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「夫婦は他人。理解し合うためにケンカする」ぶつかって築いた家族の絆

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4歳の息子さんを子育て中の森三中・大島美幸さん。夫・鈴木おさむさんとは子育て方針をめぐってケンカになることも多いようですが、ぶつかり合うことで何でも話せる関係を築いてきたそうです。インタビュー後編をお届けします。

思いがけない息子の言葉にドキッ


―― 普段息子さんとはどんなお話をしていますか?

1年くらい前からだいぶおしゃべりが上手になってきました。

毎日寝る前には「今日はこんなことがあったよ」「こんなことをして遊んだよ」と、保育園での出来事を話してくれます。


私からは必ず「お父さんとお母さんのところに来てくれてありがとう」という言葉を伝えていますね。

最近は息子に「また?」って言われてしまうのですが。

「言いたいんだから仕方ないじゃない。これは言わせてよ」って。



―― 愛情をしっかり伝えているんですね。

言葉で伝えるだけでなく、何かあったら「おいで、ギューッとしてあげるよ」と抱っこして、普段からできるだけコミュニケーションを取るようにしています。

夫も、息子と遊びながらコチョコチョくすぐるなど、親子のスキンシップは多い方かもしれません。

一方、言葉でしっかり意思疎通ができるようになるにつれて新しい発見も。

ときどき「そんなこと考えていたんだ」と、ドキッとすることもあります。



―― たとえばどんなことですか?

寝る前にいつも「ママ死なないでね」と言うんです。

「僕が保育園に行っている間に死なないでね」って。


実は少し前に夫のお父さんが亡くなって、息子も葬儀に参列したんです。

「人が亡くなるとこうやってみんなで送り出すんだ」ということをそのとき初めて知って、それから「ママ死なないでね」と言うようになりました。


一度、「ママは何で死んじゃうと思うの?」と聞いたことがあるんです。

そうしたら「病気」って。事故とかではないんですね。

なので、「じゃあ病気にならないように、もっと健康に気をつけて生きるね」と。

最近は毎晩そんなやりとりをしています。


「夫婦は他人。理解し合うためにケンカする」ぶつかって築いた家族の絆の画像1


―― 保育園の送迎などは、ご主人と分担されているんですか?

レギュラーの仕事が週に2日ほどあるので、そのときは夫に保育園に送ってもらっています。

お迎えはほとんど私ですが、仕事で遅くなるときは夫に頼んでいます。

夫も都合があるので、できるだけ早めに予定を伝えるようにしていますね。

時間がないからケンカも手短に⁉


―― ご夫婦ともにお忙しいと思いますが、コミュニケーションはどのように?

我が家は夫も仕事が忙しくて、なかなか家族みんなで夜ご飯を食べることができません。

その分、朝は必ず3人揃って食卓を囲むようにしているので、夫と話をするのも朝食のときが多いですね。


でも、夫も寝起きでボーッとしていて、連絡事項を伝えても後で「言った・言わない」になりがちです。

なので、必要なことは箇条書きにしてメールで送るなど工夫をしています。

朝食の時間だけで話が終わらないときは、歯磨きをしながら話の続きをすることもありますね。


―― 朝食の支度は大島さんが?

そうです。

夫は仕事柄どうしても生活が不規則になりがちなので、せめて朝ごはんくらいは栄養バランスの良いものを食べてもらいたいと思って、時間をかけておかずも何品か作っています。

保育園の時間もあってバタバタですが、外食が多い夫が手料理を食べるタイミングは朝しかないので。


朝食が豪華な分、夕食は軽め。

食生活のバランスはバッチリなはずなんですが、私も夫もなかなか痩せません。おかしいですね(笑)。



―― 夫婦で意見が食い違ったときはどうしていますか?

