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赤ちゃん返りをこじらせた兄が、弟を“トントン”したあの日のこと<第三回投稿コンテスト NO.101>

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次男が生まれ、長男の赤ちゃん返りに悩んでいた、あま田こにーさん。しかし、長男のとっさの行動に「ちゃんとお兄ちゃんしてる」と感じ、この子たちは大丈夫、と思えたそうです。


4歳半の長男あーすけ、1歳2ヶ月の次男たーすけ、二人の元気な男の子たちと濃厚な毎日を過ごしている、あま田こにー(アマダ コニー)と申します。


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二人育児は毎日エモーショナルな出来事でいっぱいです。

今回はその中から、長男あーすけと次男あーすけ「兄弟」の絆を私が初めて実感した出来事について書こうと思います。

次男たーすけを産んだとき、私は、自身の実家にあーすけ(当時3歳、未就園児)を連れて里帰りしていました。

あーすけは、私がたーすけを妊娠していた頃から少しずつ赤ちゃん返りやイヤイヤが激しくなっており、特に産後すぐ、周囲の親戚が「あかちゃんあかちゃん」とばかり言う姿を見て、完全にスネてこじれてしまっていました。


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あーすけには、妊娠中から、赤ちゃんの話をしたり、妊婦健診には一緒に連れて行ってエコーを見たり、それなりに「弟」のことについては伝えてきたつもりでした。

しかし、3歳の子に「この子が弟ですよ」と言ってもピンと来なかったでしょうし、周囲の様子も自分の立場も突然変わって心が揺れていたのだと思います。

弟たーすけを可愛がってあげましょう、とか、お兄ちゃんらしく○○してあげてね、とか、大人が言ってやらせるのは簡単かもしれません。

でも、私としては、本人の心の準備ができていない状態でそういったことを言いたくはないなあ、と考えていました。

(私自身が長女で、弟達がうまれたときに親戚から「姉らしく○○してね」「お姉ちゃんなんだからガマンするんだよ」と言われてモヤモヤっとした経験があります)


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あーすけにとってたーすけは「突然現れておかあさん達をとっちゃった未知の存在」。

まだ開く準備のできていない心のトビラを無理矢理明けるようなことはしたくなくて。


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里帰り中で夫はひとり他県で生活している状態でしたが(週末に来られるときは実家に来てくれていました)、随時連絡をとって夫婦で相談して、こちらができる働きかけはしつつ「あーすけの準備ができるまで待つ」ことにしました。


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直接言い聞かせるというよりは、私をはじめ周囲の大人が行動で示すことによって、上記2つがあーすけに伝わったら…と考えていました。

いつか、あーすけがたーすけを受け入れてくれるまで。

やることはやって、待つしかない。

…とまぁ、ここまでキレイゴトを書いていますが、その「いつか」は一体いつなんだろう?

と思っていたのが本心です。


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早く仲良くなってほしい、兄弟なんだから受け入れてほしい、このままだったらどうしよう…と、焦る気持ちを抱えること1ヶ月。

里帰り終盤のある夜、事件が起こります。

この日は実家の家族全員がそれぞれ用事で出かけるため、夕方から寝かしつけまで、初めて私一人でこども二人をみることになりました。

たーすけを沐浴させて授乳すると眠ってしまったので、今のうちに私とあーすけもお風呂に入っちゃおうかな♪と思いました。

そこで浴室の隣の和室にたーすけを寝かせて、二人でお風呂に入りはじめました。

すると…


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聞こえてきたのはたーすけの泣き声!

シャワーの音に消されて聞こえなかっただけで、泣き声の激しさから察するにおそらくもう何分も一人で泣き続けていた模様です…!

浴室にはまだ温まっていないあーすけ、和室には泣き叫ぶたーすけ。

ちなみにこのとき12月下旬、めっちゃ寒い!!

あぁ、私の体が二つあったら!!!

どうしようどうしようとパニックになって、とにかくあーすけを湯に浸からせて(※私は悪露が出ていてお湯には入れません)、でも一人で浴室に置いていくのも危険なので最低限温まったところで出てもらい、先にあーすけに服を着せました。


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あーすけを送り出し、自分はとりあえず悪露が垂れないよう最低限の装備(パンツとナプキン)だけは身に付けて、びしょびしょのままバスタオルを体に巻きつつ和室へ走りました。

するとそこに広がっていた光景は。


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あーすけが

「だいじょーぶだよぉ~、あっきーがいるよ~、おかーさんも来るよぉ~。」

と、彼独特ののびやかな口調でたーすけに話しかけていて。

(※あーすけの当時の一人称は「あっきー」でした)

今まで殆どたーすけに触ろうとしてこなかった小さい手で優しくお腹をトントンしてあげていました。

たーすけはクスンクスンと鼻を鳴らしながらも、もう泣いてはいなくて、落ち着いてじっとあーすけを見ていました。


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普段はヤキモチを焼いて距離をとっていても、あーすけには泣いている弟にトントンしてあげられる優しさがある。

一人ぼっちで泣いていても、たーすけは兄の声と気配で落ち着くことができる。

あぁ、やっぱりこの子たちは兄弟だ、この二人は、大丈夫だ。

「兄弟」なんだから早く仲良くしてほしい、そう思って内心焦っていた私でしたが、この件を通して、二人を信じよう、と思いました。

普段殆どたーすけに絡んでこなかったあーすけが、お腹をトントンして話しかけていたのにはビックリしましたが、きっと普段、大人がたーすけをお世話している様子を、実はちゃんと見ていたんですね。

1ヶ月以上かかったけど、あーすけに「たーすけも家族だよ」ということは伝わっていたようです。

あーすけにとっても、「自分が声をかけたら弟が泣き止んだ」というこの出来事はインパクトがある経験だったようで、この事件以降、少しずつたーすけとの距離を縮めていきました。

この話はもうかれこれ1年前に起こった出来事です。

今の二人がどんな様子かというと。


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同じ空間に居ると5分おきにモメています…。

おいおい…大丈夫かこの兄弟…と思うことは多々あるのですが。


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あの夜の光景を思い出して、「うん、きっと、大丈夫だよ」と思う母こにーです。

二人はきっと、大丈夫!


(ライター:あま田こにー)


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