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11年間ずっと夫婦二人三脚。乙葉さんが藤井隆さんと歩んだ「尊重する育児」

11年間ずっと夫婦二人三脚。乙葉さんが藤井隆さんと歩んだ「尊重する育児」のタイトル画像

小学6年生の娘さんを子育て中の乙葉さん。夫である藤井隆さんとの協力体制はバッチリで、父娘は今でも仲良しなのだとか。夫婦で確立した育児ポリシーや役割分担のお話も。前後編でお届けします。

我が子であっても一人の“個人”

―― 2007年に生まれた娘さんも、もうだいぶ大きくなられたでしょうね。

娘は今11歳。小学6年生になりました。
幼児から少女へと成長しましたが、まだまだ子どもらしいところもありますね。
小さい頃から、しっかりした部分もあれば、子どもっぽかったり甘えん坊な部分もあって、おおもとの性格は変わらずに育っている印象があります。

普段からいろいろな話をします。学校でのできごとやお友達のことなど。

子どもと一緒にいられる時間って意外と短いですよね。あっという間に大人になってしまうんだろうなと思います。
だから娘と一緒に今できることを、時間の許す限り楽しみたいと私も夫も思っています。


―― 乙葉さんも旦那さまもお忙しいと思いますが、家族の時間をつくるために工夫していることはありますか?

普段から少しでも隙間があれば家族で過ごせるように意識しているので、一緒の時間は多いと思います。

たとえば夫の仕事が早く終わった日などは、学校から帰ってきた娘と「今日はどこかに行ってみようか」と出かけたり。
特別遠出をするわけじゃなくても、隣町の気になっていたお店に行ってみたり、近所を散歩したり。

そんなちょっとした時間をできるだけ一緒に過ごすようにしています。


―― コミュニケーションを大切にされているんですね。小さい頃と今とでは、子育ての方針は変わりましたか?

基本的には変わりません。

娘が生まれたとき、最初に夫婦で話し合ったのが「この子を個人として尊重して育てよう」ということでした。

それから11年経った今も、私たちの考え方は同じです。
年齢によって変えようと思ったことはなくて、赤ちゃん時代からの子育ての延長線上に今がある感じですね。

11年間ずっと夫婦二人三脚。乙葉さんが藤井隆さんと歩んだ「尊重する育児」の画像1


子育ての悩みや大変さは、その時その時で全然違います。
妊娠中は子どもが無事に生まれてきてくれることだけを祈って、1歳になったら初めての誕生日を迎えられたことに感謝して……。

何かあったらその都度夫婦で相談して、助け合うことで、私たちの子育てを確立していったんだと思います。

夫が抜群のタイミングで助けてくれた

―― 赤ちゃん時代からしっかり夫婦で協力されてきたんですね。

産後1週間くらいのときに、私の様子を見た夫が「次の授乳の時間まで子どもを見ているから、ちょっと気分転換にお茶を飲みに行ってきたら?」と言ってくれたんです。

その後もしょっちゅう赤ちゃんだった娘を連れて外に出かけ、私がゆっくり休める時間をつくってくれました。
夫1人で抱っこ紐をつけて、オムツや着替えを持って。
赤ちゃんとのお出かけには全く抵抗がなかったみたいですね。

こちらから「子どもの面倒を見てほしい」と頼んだことはないのですが、多分私の顔色を見て、大変なんだっていうのをいち早く察してくれたんだと思います。

「もう無理!」と煮詰まりそうになると、サッと子どもを外に遊びに連れて行ってくれました。
タイミングを見てフォローしてくれるのが、すごくありがたかったですね。


―― パパ1人での赤ちゃんのお世話は、最初ハードルが高かったのでは?

