽しみます。

友だちへの興味や一緒に遊びたい気持ちが出てくる時期でもあり、一緒に遊ぶ姿、同じ空間でそれぞれの遊びをしている姿など関わり方も子どもによって異なります。

子どもが持つイメージを大切にしながら見守り、困っている時には遊びをさらに広げていけるように関わっていきましょう。


ごっこ遊びでなりきって楽しもう

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「ごっこ遊び」とは、おうちごっこでパパやママになりきる、お店やさんごっこで店員さんになりきる、というように何かになりきって遊ぶことです。

遊びの中で、「いってきます」「いってらっしゃい」、「ご飯はまだ?」「もうすぐできるよ」など友だちや大人とのやりとりを楽しめるようになります。

日々のパパやママの様子を観察し、料理や洗濯、掃除、仕事などを真似てみたり、スーパーのレジにいる店員さんの真似をしてみたりと、子ども自身が日常生活の中で体験してきたことを遊びに取り入れていきます。

また、テレビなどで見ている憧れのヒーローやお姫様などになりきって楽しむ姿も見られます。

子どもが自分のイメージを表現しながらなりきって遊ぶ姿はとても可愛いものです。

どのようなものに興味を持っているのか感じ取りながら、遊びを見守っていきましょう。



発達を理解し子どもの姿を認めることが大切

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子どもはどの年齢でも発達や性格に個人差があります。

興味を持つ対象や、得意なこと不得意なことなど子どもによって異なります。

子どもがどのくらい発達をしていて、今何に興味があるのかということを理解しましょう。

一人ひとりのペースで成長していることを理解し、興味を持たないから、できないからといって他の子と比べる必要はありません。

得意なことはさらに伸ばしていき、苦手なことに少しでも取り組めるように関わることが大切です。

子どもの成長を見守りながら、必要に合わせて適切な援助をしていきたいですね。




自分でしたいという意欲を大切にして関わろう

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何でも大人にやってもらっていた時期から、自分のことは自分でと少しずつ自立していく過程にいる3歳児。

自分でできることが増えていく姿、自分でやってみたいけどなかなか上手くいかない姿など、日々様々な姿を目にするでしょう。

できないかもしれないけどやってみよう、失敗したけどもう一回やってみようと前向きに考えることができることで、さらなる成長へとつながっていきます。

友だちに興味を示し関わろうとする一方で、自分の思い通りにいかなくて困ったりトラブルになってしまったりすることもあるかもしれません。

相手に対する感情をコントロールすることが難しく、泣いて怒ることもあるでしょう。

人との関わりを学んでいく時期でもあるので、子どもが困っている時に親が解決してあげるのではなく、どうすれば解決することができるのか道筋を立ててあげて、解決する方法を丁寧に伝えてあげることが大切です。

自立心が芽生えていく一方で、まだまだパパ・ママに甘えたい気持ちもあります。

「ちゃんと見ているからね」ということを伝えて優しく寄り添い、気持ちの変化を十分に受け止めてあげましょう。



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