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なぜ年末は、こんなに忙しいのか。忘年会、懇親会、風邪、そして風邪。

なぜ年末は、こんなに忙しいのか。忘年会、懇親会、風邪、そして風邪。のタイトル画像

みなさんお風邪などひいてませんか?
十二月というだけでほとんど非常事態なのに、ウィルスやら忘年会やら試練が絶えませんね。
甘いものでも食べて乗り越えましょうね。


うちの末っ子二歳(アイドル)が風邪をひいた。

七歳長女からの感染である。


長女の症状が記憶に新しいので、この先の体調の変化がだいたい読める。

微熱→倦怠→高熱→1日で解熱

だいたいこんな感じ。

鼻水や咳もそんなにひどくならないであろう、と長女を見ていたので、そう見当がついた。

この風邪はまぁ、おそるるに足らず、のやつだ。

姉弟がいると、ふたり目以降の風邪は、だいたい体調の変化の予測がついて、便利がいい。

RSウィルスとか、インフルエンザとか、ノロまたはロタ、なんかの深刻なやつだと、その見える未来が絶望を呼ぶ場合も、もちろんあるのだけれど。


が、今回に関しては楽観材料だった。



ちょっとお仕事が立て込んでいるけれど、熱もあるし、しんどいだろうから昼間も寝るだろう、なんといってもまだまだ二歳だし、体力はお姉ちゃんの半分くらいだものね。

その隙に少し仕事しよう、そうしよう。と思った。思っていた。

のだけれど、なぜなの、とても元気な二歳(アイドル)。

幼稚園をお休みして、ママを独り占めしているのがよほど嬉しいのか、テンションがマックス。

終始にこにこご機嫌で、「きょうはおたんじょうび!」と飛び跳ねんばかりだった。

もちろん、お誕生日ではないし、なんならお誕生月ですらない。

長男がお誕生日のときに、幼稚園からもらったお誕生日カードを首からぶら下げて、お誕生会ごっこを延々とやっていた。

もちろん付き合った。

かわいいと、寝てほしいが、複雑に絡み合ってせめぎ合う。

この感情をなんて言うのだろう。あれかな、「寝て」かな。



ようし、お昼ごはんを食べたらお腹もいっぱいになって、いよいよ寝るだろう。

大好きな素うどんで勝負をかける。

葱やら人参やらを入れたいのをぐっとこらえる。

食欲がやや減退しているときに、やる気をそぐわけにはいかない。

こちらとしてはなんとしてでもお腹を満たして、気持ちよく入眠していただきたいのだ。

素うどんと、好物の牛乳を並べた、真っ白な食卓。

食べたり食べなかったりしながら、なんとかそれなりの量を口にしてくれた。

さぁ、いよいよおねんねですよ、とお布団を敷いて、一緒に並ぶのだけれど、やはり、寝ない。

「おにんぎょうがねるの。うふふ」と言いながらドレスを着たお人形を三体、お布団に並べていた。

楽しそうでけっこうなのだけれど、お願い寝て。

「お人形と一緒に寝ようね」と促したら、ころんと横になってくれたのだけれど、それさえも楽しいようで目をつむりながらも、うふふ、と笑みがこぼれて仕方がない末っ子。どれだけ楽しいの。かわいい。