それが全然そんなことはないんですよ。

もともと夫の実家では、昔から近所の赤ちゃんを預かることが多かったようなんです。
忙しいおうちの赤ちゃんを、お義母さんが「いいよ、うちで預かるよ」って。
だから夫も、子どもの頃から赤ちゃんのお世話には慣れていたみたいですね。

初めての育児でもオロオロしたり困ったりする様子は全くなくて、むしろ私より手際がいいくらいでした(笑)。

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―― 今も旦那さまと娘さんは仲良しですか?

すごく仲がいいです! 2人でいろんなことをして遊んでますね。

たとえば「美味しいクレープ屋さんができたから行ってみよう」とか、「欲しかった本があるから散歩がてら本屋さんに行かない?」とか。
お茶しに行ったり遊園地で遊んだり、2人で楽しそうによくお出かけしていますよ。

自分より大切だから心配事も増えてしまう

―― これまでの子育てを振り返って、大変だったことは?

毎年毎年、そして毎日毎日、大変なことが違うのが子育てなんだなぁ……と実感しています。

子どもと一緒に過ごす喜びはもちろん大きいけれど、娘が生まれてから、心配ごとや悩みが何倍にも増えました。

自分なら我慢できることでも、子どものことになると、すごくつらく感じるんですよね。
親が代わってあげることもできないし、「頑張って」と応援するしかなくて、もどかしく苦しい思いをすることも多いです。

小さい頃はケガや病気が一番の心配ごとでした。
大きくなるにつれて、今度は社会の中で壁にぶつかることもあるでしょうし、いつまでたっても悩みは尽きませんね。
自分の親に聞くと「今でも心配」と言われるので、この気持ちは一生続くのかもしれません。

でも、そうやって見守る中で、娘が自分の力で壁を乗り越えたときは本当にうれしいですし、「よく頑張ったね!」と家族みんなで喜びます。

子どものことを自分より大切に思うからこそ、心配したり悩んだりするんですよね。
親として、娘に日々かけがえのない喜びをもらっているんだな、と思います。


―― どんなときに娘さんの成長を感じましたか?

たとえば赤ちゃん時代なら、オムツが外れたとか、寝返りをうったとか、初めて歩いたとか。

小学生になった今は、宿題を早く終わらせることができたり、テストで良い点が取れたり。
大変だと思っていた習いごとを途中で投げ出さずに続けられたときも。

小さいことでも娘が自分の力で頑張って、努力した結果が実ったときは、私も自分のこと以上にうれしいです。

とにかく毎日に喜びがあって常に更新されているので、一番が決められないですね。全てが一番うれしいできごとです。

10歳は節目の年だった

―― 子育ての方針は基本的には変わっていないということでしたが、娘さんが大きくなるにつれて育児の意識は変わりましたか?

年齢が上がるにつれて「人と人」という関係になってきたと感じています。
「子どもだから」と考えるのではなくて、大人と同じように接して、きちんと話を聞いてあげなければいけないなと。

子育てをしているというより、お互い育て合っているような関係になってきましたね。
娘に気づかされることもたくさんあります。

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娘が小さい頃に読んだ育児書に、「子どもが10歳になったら子育てを変えていきましょう」「10歳になったら本当にへその緒が切れると思って、それまで以上に子どもを注意深く見てあげてください」と書かれていました。

それがすごく心に残っていて、今はほどよい距離は保ちつつも、より一層注意深く見るように心がけています。


―― 10歳くらいになったら手が離れると思いがちですが、逆なんですね。

私も初めて読んだときは驚きました。
でも、「子どもから手が離れてもう大丈夫だと思うときに、子どもは一番親を必要としている」という話を聞いて納得したんです。

確かに10歳くらいになると体も大きくなって、一見大人と変わらないくらいしっかりして見えるかもしれません。
だから、親はつい「もう大丈夫だろう」と思ってしまいがちですが、まだまだ未熟な部分はあるし、社会に出れば危険なこともたくさんあります。

そういうときに親が「あなたをちゃんと見ているよ」という姿勢でいることは、とても大切なんだと思いました。

その言葉がすごく印象深かったので、娘が10歳になったときは「とうとうこのときが来たか!」と思いました(笑)。
それまで以上に守っていかなければと思った、節目の年になりました。


―― どんなところに注意を払っていますか?

