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公開 2019年09月27日  

一番上が小学生でもやっぱり大変!3児の母、子連れで外出奮闘記

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小3、年中、2歳を連れての子連れ外出。子どもたちの年齢があがるにつれ、段々と楽になるかと思いきや…。アレ?


「自分だってできる!」と信じて疑わない下の子たち


「長男は小3だし、一番下も2歳。外出も昨年よりは楽になるかも?」と期待していた私。

いえいえ、それが昨年よりも大変になっているのです…!

今回は、そんな子どもたちとの外出時のエピソードです。



不思議なもので、一番上の子がすることは「自分も当たり前のようにできる」と信じて疑わない、下の子たち。

ある日、狭いけれど車通りのある道路を歩いていたところ、私の腰くらいの高さがある段差を発見しました。

1mはないくらいの高さだったので、まずは長男が楽々と飛び降り、「イェーイ!」とピース&喜びの笑顔。


すかさず4歳の次男も真似っこ。

段差を登って飛び降りようとするので、急いで私が手を取って止め、降りるよう促していたのですが……

その隙に、なんと2歳の長女も段差へ登ろうとしていました。



長女に「危ないからこっちに来て!」と注意するものの、イヤイヤ期な彼女は「イヤ!」と断言。

その顔は「絶対にわたしも飛ぶんだ!」と決意を固めた表情で、微動だにしません……。


彼女の表情を見て「これ、何を言ってもムダなやつだ」と悟り、「ここで下手に刺激すると逆に危ない」と深呼吸する私。



優しく「危ないからこっちに来ようね」と声をかけると、今度は逆方向に逃げて「ママ、鬼ねー!」といつもの鬼ごっこがスタート……。



きっと、「絶対つかまらない!わたしは自分で飛んでみせる」と思っているのでしょう。

そうと思えば、このやりとりの側では、車道では長男と次男がふざけています。


「一体私は誰をどう制すればいいの…?」と一瞬気が遠くなりましたが、まずは自分の気を落ち着かせて、長男に、次男と手を繋ぐようお願い。


キレイ好きの長男は「やだよー、繋ぎたくない。〇〇の手、汚いし」と拒否しましたが、「危ないから繋いでて!」と何度も念を押しでお願いしました。


そして逃げる長女をつかまえ、エビのようにのけぞってバタバタ嫌がる彼女を抱っこし、車内へ。


無事子どもたち3人全員をチャイルドシートに乗せられたときは、心の底からホッとしました。



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自動ドアのボタン、誰が押すか⁉


いつも行く小児科の薬局も、なかなか大変です。

薬局の入り口は、ボタンを押すと自動ドアが開く仕組み。

毎回、3人全員が「自分が押す!」と取り合いを始めるのです。

たいてい1番先に押すのは、足が速い長男。

私は早く薬を貰いたいので中に入ろうとすると、次男は「絶対押す!」と怒りながら逃げ回り、長女も「押すー!」とのけぞって大泣き…。

長女を抑えるのに手いっぱいで、次男まで抑えられません。

結局全員がボタンを押さなければ、中に入れないのです……泣。

仕方がないので、一旦自動ドアが閉まるのを待ち、1人ずつボタンを押すよう言います。

で・す・が‼



先に押した長男が、フザけて再度ボタンを押し、またも押せない下の子たちは「あぁー‼」と叫びながら崩れ落ち、泣き続ける……。

一向にボタンが押せないのです。


彼らの頭の中は「どうしても自分がボタンを押す」ことでいっぱい。


苦肉の策として私が提案したのが、「ボタンを押せない代わりに、お薬手帳を薬局の人にもっていく」役割。

特に長女がそれに興味をそそられたのですが、今度は「誰がお薬手帳を持っていくか」でケンカが勃発。


1人には処方箋、もう1人はお薬手帳、あと1人は保険証を持って行ってもらうようにしています。

それでも自動ドアのボタンは依然として彼らにとって「魅力的」なようで、誰が押すかで毎回ケンカしています。



この一連の流れ、月に1度くらいならまだ許せるかな〜と思うのですが、我が家はこの薬局通いが1ヶ月に何度もあります。


というのも、3人それぞれが病気を貰ってきてはうつし合ったり、喘息やアレルギーがあり、通院回数が多いのです。



薬局の方の暖かい眼差しと笑顔に、毎回助けられています。



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一方、小3の長男に助けられることも


そんな薬局通いですが、この間は長男が「いつも騒がしくてすみません」と薬局の方に謝っていてびっくり。

「おっ」と思った私は、思わず薬局の方と顔を見合わせて笑顔に。

薬局の方は「偉いね~、お兄ちゃんだね」と応えて下さいました。


小学生になってヤンチャ度が増し、下の子たちとのボタンの取り合いにも本気になる長男。

一方で、ただヤンチャをするだけでなく、お兄ちゃんらしい気遣いのある一面を見せてくれた事に、成長も感じました。



思えば、病院に診察券を出しに行ったり、外出時にイヤイヤを始める下の子の気をそらそうとしてくれることも度々。

「飲み物を買いたいけれど、3人連れで車を降りてコンビニに行くのは大変」という私の代わりに、お遣いに行ってくれることもあります。

ヤンチャな長男がいるから大変になってる?と思うこともありますが、長男に助けられている場面も、実はたくさんあります。



大変なこともありますが、成長にも気づくことができる子連れ外出。

心穏やかに母が外出できるようになるまで一体あと何年…?!


そんなことを考える日々ですが、3児の母、引き続き子どもたちとの外出に全力で奮闘します!



※ この記事は2024年04月07日に再公開された記事です。

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