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公開 2020年10月21日  

トイレトレーニングのやり方は?いつから始める?年齢別の進め方も

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おしっこやうんちの間隔が空いてきたら、そろそろトイレトレーニングの始め時かもしれません。この記事では、トイレトレーニングを始める時期や始め方、準備の方法や進め方などをご紹介します。トイレトレーニングをすすめるコツは、なんといってもあせらないこと。親子で楽しみながら、スムーズにトイレトレーニングを進めていきたいですね。


親子で楽しくトイレトレーニングを始めよう!

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オムツが外れるというのは、赤ちゃんから子どもに成長する段階で、とても大きな一歩です。

トイレトレーニングは、親子で協力して、楽しみながら一緒に進めていきましょう。

トイレトレーニングが成功するには、子どものやる気はもちろん必要です。

お友達が次々とオムツを卒業するようになると、子どもは、自分もやってみようという気持ちになるでしょう。

しかし、子どものやる気だけではなく、体の機能がじゅうぶんに発達していなければ成功しないのが、トイレトレーニングの難しいところ。

膀胱が成長して、おしっこをためることができるようになってからスタートした方が良いでしょう。


トイレトレーニングとは?

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トイレトレーニングとは、大人の助けを借りなくても、子どもが自分でトイレに行って排泄をするための練習のことです。

おしっこは、腎臓で作られた後に、膀胱にたまる仕組みになっています。

赤ちゃんの時には、膀胱が小さいため、たくさんのおしっこをためておくことができません。

トイレトレーニングには、「何歳にはじめるべき」という決まりはありません。

子どもによってそれぞれ、膀胱の成長具合や、尿意を感じることができるようになる時期が異なるからです。

オムツでおしっこやウンチをしたことを知らせてくれたり、オムツを替えてと言ってくるようなら、トイレトレーニングの始めどきかもしれません。

また、オムツが濡れる間隔が空くようになると、トイレトレーニングが進めやすいと言われています。


トイレトレーニングを2歳で始める場合

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トイレトレーニングを2歳で始める場合には、大人が子どもの排泄のタイミングを把握することが大切です。

早い時期にトイレトレーニングを始めたからといって、早くオムツが取れる子どもばかりではありません。

トイレでの排泄が成功する時期は、子どもによってそれぞれ違います。

1歳半くらいになると、おしっこが出るという感覚がわかるようになる子は、大人に教えてくれるようになる場合もあります。

言葉でのやりとりができるようになると、よりスムーズにトイレトレーニング を進めることができますね。

おしっこを膀胱にある程度ためることができるようになると、オムツがぬれる間隔が空いてくるでしょう。

自分の子どもの成長段階を把握して、トイレトレーニングを始める時期は慎重に決めてあげたいですね。



トイレトレーニングを3歳で始める場合

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3歳では、90パーセントの子どもが日中にオムツなしで過ごすことができるようになると言われています。

つまり、3歳でトイレトレーニングを始めると、スムーズに進めることができるかもしれないということですね。

また3歳になると、子どもとのコミュニケーションがさらにスムーズになります。

トイレトレーニングを進める上でもメリットだと言えるでしょう。

子どもがトイレでの排泄を嫌がるようなら、無理にトイレトレーニングを継続するのは良くないかもしれません。

その場合には、トイレトレーニングはいったん中止する方が良い場合もあるかもしれません。

子どものタイミングに合わせて、無理なくトイレトレーニングを進めてみましょう。

子どもがトイレで排泄することに興味を持つように、トイレは楽しいところだと伝える工夫をしたいですね。

また、オムツではなくトイレで排泄することを、子どもが理解できるようになることも必要です。

つまり、子どもの心と体、両方の発達がじゅうぶんにできることが、トイレトレーニングの成功の秘訣なのです。

大人があせって子どもを責めてしまっては、トイレトレーニングは進みにくくなってしまうでしょう。

子どものやる気を大切にしながら、大人はあたたかく見守っていくつもりで進めたいですね。



トイレトレーニングに必要なものは?

