うちの子は基本的に病気が少ない子なのですが、昨年末、久しぶりに熱を出しました。
しかも、2年近く出ていなかった39度越え!
普段が元気なだけに、親の私もかなり焦ります。
子どもの前では平静を装っていますが、「夜中に急変したらどうしよう」「インフルは陰性って言われたけど本当かな?」とハラハラしっぱなし。
そして、普段との違いに戸惑っていたのは私だけではありませんでした。
最近すっかりお兄ちゃんらしくなった6才息子も、なぜかベタベタの甘えん坊に戻ってしまったのです。
寝ている間じゅう、「ずっとここにいて」と添い寝を希望する息子。
最近は一人で寝室に行き、私を待つ間に寝てしまうこともあったのですが、そうもいかないようです。
もともと、高熱の間は近くにいるつもりでしたが、熱が下がってきても添い寝しないとダメ!
この調子なら少し離れても大丈夫かな、家事をしたいな…と思うくらい回復しても、それは叶いません。
しかも、私が仰向けになることは許されず「こっち向いて」と言うので、丸2日、変な姿勢で添い寝をした私は全身バキバキ!
着替えも食事も、とにかく「ママがやって」です。
「体がしんどいもんね、そうだよね」と思っていたのですが、この甘えん坊状態は熱が完全に下がった後もしばらく続きました。
治ってきたら、今度は欠席して食べ損ねた保育園のおやつが気になりだした息子。
念のため休ませたため退屈していたのもあるのでしょう、「スイートポテトパイをつくる!」と言い張ります。
風邪を引く前から楽しみにしていたメニューなので、どうしても食べたい模様。
「今度にしよう」と諭したのですが、まったく聞きません。
「食欲が出てきたのはいいけど、いきなりそんなの食べられる?」「その体調でお菓子づくりするの?」という大人の考えは通用せず。
「スイートポテトパイ」「スイートポテトパイ」の連呼にとうとう私が根負けし、年末で混雑したスーパーへダッシュ。
作ったことのないメニューなのでレシピサイトで作り方を検索し、息子がハナをかむたび中断しつつもサツマイモをつぶさせ、パイシートをしき、大掃除したばかりのオーブンで、大掃除したばかりのオーブンで(大事なことなので2回言いました)お菓子づくり…。
そしてやっぱり、ほとんど食べられない結果となりました。
風邪が完治した後もこの名残はしばらく続き、お風呂ではママに洗ってもらいたがる、「あれとってきて」などなど、自分でできるのにしないことがポツポツと…。
最近、自分のこともお手伝いも上手になっていた息子。
その頼もしい姿に慣れつつあった私は多少ショックを受けつつも、2~3才ごろの「可愛いけど、結構めんどくさい。でも可愛い」という状況を思い出しました。
「うわー、こんなんだったな~」という懐かしさ半分、「最近はずいぶん成長していたんだな~」という関心半分、といったところでしょうか。
育児も、3歩進んで2歩下がる?
親ってどうしても子どもの成長に「期待」をしてしまい、できていたことができなくなった時、不安に感じたり焦ったりしがちです。
でも、きっと、そんなこともあるよね。
そんなことを繰り返しながら、また少しずつ成長していくのだろうな、と。
来年は小学生ですが、思わぬきっかけで来た甘えん坊タイム。
たまにはこんなことがあってもいいのかな、と思います。