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公開 2020年10月08日  

2歳児におすすめの屋内遊びは?雨の日などに家で遊ぶ方法も紹介

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2歳前後になると、大人から言われたことの意味をだいたい理解できるようになり、言語面で著しく成長します。会話が成り立つようになってくるので、コミュニケーションをとるのが楽しいでしょう。一方、何に対しても「なんで?」と疑問を持ったりイヤイヤが多くなったりと、関わり方が難しい時期でもあります。この記事では2歳児の発達の特徴や、年齢に合った屋内遊びを紹介します。


目次 2歳児は何でも自分でやりたがる
言葉を理解し、話せる言葉も増える
なりきって遊ぶ「ごっこ遊び」
「絵本」で親子のコミュニケーションを図ろう
「シール遊び」「お絵かき」で指先を使って楽しむ
おもちゃを何かに見立てて遊ぶ「見立て遊び」
遊びの中で子どもにどのように関わる?
成長過程を見守りながら子どもと楽しい時間を過ごそう

2歳児は何でも自分でやりたがる

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2歳前後の子どもは、「自分でやりたい」という自我の気持ちが芽生え、食事や靴の着脱、服の着替え、物の準備など何でも自分でやってみようとする時期です。

自分でやりたいのに、いざやってみると「できない」とうまくいかないこともあります。

大人が手伝ってあげた方が早くできると感じる時もあるでしょう。

だけどそこはぐっと我慢。

子どものやりたい気持ちを尊重して、できない悔しさや葛藤を受け止めてあげながら、時間をかけてでも取り組ませることが大切です。

危険なことを一人でしようとした場合には、なぜしてはいけないのかということを、危険性を交えながら子どもに分かりやすく説明してあげてください。

頑張って取り組んでいる時には、できるだけ手を貸さずに、側で応援しながらそっと見守り、自分でできた時にはたくさん誉めてあげましょう。

小さなことでも「できた」という成功体験の積み重ねが子どもの更なる意欲につながります。


言葉を理解し、話せる言葉も増える

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言語面の発達は個人差が大きく、「ワンワン」「ブーブー」などの1語文から「ワンワン、かわいいね」「ブーブー、おおきいね」など2語文を話し始める子や、なめらかに話せる子など子どもの姿は様々です。

2歳後半になると、「〇〇しよう?」という問いかけに「うん!しよう」など簡単な会話を楽しめる子も出てきます。

身近な大人との日々のコミュニケーションの中で、繰り返し聞いている言葉などを子どもは自然と覚えていきます。

うまく言葉に表せないでいる時には、大人が代わりに代弁してあげると良いですね。

理解力がついてきて、他の人が話している言葉の意味を分かる子も多く、「〇〇を持ってきてちょうだい」などのお願いにも言われた通りに行動できます。

説明をする際には分かりやすく伝えるように意識してみてください。

言葉をたくさん覚えて話すことを楽しんでいる姿がある時には、子どもの話をよく聞いて、さらに言葉の世界を広げていけるように関わっていきましょう。


なりきって遊ぶ「ごっこ遊び」

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戸外に出ることができない時など、屋内遊びで何ができるか悩む方も多いのではないでしょうか。

雨の日、家でゆっくりと過ごしたい時におすすめの屋内遊びを紹介します。

子どもは、日々の生活の中でママやパパといった、身近な大人の行動をよく観察しています。

身近な大人の行動を真似ることで、自分なりのイメージや世界を広げています。

2歳くらいになると、大人のことを真似た「ごっこ遊び」が始まり、男の子、女の子性別関係なく屋内遊びを楽しみます。

料理や掃除、子どものお世話など「大人のモノマネごっこ」や「おままごと」、スーパーなどよく行くお店の「お店やさんごっこ」というように、子ども自身の体験が遊びへとつながっていきます。

一人で自分の世界観の中で遊んでみたり、大人とのやりとりを楽しみながら遊んだりします。

例えば、お店屋さんごっこの際に「〇〇ひとつください」「〇〇は売っていますか?」など、子どものイメージを広げてあげられるような言葉がけをしながら、一緒に屋内遊びを楽しんでいきましょう。


「絵本」で親子のコミュニケーションを図ろう

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絵本の時間は、子どもにとって落ち着く時間であり、親と一緒に過ごせることで優しさや温もりを感じ、安心感を抱きます。

