長男が5歳の頃、近所の学習塾に入塾し、国語と算数を習うようになりました。
宿題が多いことで有名な塾でしたが、家でゲームばかりするより断然いいだろうと思い、本人にろくに説明もしないままに通うようになったのです。
「もう塾をやめたい」と言われても猛反対!
体の弱い長男に「なにか」を与えたかった私は、入院中の病床にも宿題を持っていきました。
そのせいもあり、小学校入学時には2年生までの国語算数が完了していたのです。
体が弱く、運動を制限されていた長男に何か一つでも得意になって欲しい。
塾通いを始めたものの子どもからは「辞めたい」と言われ…。
その後、小学校の先生から言われた言葉に衝撃をうけました。
せっかく頑張ってきたんやし、
ここでやめると後悔することになるかもしれへん。
親の私は、そんな考えから抜け出せずにいました。
でも…
3歳からピアノ、8歳からそろばんを習っていた次女。
母はピアノの練習をしない様子にやきもき。
しかし、そろばんに向かう次女の言葉を聞いて、大事なことを思い出しました。
まず特筆すべきが、習い事の月謝そのものが安いということ。
楽器を使う習い事やプライベートレッスンは別なのですが、基本的には年間100ユーロちょっと(約12,400円)ということが多く、毎月1,000円ちょっとという我が目を疑うほどの安さです。
仮に習い事を1つだけするのであれば、このチケットを使えば月額500円ほどで習えるということになります。
「慈善事業やん… 」とツッコミたくなるほどの安さです。
日曜の午後に、大学生のお兄さんたちと遊ぶボーイスカウトのような活動があるのですが、これは無料。
別途購入が必要なユニフォームも、他の人からお下がりをもらうこともできるので、経済的な負担を理由に参加を迷うということはあまりありません。
子どもたちは、まさに「行きたいかどうかの気分」で参加を決めることができるのです。
ベルギーは少子化対策に力を入れており、習い事のハードルが低い!
しかし、手厚いがゆえに親には意外な苦労もあったそうです。
「習い事を楽しく続けてほしい」と、サポートしたつもりが裏目に出てしまい…。
親子の距離感が参考になるエピソードです。
子どもに多くの経験をさせてあげたいけど、なかなか難しい…。
「こんなシステムがあったらいいのに…!」という夢の習い事システムを考案!
「習い事の方向性」ひとつでも、親子の会話やコミュニケーションが大事になってくるのかもしれませんね。
習い事を通じて、子どもたちの生活が彩り豊かになりますように。
(編集:コノビー編集部 大塚)