背中のお肉をすっきり！後ろ姿美人になるためにやりたい4つの肩甲骨エクササイズ

年齢を感じる身体の部分のひとつに、「肩から背中の丸さ」が挙げられます。抱っこや運動不足などで猫背になると、背中の筋肉は頭や肩・腕が前に引っ張られるのを元に戻そうとして、常に緊張した状態になります。



緊張して疲れた背中や肩の筋肉は、疲労物質がたまり、それを流そうと水分を溜め込むので、パンパンに張った「コリ・むくみ」の状態になります。筋肉がパンパンになると、血管が圧迫されて老廃物が流れにくくなり、余分なお肉がたまりやすくなってしまうのです。



猫背は背中のお肉の大きな原因となります。

＜セルフチェックの方法＞



1.右ひじを曲げて、手首を腰に回しましょう。

2.左手を下から後ろに回して、右の肩甲骨を探してみます。

※右の肩甲骨の内側に指を入れることはできますか？

3.ここまで行ったら、反対側も行いましょう。



肩甲骨が自由に動くかどうかが分かります。肩甲骨の内側に差し入れる手の指は、第一関節までを差し込めると理想的です。

猫背になると、肩や腕が前に重くのしかかるので、肩甲骨が肋骨にべったりとすき間なく張りつき、さらに周りの筋肉が凝り固まって、肩甲骨が自由に動きづらくなってしまいます。肋骨にはりついて動きづらくなってしまった肩甲骨を、凝り固まった筋肉の中から発掘してみましょう。



＜セルフマッサージの方法＞



1.左手で右の肩を触り、肩甲骨の輪郭を探します。

2.骨の外側のキワを指で押しながら、右の肩を上げ下げしたり、腕をねじったり、肩を前後に動かしたりしてみましょう。



さて、ゴリゴリと筋肉が動くのが分かりますか？このマッサージをすることで、肩甲骨全体を掘り起こしていきます。

肩甲骨周辺には、褐色脂肪細胞といって、全身の脂肪を燃焼させるスイッチとなる細胞もあります。肩甲骨が自由に動くことは、全身のシェイプアップにも効果的なのです。

それでは、肩甲骨周りを動かしほぐして、脂肪がたまりにくく落としやすい背中を作っていきましょう。



1.頭で手を組みパタパタ

両手を頭の後ろで組み、両肘を羽のように前後に大きくはばたかせてみましょう。

前では肘同士がくっつくように、後ろでは肩甲骨同士を寄せるイメージで行います。



2.腰に手を回しパタパタ

両手首を腰の後ろに回して両肘を曲げ、前後に大きく肘で羽ばたくように動かしてみましょう。この時、後ろで手を組む必要はありません。

後ろに手を広げるときには、肩甲骨同士を寄せるイメージをしてみましょう。



3.肩に手を当て体側伸ばし

両手の指先を肩に触れ、左右の肘を交互に点に向けるように体側を伸ばします。

肘を高く上げるのがポイント。わき腹や肩はもちろん、背中の筋肉が大きくストレッチされて、こりやむくみ、老廃物が流れます。



4.肩に手を当て肘回し

両手の指先を肩に触れ、両肘で前から後ろに大きく円を描きます。

肘同士が前でつくくらい、肘が頭より高い位置に回るようにすると良いですね。

ストレッチも効果的ですが、日頃から背中にお肉がつかないための姿勢を意識することも大切です。とっても簡単な内容なので、ぜひ実践してみてくださいね。



＜普段から意識したい3つのイメージ ＞



1.耳たぶより肩がほんの少し後ろにあるイメージ

猫背が解消し、首と肩のポジションが整って、肩甲骨が少し後ろにはがれ、動きやすくなります。



2.肩甲骨をお尻のポケットへしまうイメージ

猫背を予防し、背中を無理なく伸ばすことができます。腹筋と背筋のバランスが整い、背中の負担を減らしてすっきり流れの良い背中ができます。



3.わき腹を脇の下へ引き上げるイメージ

これはお腹やわき腹をすっきりさせるエクササイズと共通です。背筋が伸び、お腹のインナーマッスルが働くので、背中の筋肉の負担が減り、流れの良いすっきりとした背中ができます。

いかがでしたか？「肩甲骨は上半身の骨盤」とも言われ、上半身の健康状態や姿勢をコントロールしています。

肩甲骨周りを整えれば薄着も安心！背中のお肉をすっきりさせて、後ろ姿美人を目指しましょう。