そういうときは、「私はこう思っている」ということを正直に話して、ケンカですよ。

夫婦とはいえ他人なので、やっぱりお互い思っていることは違います。

血がつながっている親子だって、きっとそうですよね。

それは、言葉に出して言わなければ相手に伝わらないと思うんです。

だからケンカもコミュニケーションの一つだと思って、言いたいことを言うようにしています。

時間がないので、手短にケンカするようにしていますが(笑)。


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でも、ときどき不満をため込んでしまうことがあって。

夫が言うには、私は1年に1回くらいボーンと爆発するらしいです。

できるだけ小出しにして、言いたいことはその都度言うようにしたいと思っているのですが、なかなか難しいですね。


―― 子育てのことでケンカになることも?

「4歳までチョコレートはダメ」と決めていたのに、夫がこっそり息子にチョコをあげてしまったことがありました。

3歳くらいのときでしたけど、案の定、息子はチョコ大好きになってしまって。

「何度も言ったのに!」「聞いてないよ」と、もう大ゲンカですよ。

最近も、息子と2人で買い物に行ったら、「このお店に来るといつもガムを食べられるんだ」って言うんです。

「えっ!? ガム!?」とビックリして話を聞いたら、「とうと(お父さん)がいつも買ってくれる」って。

チョコレート菓子を一箱丸々食べた、って教えてくれたこともありました。

誰にもらったの? と聞いたら、やっぱり「とうと」と。

夫は「ママには内緒だよ」と言っているようですが、全部息子が教えてくれるので無駄なんですよね。

「虫歯になるからお菓子はあげすぎないで!」と、毎回ケンカになります。


子どもが2人いるような感じ


―― ご主人は息子さんに甘いのかもしれませんね。

そうなんです。だからどうしても私が厳しくなってしまいますね。

昔はおもちゃもすごくたくさん買ってきていたんです。

息子が好きなキャラクターのおもちゃがどんどん増えて、収拾がつかなくなってしまって。

そのときはさすがに「欲しがるからって何でも与えるのは良くないよ」と話をして、誕生日やクリスマスなど特別なときにだけおもちゃを買うようにしました。


もともと夫は何でも多めに買うクセがあるんです。

同じペンを30本も買い溜めたり。

「こんなに使わないでしょう」と言ったら、「なくしちゃうから」って。

なくさなければいいじゃん! と思うんですけどね。


―― 確かに、それは少し困りますね(笑)。

この間は息子と2人で出かけて、大きなぬいぐるみを3つも買って帰ってきました。

「かわいいでしょう」ってニコニコしているんですけど、私にしたら「そんな大きいぬいぐるみ、どこに置くの!?」と。


ぬいぐるみで、ソファーが半分埋まってしまうんですよ。

置き場所が無限にあるわけではないので、「1つ新しいぬいぐるみを買ったら、今持っている中から1つを誰かにあげなければいけないよ」と、息子にも話をしようと思っています。


何だか子どもが2人いるような感じですね。

夫婦でもお互い感覚が全然違うから、きちんと話さないと分からない。

私はいろいろ細かいことが気になるけれど、夫は「子どもと同じ目線で楽しいことを共有したい」というタイプなのかもしれません。


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―― ご主人と息子さんが2人で出かけることも多いですか?