そして、このあたりで不穏な倦怠感が私を襲う。

鼻水が止まらない。頭がぼんやりする。そして、身体が鉛のように重い。

どこかでこれを経験したことがある。そうだ、あれだ。風邪(普通)。

ウィルスの生命力に感心するばかりだ。ちゃんと次なる繁殖の地を目指して、流浪するのだね。


加速度的に朦朧としてきたところへ、学期末で短縮授業だった長女が帰宅した。

宿題をさせて、お友達と遊ぶというので送り届けて、続きましては幼稚園へ長男のお迎え。

長男を習い事へ送迎したら、チャイルドシートの中で末っ子は健やかに眠っていた。やっと来た。

末っ子が寝たらひと働きする予定だったけれど、倦怠感が全身を満たしていたので、車の中で末っ子と仮眠。

お願い、起きたら頭の先から足の先まで全快していますように。



車の窓をノックする音で目が覚めた。

夫だった。

「長男のお迎えの時間じゃない?大丈夫?」

時計を見ると習い事が終わる時間だった。

「じゃあ、行ってくるね」

颯爽と立ち去る夫の後ろ姿を見ながら、そうか、今日は懇親会とやらだったな、と新たな現実に直面した。


あの、十二月の懇親会とか忘年会とか、みんなどのようにして受け止めているんだろう。

年末の飲み会や食事会の多さ、どうにかならんだろうか。

小さい子どもを抱える我が家では、年末の忙しさの中、あらゆるウィルスと闘う非常事態ともいえる十二月であるのに、なぜ、頻繁に酒を酌み交わし、懇親したり年を忘れたりするの。

お手紙をお互いしたためたり、なにか小さくて粋な(ファンシーな付箋やシールとか)プレゼントを贈りあったりして、懇親したり年を忘れたりするのでは、いけませんでしょうか(切実)。

そんな時代が来ることを心からお祈り申し上げますとともに、早目のご帰宅をお願いしたいです。



さて、身も心もふらふらなまま、長男と長女をお迎えに行く。

夕飯をつくるライフなんてもう残っちゃいないけれど、明日の朝の私のためにカレーをつくることにした。

カレーをつくって、明日の朝食にも充てるのだ。

スーパーでカレーの材料と一緒に、そのまま口にできそうなものを、手当たり次第買う。

イチゴだとか、みかんだとか、ミニトマトだとか。

足りないビタミンをそれらで補う。あとはカレーさえ作れば今日という日を乗り越えられるのだ。

遠くにかすむトンネルの出口を目指して、ただひた走る夕べ。


帰宅して、上のふたりをお風呂に向かわせて、カレーを作る。

湯上りにカレーを食べさせて、食後にミカンなどを与えて、末っ子とお風呂に入ろう、とするが入らない。

イヤイヤ期二歳、頑として入らない。

いったん保留にして、上のふたりの歯磨きなどを済ませる。

さぁ、仕切り直してお風呂だよ。するとすんなり「うん」と言いお返事。

「じゃぁ、ママも入るね」と服を脱ぎかけたら今度は「だめ」といい笑顔。

なにかの聞き間違いでは、と思い、さぁもう一度「ママも入るね」。


「だ!め!」


そうか。

心身のライフがもう底辺を這いつくばっていた。

交渉する元気も、説き伏せる元気も残っちゃいない。

頭は痛いし鼻はつまるし、満身創痍のはっきりとした風邪を身にまとっていては、末っ子の「だめ」をただ受け止めるしかできない。

そうこうしているうちに上のふたりの寝支度が整って、めでたくふたりはお休みしてくれた。



お昼寝をして、カレーを食べて、お風呂を終えた末っ子は、これ以上ないくらいに元気いっぱいになっていた。

「治癒」の二文字が、末っ子の背後に燦然と輝いていた。

もう、とうぶん眠ることはありません、とらんらんとした表情が物語っていた。

この後の顛末は、もはや書くまでもないので省略する。

なかなかのアレだった。


明けて本日、鼻は依然としてつまってはいるけれど、子どもたちがみんな元気になってひと安心。

あとは、忘年会及び懇親会、さらには新年会が、心のこもったお手紙にかたちを変える未来を鮮明にイメージしながら、クリスマスと年末を駆け抜けようと思う。

みなさん、風邪、その他のウィルスには、くれぐれもお気をつけくださいね。

良い年末を。


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この記事を書いた人
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ハネ サエ.

成分のほとんどは3児のおかあさん。
おかあさん以外のときは取材をしたりエッセイを書いたりしています。

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