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公開 2020年04月18日  

プロに聞く、子ども写真撮影のコツ。キーワードは「日常」と「感情」

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お子さんの写真をSNSで発信しているプロカメラマン・トモカズ ムカイさん。どの写真も生き生きとした表情や仕草が可愛らしく、愛情がジーンと伝わってきます。こんな素敵な写真を撮るコツとは…?「ムカイ式子供写真の撮り方」を、2編にわけてご紹介します!【後編】


最高にカワイイ”線”の目


仕事で写真を撮ってると、たまにそのママが自分の子どもに

「笑いすぎ!はい、目開いて!ぱっちり!」

って言う時があるんだけど、100%ママがプリクラ世代。

僕は子どもが無邪気に目が線になるくらい笑ってる写真が好き。


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室内で撮る時の照明は?


家の中で写真撮るには灯りを消して窓の近くで!

子どもは予想出来ない動きをするものです。

だから瞬間光よりも定常光の方が相性がいい。

室内灯では場所によって子どもの目の下が暗くなり体調が悪そうに見えるので、窓からの柔らかい光が有効です!


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子どもを飽きさせないコツ


3歳を超えてくると、「せ〜のっジャンプ!」でテンションを上げられます。

目的は浮いている写真を撮るのではなく、子どものテンションを上げてあげること。

そこから、次のシーンに進んでも、子どもは遊んでもらうモードになります。

ポイントは遊びの主導権を握ること。

言葉は基本的に子どもに合わせたあげるといいですよね。

「この前に立って」よりも、「ここに背中が〜ぴったんこ!」とか。

写真は「いっせ〜のーでっぽいっ!」

3〜7歳くらいの子どもは、

「パパどこ!?」

「そこ!」

「じゃー鳥さんは!?」

「あそこ!」

で遊べる。

突然「アンパンマンは!?」と変化球で笑ってくれる(笑)

飽きさせない、年齢に合わせた変化球大事。


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残すのは、「笑顔」じゃなく「感情」


子どもの写真を撮る時は、子どもの感情を残すことを意識してください。

撮ろうとすると「笑って」とか言いがちですけど言わない。

ダメ。

子どもが何を感じているか、どう思っているかを大切に残してあげてください。


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生活感をあえて残す


3歳くらいまでの記憶ってないですよね。

どんな生活をしていてどんな物に囲まれていたか。

祖父母にもらったプレゼント、お気に入りの枕等。

子どもが大人になった時に見たい写真を残す。

「記念写真はちゃんと撮ってます」

って方が大半だと思うんだけど、子どもが大人になった時に写真が残ってて嬉しいのって、「記念」と「記念」の間の写真じゃないかな。と思うんです。


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写真は「ちょっとオカピー」の瞬間(わかる人にはわかる)
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(編集:コノビー編集部 岡田)




※ この記事は2024年02月27日に再公開された記事です。

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