思い返せば、私のブチャイクな写真を見ている夫は、どこか幸せそうでした。

私の記憶が美しく修正されているのでしょうか?ニヤニヤしながら、寝る前や移動中に眺めている横顔を思い出します。

当時の夫は地方への出張が多く、同棲している割には離れて過ごす時間も多かった。

もしかしたら、出張先でもあのフォルダを見ていたのかもしれません。



今はすっかり子どもたちの写真ばかり。

相変わらず「え、なんでこれ?」と思うような、ブサイクな角度やポーズの写真ばかり集めているようです。

何度か「どうして私のブサイクな写真を集めるの?」と聞いたことがあります。

夫はいつも適当にはぐらかして、その理由はいまだに分からないまま。



でも確かに、我が子のブサイクな寝顔は愛おしく感じます。

我が子の「可愛い」ショットだけでなく、ブチャイクなショット、おもしろいショットもとっても愛しい。

そうか、あれはただ私をいじって楽しんでいただけじゃなく、彼なりの愛情表現だったんだ。

私はめちゃくちゃ愛されていたのか。

そして今は、私のこと以上に、子どもたちをめちゃくちゃ愛しているのか。

当時は分からなかったけれど、今になって、夫の愛情がわかるような気がします。



でももう夫のフォルダは子どもたちばかり…。

仕方ないことですけど、ちょっと、寂しいですね。

また撮ってくれてもいいんだけどなぁなんて思う、妻のつぶやきです。