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生まれながらの病気に、落ち込む日々。私を変えた、ある夫婦の言葉<第三回投稿コンテスト NO.8>

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「口唇口蓋裂」で産まれた娘さんを育てられている、ちょるりさん。後ろ向きな日々を変えてくれたのは、ある夫婦との出会いだったそうです。

可愛い娘は口唇口蓋裂


我が家の次女は先天性異常の「口唇口蓋裂」をもって産まれました。

お腹の中でくっつくはずだった左右の唇と歯茎がくっつき切らなかったのです。


生まれながらの病気に、落ち込む日々。私を変えた、ある夫婦の言葉<第三回投稿コンテスト NO.8>の画像1


担当医によると、時間はかかりますが、キレイに治療することもできるとのことで、何より次女はすごく元気です。

ただ次女が産まれてから当分の間、私は情緒不安定でした。

次女に対するなんとも言えない罪悪感や今後への不安で、夜中に1人よく泣いていました。

今日は、そんな私が前向きになるきっかけとなったエモストーリーと、今の心境をお話しさせてください。


はじめてのお散歩


それは次女が生後2ヶ月の時です。

産後の1ヶ月健診を無事に終え、ついに日常生活がスタートしました。

そこで、まだ幼い長女もいる我が家が避けて通れないのが「お散歩」!!

長女はお散歩大好きですし、次女も少しずつ外の空気に慣らしたい。

でも口唇口蓋裂を見た人にどんな反応をされ、何を言われてしまうのか…。

想像を膨らましては気が重くなるばかりです。


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ですがそうも言ってられず、気が進まないまま準備をし、次女をベビーカーにのせて家を出ました。

「ごめんね…」心の中で呟きながら、寝てるわけでもないのにベビーカーのサンシェードを全て閉め切って。


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運命の出会い


「誰ともすれ違いませんように」

「誰にも声をかけられませんように」

そう願いながら出発した初めてのお散歩。

にもかかわらず、開始早々、細い田舎道を前からご年配のご夫婦が歩いていらっしゃる~!!

回避不可能。

なんてこった…(涙)

これまでの子育て経験からこのパターンは間違いなく声をかけられてしまうヤツだと察しました。


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覚悟を決めて、すれ違いざまにお互い挨拶しました。

「おはようございます」

「お母さんとお散歩?楽しいねぇ」

「いいお天気で気持ちいいねぇ」

とても穏やかなご夫婦でニコニコと長女に話しかけてくださいました。

少し長女とお話したのち、ご主人が

「ベビーカーの中にはもっと小さな赤ちゃんがいるのかな?」

とシェードの閉まりきったベビーカーに目をやりおっしゃいました。

私の心拍は跳ね上がり、一瞬ためらいましたが、意を決してシェードを全開にしました。

「えぇ、生後2ヶ月の次女なんです…」


一生忘れないご夫婦の反応

「まぁ!なんて可愛らしい」

「本当だ!今日一日の生きる元気が湧いてきた」

口唇口蓋裂にどんな反応をされるのかと心臓爆発寸前の私を尻目に、ご夫婦は何事もないかのようにニコニコと次女を褒めてくださったのです。

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その瞬間、ハッと気付きました。

このご夫婦は口唇口蓋裂ではなく、キチンと次女自身を見つめてくれているのだということに。

その上で心から可愛いと褒めてくださったのです。

また私自身は、口唇口蓋裂ばかりに目がいきすぎていたということにも気付かされました。

本来なら母親の私が誰より次女の可愛さを知っているはずなのに、 どうしてこんな隠すような真似してしまったんだろう…。

どうしてもっと次女自身の可愛さやいいところを見てやれなかったんだろう…。

次女を褒めてもらえた嬉しさやら、自分への情けなさやらで、視界は涙で歪んでいきました。

涙をこらえることに必死で、その場ではサラッとお別れしたのですが、もし今そのご夫婦にお会いできたらキチンとお礼を言いたいです。

「次女自身を見て褒めてくれてありがとう。大切なことに気付かせてくれて本当にあり
がとう」

心配顔より笑顔で育児


それからというもの、一切次女の顔を隠すようなことはしていませんし、夜中に1人で泣くこともなくなりました。

また恐らく心配顔ばかりしていた私に、笑顔がぐんと増えたと思います。

それもこれもお散歩で出会ったご夫婦のおかげで、次女自身を見つめるようにしたら、沢山の可愛さやいいところを発見できて、愛しさが毎日溢れてきたからです。


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「心配するのが親の仕事」とはよく聞くセリフですが、親はどうしても子どもの気になる点を見つけたらそこばかりに目がいき、過剰なくらい心配しがちだと思います。

「体が小さい」「怒りっぽい」「すぐ泣く」「トイレトレーニングが進まない」…子育てをしている限りいくらでもネタは尽きません。

でもその悩みの種なんて、子どもの可愛さや山程ある長所に比べたら、ほんの些細な一角に過ぎないんですよね。

私はこれからも気になる点ばかりを見つめて心配顔するのではなく、娘自身を見つめて笑顔で子育てしていきたいです。



(ライター:ちょるり)


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