いつも、なにがほしい、あれが欲しい、と言っている小1の娘が、ある日突然、「ママは、何が欲しい?」と聞いてきました。
私は、とっさに、いつも切望していた「自由が欲しい!」と即答。
娘は、「ああ、そうなんだ。いいよ。」と特別驚きもせず、何やらペンと紙とはさみを用意して作っていました。
そして、さりげなく、「ママに『自由』をあげる!」と1枚の紙きれを渡しました。
それには、娘のふぞろいな字で「じゆうになるけん」と書かれてありました。
一瞬、驚きましたが、娘の想いが可愛らしくて、思わず娘をギュッと抱っこしました。
娘は、ニコニコして嬉しそうでした。

息子の不登校に悩む母に、娘がくれた“自由になれる券”<第三回投稿コンテスト NO.107>
6,251 View小3の息子さんの不登校に悩んでいたという、keiko.eさん。そんなある日、小1の娘さんから「じゆうになれるけん」を渡され、心が救われたといいます。

子育て中の私は、自由になれない、子どもの安全基地でなければならない、子どもたちをきちんと育てなくてはならない、とずっと気を張って生きてきました。
でも、娘の「じゆうになるけん」を見ていたら、いつでも自由になれるかもしれない、自由になれないと決めつけていたのは、自分自身なのかもしれない、と気が付きました。
実は、一昨年、当時小3の息子が長期不登校になり、心も生活も荒れてしまい、息子にかかりっきりになりました。
不安がる息子を置いて、私が一人で外に出ることもできず、夫は息子を「甘えている」、(私が)「学校に連れて行かないのが悪い」、「母子関係が悪いから」などと決めつけ、この問題にかかわりませんでした。

そんなとき、健気に応援してくれたのは、3歳下の娘でした。
幼稚園で嫌なことがあっても、我慢していたのか、寝る前に「仲間外れにされたけど、仲直りした」とか、こっそり教えてくれました。
息子が興味を持った料理や犬の散歩、キャッチボールにとことんつきあい、次の年は遅れながらも登校できる様になったのは、いつも応援してくれた娘のおかげです。
そして、その娘も学校にいまだなじめず、登校しぶりがありますが、息子の経験もあり、無理強いはしていません。
少しずつ慣れてくれることを信じています。
カウンセラーや児童福祉司や、学校関係者の方々には、ずいぶんお世話になりましたが、息子が不登校の間、孤軍奮闘で本当に辛い時に、心無い人に「家庭が安全基地ではないから」と言われたことに深く傷つきました。

それから、辛くても明るい母でいよう!と決め、悲しくても笑顔でいましたが、無理がたたり、気分が落ち込むことが増えました。
息子が明るさを取り戻すのと反比例に沈んでいく心をどうしていいかわかりませんでした。
そんな時に、娘からもらった「じゆうになるけん」を見て、そうだ!今まで子どもたちのためにやれるだけのことはやってきたのだから、私も今から自由になろう!と決めました。
私は仕事が生きがいでしたが、ワンオペが辛すぎて、育児と仕事のバランスがとれずに辞めてしまいました。
今は、子どものフォローもしながらできる在宅ライターの仕事をしようと決めました。
私と同じような悩みを持つ方が、記事を読むことで、少しでも心が軽くなって、解決のヒントを得てもらえたら何よりです。
子どもの発想には、いつもはっとさせられます。
そう、自由な発想があれば、自分の思う未来と違っていても、きっと納得できる未来が切り開いていけるはず!と信じています。
(ライター:keiko.e)

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