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公開 2020年07月06日  

兄弟いっしょの習い事ならラクかも♪と思ったら大間違いだった実体験

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2歳違いの兄弟が一緒に地元の強豪サッカーチームに入団。長男は7歳、次男は5歳のとき。10年経った今も、サッカーを続けています。しかし、兄弟でサッカーを習った結果、大変なことも!我が家に起きた事件簿、ご紹介します♪


最初は同志、後にライバル


サッカーを始めたきっかけは、近所の中学生の男の子がサッカーの練習を毎日近くのグラウンドでしているのを見ていて、長男も次男もサッカーをしたいと言い出したことでした。

子どもからしたいと言ったことは何でも挑戦させたいと思っていたわたしは、近くのグラウンドで練習をしているサッカーチームの体験に連れていきました。

知らない子ばかりの中にすっと入っていったけど、まわりの子との差は歴然!

戸惑いながらも、一生懸命最後まで練習に参加した長男。

一方、すぐに誰とでも仲良くなり、ボールを追いかける次男。

とても楽しそうにサッカーをしていた息子たちは2人仲良く、入団したいと言うため、特に深く考えず入団届を提出しました。

入団後、練習のない日は兄弟そろってグラウンドでボールを蹴る日々が続き、2人が練習する姿を見ている時間が私の癒しの時間でもありました。

しかし、その4年後、我が家に予想外の事件が起こりました!

長男は5年生、次男は3年生。

何も知らずに入った強豪チーム。

同学年でのスタメン争いも激しくなってきました。

そんな状況の中、長男も必死に練習し試合に出ていましたが、次男が学年を超えて長男と同じ試合のメンバーに登録されました。

それからというもの、長男は兄のプライドをかけ、次男は試合に出たい!とお互いにライバル視するように。

あれだけ一緒に仲良くサッカーをしていたのに、サッカーが原因で兄弟ゲンカが頻発するようになり、親は2人のメンタル面をうまくサポートする日々が続きました。

長男、次男、それぞれひとりになる時間を作り、思いや何にイライラするのか話を聞きました。

この時、「兄弟とはいえ、同じではない」。

親として、どのように接したらよいのか真剣に考えさせられました。

その後、息子たちと「誰のために、何のために」サッカーをしているのか何度も話し合った結果、息子たちは「自分のために。サッカーが好きだから」とサッカーを習い始めた頃を思い出したようです。

ただサッカーが好きだからという気持ちを思い出すまでに半年かかりましたが、息子たちはお互いを認め合える関係になりました。


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離婚&スパイク問題


高学年になると、足のサイズはどんどん大きくなり、気づけば大人サイズになっていました。

一見どれも同じようなデザインのスパイクですが、車のようにランクがあります。

息子たちは、スパイクに詳しくなり、ほしいスパイクは次第に高額なものになっていきました。

まわりのお友達が高いスパイクを履き始めると自分たちも、高いスパイクを欲しがるように。

さらに、遠征費や試合の送迎のガソリン代、ユニフォーム代など出費がふえて、我が家の家計は大ピンチ!

そんな時、さらに大きな出来事が起こります。

それは、「離婚」です。

シングルマザーとなり、お財布事情は激変。

それまでは高額なスパイクでもすぐに「ほしい!」と言っていた息子たちでしたが、離婚後は私に遠慮しているかのように誕生日やクリスマスのプレゼントのときにだけスパイクがほしいとねだるようになりました。

合宿代などにお金がかかっていることを息子たちは察してくれていたようです。

サッカーにかかる費用と離婚が重なり、入団した時にはわたしや息子も全く予想していなかった大きな苦難が待ち受けていました。


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土日もフル稼働!365日休みなし


平日、土日を含め週6日、サッカーの練習・試合があるチームに所属した息子たち。

「息子たちのサポートはもちろん全力で行います!」とステキな母親でいたいのですが、実際は…。

仕事・家事・サッカーの送迎に追われ「365日、休みなし!」の状態です。

何よりわたしを悩ませたのは洗濯です。

人工芝で練習や試合があった日は、ユニフォームの汚れはそれほど目立ちません。

しかし、人工芝には「チップ」といわれる黒いウレタンのような細かな粒が撒かれており、これがスパイクに入り込んだり、ソックスについたりしてしまいます。

部屋のいたるところに黒いチップが…。

それも私にとっては予想外。

毎日数回、「洗濯・干す・たたむ・片づける」を繰り返す日々が待ち受けていました。


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予想外の苦難によって得られたもの


気軽に始めたサッカーですが、気づけばもう10年が経ちました。

入団後、離婚を含めいくつもの予想外の苦難に頭を抱える日々もありました。

習い事はもちろん子どもがするものですが、コスト面や親の負担の有無もあらかじめ知っておくことが大切だと身をもって感じました。

親の都合で子どもが好きなことを諦めるというのは、親にとっても子どもにとってもつらいですよね。

習い事は、「事前のリサーチ力」も大切です。

わたしたち親子は、3つの苦難から「苦難を乗り越える力」を得ることができました。

予想外の苦難も悪くないかもしれませんね♪


※ この記事は2024年03月02日に再公開された記事です。

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