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トイレトレーニングを始める前に、まずは、トイレの環境をチェックすることから始めましょう。

照明が暗すぎる場合には明るいものに交換しましょう。

子どもにとってトイレが怖いというイメージにつながるものがあれば、あらかじめ片付けたいですね。

子どもの好きなキャラクターのポスターを貼ったりすることで、トイレは楽しくていきたいところ、と思えるような環境を作ってあげましょう。

小さな子どもは、大人用の便器だと、大きすぎてうまく座ることができません。

通常の便座に重ねて設置するタイプの、子ども用の補助便座を購入しましょう。

便座に足が届かず、自分で座ることができない場合があります。

自分で便座に座るための踏み台を準備しましょう。

トイレではなく、おまるでトイレトレーニングする場合もあるかもしれませんね。

おまるは、両足をしっかりと床に踏ん張ることができるので、ウンチのトイレトレーニングには良い場合もあるようですね。

おまるをする場合には、ウンチやおしっこをトイレに流した後に、おまるをきれいに洗って清潔に保つ必要があります。

掃除用の除菌スプレーなども準備しておきましょう。



おしっこが出そうなタイミングで、トイレに誘導してみよう

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トイレトレーニングをはじめたら、おしっこやウンチが出そうなタイミングでトイレに誘ってみましょう。

トイレへの誘導は、あまり回数が多いと、膀胱におしっこをためることが難しく、子どもが尿意を感じにくくなってしまいます。

朝起きてすぐ、お出かけ前、食事の前など、時間を決めてトイレに誘うようにすると成功しやすくなるでしょう。

毎回トイレで排泄をする必要はありません。

初めは、トイレに座る練習からでいいでしょう。

うまく座ることができたら、きちんとほめてあげたいですね。


自宅のトイレでなかなか排泄が成功しない場合には、環境を変えてあげることも良い刺激になるかもしれません。

外出先のデパートなどで可愛い子ども用トイレがあったら、誘ってみてもいいでしょう。

自宅とは違う環境だからこそ、かえって成功するかもしれませんよ。

大切なのは、子ども自身が、トイレでおしっこやウンチをするのは楽しいという認識を持つことです。

大人は無理強いせず、笑顔でトイレトレーニングを進めていきましょう。



トイレでの排泄が成功したら、しっかりほめてあげよう!

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トイレで排泄をするということは、子どもにとってはとても大きな成長です。

トイレでのおしっこやウンチが成功したら、大人は、大袈裟なくらい喜んで、たくさんほめてあげましょう。

トイレで排泄をすることはかっこいいことで、またやってみたいと子どもが思えば、トイレトレーニングは比較的スムーズに進むでしょう。

反対にやってはいけないのが、失敗した時に叱ることです。

何度かトイレでの排泄に成功しても、遊びに夢中になっているとトイレに行くことを忘れてしまい、失敗してしまうことも子どもにはよくあることです。

周りの同じくらいの年齢の子がトイレで排泄し始めると、大人は焦ってしまうかもしれません。

でもトイレトレーニングにあせりは禁物です。

失敗を叱ったり、できないことを責めたりすると、子どもはトイレは楽しくないところだと認識してしまうこともあるでしょう。



トイレトレーニングは、あせらず進めよう

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これまでオムツでしてきたおしっこやウンチを、自分でコントロールしてトイレで排泄するということは、子どもにとっては大きな成長です。

子どもの心と体が、トイレトレーニングにじゅうぶんな成長段階でなければ、スムーズに進めることが難しい場合もあるかもしれません。

大人は、周りの声に振り回されないように注意が必要ですね。

子どもにはそれぞれ、トイレで排泄できるようになるタイミングがあります。

トイレで排泄できるタイミングがいつなのか、親子で一緒に探すつもりでトレーニングを進めてみましょう。

トイレトレーニングは、何度も失敗しながら進んでいくものです。

大人はあせらず、子どもの様子をしっかりと観察してください。

トイレでの排泄が難しいようであれば、いったんトレーニングを中止することも視野に入れてみましょう。

成功した時には大袈裟なくらいほめて、親子でのんびり、楽しくトイレトレーニングを進めていきたいですね。



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