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公開 2019年08月27日   更新 2019年08月29日

想像を超える年子育児で毎日ヘトヘト! でも、これがベストだと思えるワケ

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ある事情から、結婚当初は想定外だった年子育児に突入することに!大変だと聞いてはいましたが、実際やってみると想像を超えるハードな毎日。
それでも、2人の可愛い子どもを育てる日々は宝物です。


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想像以上に大変な年子育児中

現在、2歳と1歳の年子育児中です。


私たち夫婦はお互い長男長女。

2人とも、自分の兄弟とは3~4歳の年齢差があります。

そのため結婚当初は、自分たちが年子育児をするとは夢にも思っていませんが、色々な偶然と事情が重なった結果、子どもたちは年子に。


年子育児は大変だと聞いてはいましたが、実際やってみると想像以上にハードでした。

でも、そんな日々の中でも、子どもたちの成長や笑顔に幸せを感じ、得られるものもたくさんあります。


今では我が家にとって年子になるのはベストだったんだ!と確信するほどに。

そんな風に思えるようになるまでのお話です。

流産し、妊娠に前向きになれない日々

夫とは、もともと結婚前から「子どもは2人欲しいね」と話していました。

夫婦2人とも兄弟仲が良かったということもあると思います。

何歳差がよいかなど、産むタイミングについては「授かりものだしね~」とあまり意識していませんでした。


そして、結婚してすぐに妊娠したものの心拍が確認できず、流産。

稽留流産でした。

私はその流産手術が、精神的にも肉体的にもつらく、トラウマのようになってしまいました。

子どもは欲しい。

でも、もし妊娠できても、また流産してしまったら?


精神的にももちろんつらいし、あの時と同じ手術をすることになるのが怖い…。

ぐるぐると考え込んでしまい、妊娠に前向きになれない日が続きました。


待望の1人目出産と、2人目への不安

それからしばらく間が空いて、手術から約3年後。

1人目の息子を授かりました。

予定日の1ヶ月以上前に早期胎盤剥離を起こしてしまい、緊急帝王切開手術での出産でした。


退院する時、医師からは「帝王切開した人は、子宮に負担がかかるから2人目を作るのは1年空けてね」と言われました。

そして産後半年もすると、流産のことを知らない親戚や友人から「2人目は?」と聞かれるように。

2人目は欲しいけれど、流産の経験があると2人目が当然のように産めるとは思えず不安でした。



そんな時、5回の流産を繰り返したのち、4人の子供を産んだ知り合いから「出産後は授かりやすいよ!」と聞いた私。

医学的根拠はありませんが、親身になって相談に乗ってくれた彼女の言葉を信じ、「なるべく早く次を産んだ方がいいいみたいだよ!」と夫にも提案しました。


そして出産からちょうど1年後。

2人目を授かり、1人目の息子が1歳6ヵ月の時に娘が生まれました。



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年子育児、自分の不甲斐なさに何度も涙

実際にやってみると、年子育児は想像以上に大変でした。


自分の意思はしっかりあるものの、意思疎通ができるわけではない元気いっぱいの1歳男児と、ふにゃふにゃで自分では何もできない0歳児。

産後、弱った体でこの状態の2人を同時に育てるのは、かなりハードでした。

しかも産後まもなく息子のイヤイヤ期が始まり、最近では赤ちゃん返りまで併発中。

家では、抱っこ魔の息子と、ママにべったりの娘との間でしょっちゅうママの取り合いが勃発。

感情が抑えきれず、まだまだ小さい下の娘を叩いたり突き飛ばしたりしてしまう息子にいつも頭を抱えていました。
(最近は1歳になった娘の反撃で逆に息子が泣いてしまい、なだめるのが大変です)

息子もまだまだ赤ちゃんみたいなものなので、言って聞かせてもなかなか理解してもらえません。

そうはいっても息子もたくさん我慢してくれているのを感じます。

余裕が無くて、息子の寂しい気持ちを100%受け止めてあげることができない日々。

自分に対しての不甲斐なさで、何度も涙しました。


春から保育園に行き始めると、たくさん病気をもらってきてはお互いにうつしあい、最後には弱っている私にうつる…という負のループが夏まで続きました。

毎日のように病院に行き、そのついでに自分も診てもらうこともしょっちゅうでした。


ちなみに夫は普段から残業で帰りが遅いうえに出張が多く、私は基本ワンオペです。

体調不良のなか、仕事と家事育児を1人でするという日々は本当につらかったです。


最近ようやく、2歳息子の赤ちゃん返りも多少落ち着いてきたように思います。

「もう少し大きくなったらすごく楽になるよ!」という年子育児の先輩の言葉を信じてなんとか毎日を乗り切っています。

それでも本当に苦しい時は、子どもたちに出会えるまでの道のりに思いを馳せるようにしています。



流産してしまった時の悲しみ。

妊娠したくても、もう自分には無理なのではないかという不安。


妊娠できてからも、出産まで無事にこぎつけることができるのかとずっとずっと不安だったこと…。




それらを乗り越えて、やっとこの子たちに会えたんだ!と改めて思い出し、気合いを入れ直します。


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それでも、年子は我が家にとってベストだった


結婚当初は年子を育てることになるとは思ってもみなかった私。


上の息子の精神的な安定のためには、もう1年くらい時間を空けてあげた方が良かったのかなと思うことも。



でも同時に、我が家のメンバーはこのタイミングだからこそ、出会うことができたのだと思うと満足を感じます。

もちろん、年子育児で色々悩んだり、疲れてイライラする時もあります。

ですが、上の息子が妹におもちゃを貸してあげられたり、妹が泣いているのを心配してあげたりという、成長や優しさが見られた時。

いつもはお母さんの奪い合いをしている子どもたちが、お互い笑いあって遊んでいる時や、2人がくっついて幸せそうに寝ているのを見た時。

2人に出会えたことの幸せをかみしめ、うちはこれで良いんだ!と思うのです。

大変だけど幸せな日々をプレゼントしてくれた我が子たちと一緒にこれからも頑張ります!


※ この記事は2024年03月06日に再公開された記事です。

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