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公開 2019年09月23日  

引っ越しはマイナスじゃない!3度の転園で育った、強くてやさしい心

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3年の間に3つの幼稚園を経験。
幼稚園それぞれに特徴があり、転園する度に良い意味でのカルチャーショックがありました。


とてつもなくガッツがある!清楚な私立幼稚園ママ


最初に入園したのは、教育熱心な保護者が多いことで有名な私立の幼稚園。


有名ブランドの制服と鞄で、お弁当は冷凍食品禁止。

幼稚園の帰りにどこかに立ち寄ることは禁止で、先生が見回りをしておられます。

送り迎えのママ達は、スカートにヒールという清楚な服装が多く、ジーンズはほぼ皆無。



長男の出産が近かったため、自宅から近くて送り迎えが楽なのを優先に、娘はこの幼稚園に入園しました。

正直、子どもよりも私のほうが馴染めるか不安でしたが、通ってみるとママ達はとても温かい人ばかりでホッと一安心。



しかしママ達、子どものことになると、ものすごいガッツがあるアクティブママに変身します!

年少の頃から放課後に習い事に行く子が多く、平日は毎日習い事をしている子も珍しくはありません。

幼稚園のお迎えのあと、電車で一駅程の距離を自転車で習い事に通うガッツのあるママ達がたくさんいました。



また、運動会のリレーでは、自分の子だけではなく、クラスの子全員を声がかれるまで応援!

子どものことも、自分の趣味や美容も、全てに研究熱心。


彼女たちの何事にも妥協をしない姿に、「子どもも大事だけど自分も大事」という姿勢を学びました。


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国際色が豊かすぎる都内の公立幼稚園


やっと幼稚園に慣れてきたころに辞令がありました。

転勤先は、関西から遠く離れた東京都。

年中から、都内の公立幼稚園に入園しました。


入園して一番驚いたのが、在園児たちの国際色の豊かさ!

アジア、アメリカなど、日本語が母国語でないママがクラスに3人ほどいらっしゃいました。

私が片言の英語で必死にコミュニケーションを取ろうとしていると、助け船を出してくださったのが駐在ママ!

2ヶ国語、3ヶ国語が出来るママもちらほらいて、外国の方とのコミュニケーションに困ることはありませんでした。


駐在組の子ども達は数ヶ月日本にいたら、また海外に転園していく子が多く、まさに世界を股にかけている状態。

もちろん子ども達の間でもいろんな言語が飛び交い、「アメリカから来て、今度はインドなんだ!」なんて会話も日常茶飯事。

転入・転出も多く、娘が転出する時には同時になんと4人の子ども達が転出しました。



子ども達も「日本国内の引っ越しなら、むしろ近い」という意識で、とにかく国際色豊かな幼稚園でした。

娘も私もこの幼稚園を経験できたので、「引っ越しても生きてりゃ会える!」と精神的に強くなりました。


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自然の多い郊外の幼稚園、子ども達が逞しかった


今度は転職のため、再び関西へ。

年長で通った3つ目の幼稚園は、自然が多く残る郊外の公立幼稚園。


2つ目に通った都内の幼稚園では大人っぽい女の子が多く、「あの子、イケメンよね~」なんて会話もちらほらありましたが…。

今度の郊外の公立幼稚園では、素足での鬼ごっこや虫取りが流行っているような環境でした。


引っ越して最初に驚いたのが、子ども達の身体能力の高さ!

クラスのほとんどの子が、逆上がりや跳び箱、うんていを難なくこなしてしまうのです。


引っ越して1ヶ月の運動会の競技は、竹馬で運動場一周してそのまま障害物競争をするプログラム。

そのため、夏休みは親子で竹馬を猛特訓しました。


1ヶ月後の運動会では、こけて膝から血を流しながらも運動場を一周。

諦めずに頑張った娘の姿に、熱いものが込み上げてきました。



この幼稚園では、自然の多い環境の中、親子で一緒にのんびりと遊ぶ楽しさを体感することができました。


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どの幼稚園もいいところがたくさん


最初は毎年、幼稚園を変えなければいけないことに、娘に対して心の中で申し訳なさを感じていました。

しかし、小学生になった娘は、転入生には真っ先に話しかけ、転出する子には必ずお手紙を渡す心優しい子に育っています。


「引っ越しはお友達が増えること」と笑顔で話す娘を見て、引っ越しは、マイナスじゃなかったと思えました。


地域も考え方、環境も全く異なる3つの幼稚園を体験した私たち。

それぞれの幼稚園の多様性や良いところをたくさん吸収でき、むしろラッキーだったと思います。


どの幼稚園でも素敵なお友達・先生・ママ達との出会いがありました。


「どんな環境であっても、楽しもう!と自分が思うことで、実際に生活が楽しくなる」と学ぶことができました。




※ この記事は2024年04月03日に再公開された記事です。

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