怖がりで生き物が苦手なわが子!イルカウォッチングで、ムリなく克服なるか?のタイトル画像
公開 2019年10月22日  

怖がりで生き物が苦手なわが子!イルカウォッチングで、ムリなく克服なるか?

6,356 View

皆さんのお子さんは、生き物を触れますか?うちの息子は、動物も虫も全然ダメなんです。でも、生き物と接する機会を作りたい…。そこで、この夏はイルカウォッチングに挑戦してみました。


そこまで!?生き物から逃げまくりの息子


「うちの子って、生き物がかなり苦手?」と気づいたのは、今の園に転園した年中さんのころ。


登園ルートに、毎朝犬の散歩をしている方が2~3名いらっしゃるのですが、時間が重なると大騒ぎになるんです。


小さい犬でも、私の陰に隠れてビクビク。

大きい犬となると、20mほど向こうに見えただけで逃げ出す始末です。

犬を怖がるあまり道路に飛び出しそうになり、飼い主さんに謝られて、恐縮したこともありました。


虫も触ることができず、かろうじて、小さいアリ(大きい種類は無理)やダンゴ虫を近くで観察する程度です。



「男の子は虫を捕まえてきて大変」とか、「子どもがペットをねだって困る」というようなイメージがあったのですが、想像とはだいぶ違いました。


怖がりで生き物が苦手なわが子!イルカウォッチングで、ムリなく克服なるか?の画像1
pixta_4939341_M

だんだん分かってきた「怖い」の法則


しかし、よくよく息子の態度を思い返していると、あることに気づきました。


散歩中の犬は、怖いけど小さければ何とか我慢できる。

でも猫はダメ。


動物園で見るのは好き、でもふれあい広場や牧場は苦手。

水族館なら大丈夫。


どうやら、リードでつながれているとか、ちゃんと仕切りがあるという状況なら、怖くはないようです。


外に出れば鳥やカエルを見つけたり、アリについては図鑑で調べたりもしています。

決して、生き物に興味がないわけではないのです。


ならば少しずつ慣れさせよう!生き物と楽しく触れ合おう!と考えた私。

その一環として、今年の夏の旅行では、イルカウォッチングを予定に組み込みました。

人生初のイルカウォッチングへGO!


行き先は、九州在住ながらもなかなか行く機会のなかった天草。

天草といえば隠れキリシタンで有名ですが、実はイルカウォッチングも人気なのです。


船で野生のイルカを見に行くのですが、遭遇率は90%以上とのこと。

地元の方は「99.9%見られるよ」ともおっしゃいます。


当日は天気が少し心配でしたが、なんとか持ってくれました。

沖へ出ると、先に出たほかの船が見えてきます。

そしてその近くに…いるいる!!さすがに高い遭遇率を誇るだけあって、かなりの数のイルカがいます!


「イルカだ!もう見えた!」
「え!どこどこ!?」
「写真撮って写真!」

驚いたのですが、野生でもイルカは本当に人懐っこい。

手が届きそうな近さまで来てくれて、船にぶつからないの?と心配になるほどです。



息子も、船から身を乗り出して、指を差して手を振ってと大興奮。

動物が苦手だなんて忘れるくらい、イルカに夢中になっていました。


怖がりで生き物が苦手なわが子!イルカウォッチングで、ムリなく克服なるか?の画像2
pixta_55000603_M

赤ちゃんイルカにも遭遇!息子の成長に胸が熱くなる


運が良かったのか、はたまたこのエリアでは普通のことなのか分かりませんが、イルカウォッチング中、ほとんどすべての時間で、視界のどこかに野生のイルカの群れがいました。

こっちのイルカがいなくなれば、またあっちから別の一群が現れるという、贅沢な体験でした。


そして終盤。

怖がりの息子に思わぬ成長を感じる出来事が訪れました。


幸運にも、私たちの目の前に、赤ちゃんイルカを連れたお母さんイルカが現れたのです。

「見て、小さい子がいる!可愛いね」
「あれ、ぼくとママだね」

なんと、あの怖がりの息子が、動物の親子と自分を重ね合わせているなんて。

これにはちょっとビックリしました。


昨冬の阿蘇旅行では、乗馬体験をさせようとして全力拒否されたのですが…イルカウォッチングにしてよかった(笑)。


最終目標は猫カフェ。少しずつ体験を積み重ねたい


私自身も団地育ちでペットを飼ったことはありませんし、虫は苦手。

パパも、特に生き物が好きな方ではありません。


自分ができないことを子どもにやれ、というのも筋が通らない気がするし、無理強いしてトラウマになったりしても嫌ですよね。

さすがにイルカウォッチングは頻繁には行けませんが、こんな感じで、ボチボチ楽しく、動物と出会う機会が作れたらと思います。


ちなみに、ゆくゆくは猫カフェを狙っている私…。

猫は特に苦手でハードルが高いと思うので、まずはせっせと息子と動物園に通おうかな。




※ この記事は2024年03月28日に再公開された記事です。

Share!