絵本は子どもの心を豊かにしていくもの。

毎日の繰り返しの中で、絵本に興味のなかった子でも少しずつ絵本に興味を示し始めるでしょう。

色々なことに興味がある2歳児には、その子が好みそうな絵本を選ぶことで少しの時間でも集中してみることができます。

絵本のストーリー通りに読む必要はありません。

例えば乗り物の絵本であれば、「パトカーだね」「大きいバスだね」など指差しをしながら簡単に読んでみてください。

絵本が好きで読んでもらいたい姿がある時には、何回でもたくさん読んであげましょう。

寝る前に必ず絵本を読む、というように習慣づけをしていくことで安心して入眠することができるようになるかもしれません。

屋内遊びの一つである絵本を通したコミュニケーションを大切にし、親子でゆっくりと過ごす時間を楽しみましょう。


「シール遊び」「お絵かき」で指先を使って楽しむ

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手や指先を器用に使えるようになり、お絵かきやシール貼りなど、屋内遊びの幅が広がっていきます。

お絵かきをする時には、子どもが持ちやすく書きやすいペンやクレヨンを選ぶのがおすすめです。

2歳の頃のお絵描きは、ぐるぐるとなぐり書きを楽しんでいるそうです。

大人から見て何か分からない絵でも、子どもにとっては意味があり、描けたということに喜びを感じます。

お絵かきに興味を持っている子にはたくさん描かせてあげましょう。

また、指先を使った遊びとしておすすめなのがシール貼りです。

ツルツル素材のシートを用意すると、貼ってはがしてということを繰り返しおこなうことができ、2歳児は集中して遊ぶことができます。

より指先が器用になってきた子には、折り紙を破いて、破いたものを画用紙などに貼って遊んだり、新聞紙をこまかく破きダイナミックに新聞紙で遊んだりするのも良いでしょう。

指先を使うという経験は、子どもの成長にとって大切なものです。

屋内遊びの中で経験していくことができるように取り入れていきましょう。


おもちゃを何かに見立てて遊ぶ「見立て遊び」

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見立て遊びとは、おもちゃを何かに見立てる遊びです。

例えば、積み木を重ねて家に見立てたり、ブロックをつなげて電車や線路に見立てたり。

遊び方や見立ては2歳の子どもの想像力を豊かに広げるのにおすすめの遊びです。

自分で見立てることが難しい場合には、大人が見立ての見本を作ってあげましょう。

屋内遊びとしてだけでなく戸外に出た時にも、葉っぱをお皿に、石や砂をごはんに見立てたおままごとをするなど、子どもと一緒にイメージを持って遊ぶことが大切です。

見立てがどのようなものなのかを理解すると、日常生活の中にある何気ないものでも見立てることができるようになり、遊びへとつながっていきます。


遊びの中で子どもにどのように関わる?

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「遊び」は子どもの生活の大半を占めている大切な時間です。

子どもは遊びを通して成長していくと考えられています。

2歳になると、様々なものに興味を示して、興味のあるものを遊びの中に取り入れていくことができるようになります。

最初は上手にできないことでも、繰り返していくにつれできるようになっていきます。

「なんで?」「どうして?」と疑問を持つようにもなります。

子どもに質問をされたら丁寧に答えてあげて、より多くの言葉や知識を増やしていけるように促してあげましょう。

屋内遊び、戸外遊びそれぞれにメリットがあります。

一つひとつの成功できたという実感が次なる成長へとつながっていくので、子どもの意欲や興味を広げていけるような関わりを意識していきたいですね。


成長過程を見守りながら子どもと楽しい時間を過ごそう

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2歳児は、理解力や思考力がついてきて、生活の中でできることも増え、心身の成長が著しい時期です。

「イヤイヤ期」ともいわれ、何に対しても嫌がる子どもの姿に戸惑い、どのように関わっていくのが良いのか悩む方も多いかと思います。

イヤイヤをするのは子どもの成長の表れですので、今だけとわりきって子どものイヤイヤに付き合ってあげましょう。

外に出ることができない時には、2歳児の発達に合った屋内遊びを楽しめるような環境を作ってあげてください。

大人もお子さんと一緒に遊んで、楽しい屋内遊びの時間を過ごしましょう。


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