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公開 2020年10月22日  

イヤイヤ期はいつまで?ひどいイヤイヤにイライラした時の接し方や対処法

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2歳前後から始まるイヤイヤ期。着替えもイヤ!ご飯を食べるのもイヤ!お出かけもイヤ!とされ、何事もスムーズに進まなくて困ってしまいますよね。一体この状態は、いつまで続くのだろう、と不安なお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか。この記事では、イヤイヤ期の子とどう向き合えばいいのかなど、接し方や対処法などをご紹介していきます。


なぜイヤイヤ期があるの?いつまで続くの?

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自我が芽生え、自分の意見を主張し始める時期が、イヤイヤ期です。

何をするにもイヤイヤされ、困り果てているパパ、ママも多いのでは。

しかも、毎日、何度もその状態が続くと、ストレスが積み重なってつらくもなりますよね。

なぜイヤイヤ期が来るの?いつまで続くの?と疑問を抱え、不安になるでしょう。

しかし、イヤイヤ期は、いつか終わる日が来ます。

成長するための必要な通過点であって、永遠に続くわけではありません。

この記事では、イヤイヤ期との上手な向き合い方をご紹介します。


イヤイヤ期ってなに?

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イヤイヤ期は、幼児期に迎える反抗期のことで、正式名称を「第一次反抗期」と言います。

第一次反抗期は、感情をコントロールする力や相手の気持ちを理解して、思いやる力を養っていく上で、必要な成長過程。

イヤイヤ期の期間は早い子だと1歳半くらいから始まり、だいたい3歳から4歳頃になると落ち着いてくると言われています。

終わる見通しがつくと、少しホッとしますね。

イヤイヤ期の真っ只中は頭を悩ませてしまいますが、心を育むための成長期間だと思って、前向きに接してみましょう。


親がイライラするのは仕方がないこと

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とはいえ、親はいつも余裕があるわけではないので、イヤイヤ期の子どもに対してイライラしてしまうこともあります。

ただし、イライラを子どもにぶつけてしまうのは避けたいところ。

感情的になっても、子どもはなぜ怒られているのか、なぜいけないことなのかを理解できません。

イライラししてしまったら、「今、子どもはいろんなことに反抗したい時期なんだ、仕方ない」と自分に言い聞かせて気持ちを鎮めます。

それでも辛くなるのなら、少しの間、家族に子どもを預けてリフレッシュしてみましょう。

子どもと物理的に距離を保つことで、心の余裕が生まれ、子どもの気持ちを受け止めやすくなります。

イライラするのは、子どもにちゃんと向き合おうとしている証拠です。

自信を持ってくださいね。


対処法 ①気持ちを受けとめる

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まずは、子どもに何をしたいのかを聞き、気持ちを受けとめてみましょう。

イヤイヤ!となっている時の子どもの気持ちは、言葉がうまく伝えられなくて、もどかしくて、混乱している状態なのかもしれません。

そこで、親が「〜したかったね」「そっか」など子どもの気持ちに共感や代弁をしてあげることで、心が整理できて、気持ちが落ち着きます。

もし、言葉が出てこなくてもどかしそうにしていたら、ぜひフォローしてあげましょう。

そして、だんだんと子どもの気持ちが落ち着いてきたら、抱きしめてあげるとよいでしょう。

子どもも親もホッとするはずです。

このやりとりを毎回繰り返し行うことで、この人は自分のことを見ていて、わかってくれる人なんだ、待っていてくれるのだと認識し、絆が深まっていきます。


対処法 ②やりたいことをやらせてあげる

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自我が芽生え、自分でやりたい!という挑戦したい気持ちが増えてきます。