釣りに行ったり買い物に行ったり、いろいろなところに2人で出かけています。

水族館などに遊びに行くこともありますし、夫の実家にも2人で泊まりに行っていますね。


今度また私が長期のロケで留守にするのですが、夫が1人だけで息子を見る予定なんです。

これまではいつも母に手伝ってもらっていたので、夫と息子が2人きりで何日も過ごすのは初めて。

夫は料理はできるのですが、ほかの家事は普段私がやっているので「洗濯とかできるのかな」「お皿を割ったりしないかな」と今からドキドキしています。

きっと良い経験になると思いますが……でも、心配でロケ先から何度も電話をしてしまいそうです。

※インタビューは2020年2月上旬に行ったものです


夫の1年の育休が家族の絆を強くした


―― 息子さんが生まれたとき、ご主人は育休を取ったんですよね。

1年間の育休を取ってくれました。

当時は小さいことでイライラしてしまうときもあったけれど、今思い返すとやっぱりすごくありがたかったです。

食事の支度など家事も頑張ってやってくれたおかげで、息子としっかり向き合うことができました。


夫は「今親子の仲が良いのは育休があったからだ」と言っていますが、本当にそうかもしれません。

4歳になった今も、息子はお父さんのことが大好きですから。


―― ご主人の育休は、きっと息子さんにとってもプラスだったんでしょうね。

たとえば家族で出かけて、途中で夫が仕事に行かなければいけないときに「もっと3人で一緒にいたい」って息子が泣くんですよ。

「お父さんもお母さんも同じくらい大好き」という感じなので、それはやっぱり育休中に親子の時間を大切にできたおかげかな、と思っています。


育休中、夫は、おっぱいが出ないことがすごくくやしかったみたいです。

「俺も乳さえ出れば、もっといろんなことができるのに」「出ないかなぁ」って、ずっと言っていました(笑)。

確かに、おっぱいがあれば息子が泣いたときにすぐ飲ませられるし、寝かしつけも添い乳でしたから。

そこは残念ながら、私の方が有利でしたね。


―― 先輩ママである相方の村上さんから子育てのアドバイスをもらうこともありましたか?

バウンサーというものを初めて見たのは村上の家でした。

赤ちゃんを寝かせて、家事をしながらバウンサーを足で揺らしているのを見て、「何これ、カッコイイ!」と思って。


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早速私も買って、同じようにやってみました。

書き物をしながら、足でバウンサーを揺らしてみたりして。

手と足が全く違う動きなのですが、「できるもんだな」と。

出産するまで育児グッズのことは何も知らなかったので、いろいろ教えてもらって勉強になります。


笑っててくれればそれでいい


―― 子育てをする上で大切にしていることは?

息子の名前は笑福(えふ)。

「笑う」に「福」なので、やっぱりいつも笑っていてほしいな、と思います。


息子にも「泣いている時間より笑っている時間が多い方がいいよね」と、よく話をするんです。

だから、本人がやりたいこと、好きなことをやって、楽しく笑顔で毎日を過ごしてもらいたいですね。

たくさん習い事をさせたいとか、勉強ができるようになってほしいとか、そういう望みはあまりありません。

今を楽しんでくれたらいいかな、と。


そういう意味では、我が家の子育ては少しのんびりかもしれませんね。


―― 息子さんは今どんなことが好きですか?

仮面ライダーにハマって、ヒーローになりきっています。

隙あらばすぐに変身して、見えない敵と戦っていますね。


夜寝るときも、枕元におもちゃの剣を置いているんですよ。

「なんで剣を置くの?」と聞いたら、「夜に敵が来たときに倒せるから」と。

寝込みを襲うなんて、相当悪い敵だな!(笑)。


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変身アイテムなどのおもちゃも、できるだけキレイに使ってほしいのに、外に持って行きたがるんです。

なぜかというと、本物の仮面ライダーはいつも外で戦っているから。

土がついちゃって大変です。


「寒いから上着を着なさい」と言っても「仮面ライダーはジャンパー着てないからイヤだ」と。

確かに仮面ライダーは薄着ですよね。

でも、中にめっちゃ着込んでると思うんですけどね…

そんなことは息子に言えないので「分かった、風邪引いても知らないよ」と。


最近はいつもそんな感じです。


―― 何だかとても楽しそうです。

家族にとって、家は安心して落ち着ける空間であってほしいんです。

そのためにも、親子で何でも話せる関係性を築いていきたいな、と思います。

将来息子が成長するにつれて、家の外で大変なことや、緊張することも増えていくはず。

でもそんなときも、家に帰ってきたらホッとするような、そういう家庭をつくっていきたいですね。



プロフィール
大島美幸

1980年生まれ、栃木県出身。吉本興業所属。お笑いトリオ・森三中のボケ担当。1998年に黒沢かずこ、村上知子と森三中を結成。2002年に放送作家の鈴木おさむさんと結婚し、2015年に長男の笑福(えふ)くんを出産。芸人としての活動のほか、森三中として多数の映画にも出演。現在はテレビのバラエティ番組を中心に活躍中。

衣装協力:キャンディキャンディ

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Conobieスペシャルインタビュー

コノビー世代が気になるあの人に、子育てや日々の思いなどをインタビューするスペシャル企画です。...

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