学校から帰ってきたときの様子などで、少しでも「何かあったのかな」と思ったら、できるだけ近くで見守るようにしています。

もう6年生なので、何か問題が起こっても我慢したり、自分で解決しようとしたりすることも多いと思います。
そういうときも顔色などから気持ちをキャッチして、できるだけ娘が自分から話しやすいような雰囲気づくりを心がけています。

場所を変えると心理的に話しやすくなるらしいので、喫茶店に誘うこともあります。これも本で読んだことなんですけどね(笑)。
一緒に甘いものを食べたりしていると、ポロッと「今日こんなことがあったんだ」と話してくれるんです。

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私は話しやすい環境をつくって、あとは待つだけ。
こちらから「どうしたの?」「何かあったの?」と聞くことは絶対にしません。

でも、そうやって待っていると、少し時間が経ってから「実はね……」と自分から打ち明けてくれます。


―― 娘さんから相談されたとき、どう答えていますか?

まず「話してくれてすごくうれしい」ということを伝えます。

相談に対してアドバイスをしたり、「そういうときママはこうしていたかな」と、自分の子ども時代の体験を話したりすることもありますね。
その後は娘が自分で考えて選択するのを見守ります。
本人からも「こうしようと思う」と話してくれたりもします。

それから2~3日は娘の様子に注意を払い、乗り越えられたなと思ったときはホッとしますね。

一方が叱るときは一方がフォローする

―― 旦那さまと娘さんの関わりは?

娘は、パパと一緒のときは悩みごとも全部忘れて思いっきり遊んでいるみたいです。

娘が話してくれた内容は夫にも伝えますが、夫からはあえて本人に聞いたり探ったりするようなことはせず、2人で楽しく過ごしています。

悩みを相談するのはママ、遊ぶのはパパ、という役割分担が何となくできていますね。
夫婦できっちり話し合ったわけではなく、気づいたらこうなっていました。


―― 夫婦で自然に役割分担ができているのですね。

しつけの場面でもそうかもしれません。

私と夫のどちらか一方が娘を諭したり叱ったりしているときは、もう一人は黙っているのが暗黙のルール。
一緒になって口出しをして、追い打ちをかけないようにしています。

私が叱って、娘がしょげていたり落ち込んでいたりしたら、「ママはこういう気持ちで言ったんだよ」と夫がフォローしたり。
逆の場合もありますし。

そうやって最後は笑顔で終われるようにしています。
子育てをする中で自然とできた役割分担ですね。


―― 子育てを巡って旦那さまとケンカになることは?

子どものことに関しては、夫は基本的に私の意見を尊重してくれるので、衝突したことはありません。
私が「こうしたい」ということに対して、「サポートするからできることがあったら教えて」という風に言ってくれています。

でも、全てを私1人で決めるのではなく、何かあればそのたびに相談して、2人で共通の認識を持つように心がけてきました。

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夫とは普段から何でも話しますし、報告し合っています。
「これでいいのかな?」と迷ったら夫に意見を求めて、「やっぱり違った」と気づかされたり。

コミュニケーションでとくに意識していることはありませんが、できるだけ話をするようにしているのがいいのかもしれませんね。


プロフィール
乙葉
1981年生まれ、長野県出身。エンプロ所属。1999年雑誌でデビュー、2002年には歌手デビュー。その後、テレビやCM、ラジオ、映画、舞台など多方面で、タレント・女優として活躍。2005年、お笑いタレントの藤井隆さんと結婚。2007年10月に第1子である女の子を出産。「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2015」受賞。

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この記事を書いた人
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Conobieスペシャルインタビュー

コノビー世代が気になるあの人に、子育てや日々の思いなどをインタビューするスペシャル企画です。...

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