できないことでも、自分で!となる場面も。その時は、子どもの挑戦したいことは、とことんやらせてあげましょう。

親としては自分がやった方が早いし、失敗することがわかっているので、ついつい手を出してしまいがち。

しかし、子どもは、自分でやってみたいのです。

とことんやって、自分の中で納得したいのです。

それなのに、そこで親が手伝ってしまうと、「挑戦する機会」を失ってしまい、かんしゃくを起こすことになってしまいます。

そういう時は、安全性を確認して大丈夫なら、そっと見守っておきましょう。

もし困っていたら、少しだけフォローするぐらいでいいでしょう。

人に迷惑がかかることや危ないことなら避けるべきですが、それ以外なら子どもにやらせてあげるのもありではないでしょうか。



対処法 ③気持ちの切り替え

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イヤイヤ期真っ只中のお子さんはかんしゃくを起こして、地べたに寝転ぶ、泣き叫ぶ、ものを投げるなど、手がつけられなくなることがあります。

イヤイヤ期のよくある光景として、道端やスーパーで、そんな状況になっている親子を見かけることもありますよね。

もし、自分の子どものイヤイヤが発動したら、しばらくそのままにして様子を見ましょう。

少し見守ったら別のことに気をそらし、気持ちの切り替えを図ります。

どんなにイヤイヤ言っても、実は子どもはそこまでこだわっている訳じゃない場合もあります。

親に対して、この状況に対して、意地になって反発したいだけになっているのかも。

「これはどう?」「あっちに何かあるよ」と提案したら、案外ころっと気持ちを切り替えて、落ち着くこともあるものです。

「見守る」ということもポイントで、落ち着けば自分と向き合ってくれるのだと学習し、気持ちのコントロールを身につけていきます。



対処法 ④親も余裕を持つ

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イヤイヤ期に入ったなと感じたら、おすすめしたい対策があります。

それは、親が時間に余裕をもって行動することです。

たとえば、出かける時は、いつもよりも30分くらい多くとって計画しましょう。

時間に余裕がなくなると、親もイライラしたくなります。

イライラは子どもにも伝わるものです。

うまくいくこともいかなくなって、悪循環に陥ってしまいます。

パパ、ママも大変ですが、できる範囲でいいので、時間の余裕をつくってみましょう。

気持ちの面でも、「子どもはイヤイヤするものだ」くらいに思っている方が、負担が少なくてすみます。

そうすると、イヤイヤしてできなくなっても、仕方がないと思えますよ。

また、ストレスが溜まったら、リフレッシュを心がけましょう。

深呼吸をするとか、好きな飲み物を飲むなどして、うまくストレスと付き合いましょう。

子どもの気持ちも大切ですが、パパ、ママの気持ちも大切ですよ。

イヤイヤ期は本当に頭を悩ませるもので、親としては精神的にも体力的にも削られてしまうものです。

対策をとって挑みましょう。


もし叱るなら、ここをポイントに!

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悪いことをしたときは、しっかり叱ることも大切です。

叱る場合は、次のことをポイントにしてください。

・感情的に怒鳴らない
・しかるときはささっとその場で
・甘えさせる
・たくさん褒めてあげる

前述のように、子どもに対して感情的になって怒るのは、避けたいところです。

子どもは、なぜ怒られたのかがわかりません。

冷静になるのが難しいこともあるかもしれませんが、ぜひ意識してください。

意識するだけでも全然違います。

そして叱る時は、その場ですぐ叱ります。

後から叱っても、何について叱られているかわからないためです。

叱る時間も、長くでは短くします。

長く叱っても、子どもの集中力が持ちません。

まだ言葉が理解し切れていないので、まずはダメだということを伝えるだけにしましょう。

叱った後は、精神的なケアを忘れずに。

まだまだ大人に甘えたい時期です。

ぎゅーと抱きしめてもいいですし、我慢できたことを大げさなくらいに褒めてあげてくださいね。


イヤイヤ期は周りにもサポートしてもらいましょう

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イヤイヤ期には、子どもがいろんなことに自己主張をしてきて、親にとっては理不尽に思えます。

そんな時は、親だけで抱え込まず、周りに相談しましょう。

イヤイヤ期は、周りの大人が苦労する時期です。

育児に対して、自信をなくす時もあるかもしれません。

その時は、どうか一人で抱え込まず、家族や相談できる友達、地域の支援センターなどにサポートしてもらいましょう。

きっと答えを見つけて、乗り越えることができるはずです。



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