この頃は、自分たちが「親」になった後のことを話すのがとにかく気恥ずかしかったのを覚えています。
私と夫はもともと職場の同期。
職種は違うものの、夫の仕事がなかなか休みを取りづらいこと、また仕事が好きで真摯に取り組んでいることを間近で見てきました。
なので、入院中の宿泊について言ってはみたものの特に強い希望があったわけでもなく、どちらかといえば出産日が仕事休みの土日になったらいいね~なんて話をよくしていました。
そうして迎えた出産日は・・・
産後「不安」が「楽しみ」に変わった、初めて家族3人で過ごした夜<第三回投稿コンテスト NO.131>
20,605 View産前、旦那さんと「親」になった後のことを話すのが気恥ずかしかったというoyoさん。「家族」になったと実感したのは、旦那さんが産院に宿泊した夜だったそうです。
それは出産後、身体の痛みと慣れないお世話の連続でずっと張り詰めていた緊張が解け、不安でいっぱいだった「これから」が楽しみに変わった瞬間でした。
日曜日に産まれたこと、仕事の調整がしやすいスケジュールだったことはただの偶然です。
でもそこで夫が自ら泊まりを申し出てくれて、息子と過ごす初めての夜を家族3人で過ごせた・・・
特別なことが起きたわけではありません。
でも、その時間は私にとってはかけがえのないものになりました。
そして今、あれから1年半が経ちました。
不安になることはたくさんあるし、時には夫とぶつかることもありました。
これからも子どもの成長に合わせて、その都度きっと形を変えながら不安や悩みは尽きないものだと思います。
でも、大丈夫。
あの3人で初めて過ごした夜が、私たち家族をきっと支えてくれると信じています。
(ライター:oyo)
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