わたしにとっての理想の母像は、実母です。
主菜・副菜・汁物が揃う夕食を毎日作り、パウンドケーキなどハンドメイドのお菓子が帰宅したわたしを迎えてくれることもたびたび。
誕生日のケーキも家族全員分手作りしていました。
遊びに来る友達に「若菜ちゃんの家に行ったら手作りのお菓子が食べられる」「お母さん、お菓子作り上手でいいなあ」と言われたことから、誇らしさと嬉しさを感じていました。
〜自分も母親になったら、手作りのものを作ってあげたい〜
その思いとは裏腹に、実際に母親になったわたしにとって、「手作り」は相当ハードルが高いものでした。
お菓子作りはおろか、日々の食事ですら自炊するのが億劫に。
そもそも、わたしが子ども時代から食への執着心が薄いタイプであることも関係しているのでしょう。
食べられれば何でもいい、何なら一食くらい抜いても大丈夫……。
そんな意識のため、自炊ハードルはどんどん高くなっていくばかり。
お料理が好きな人にとっては、料理やお菓子作りの時間がストレス発散になることがあるのだと思います。
当時の母にとっては、お菓子作りがそうだったのかもしれません。
しかし、そうではないタイプのわたしにとっては、料理作りでストレスが発散されることはなく、ただただ疲れるだけのものだったのです。
「手作りこそ母の愛情」理想に苦しむワーママがずっと欲しかった言葉

毎日の料理や手作りのお菓子、母お手製の手提げバッグや上履き袋。「手作りは愛情の証」だという価値観に縛られていることに気づいたきっかけは、長男の一言でした。
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