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「おばあちゃん、ぼく…」祖母の死に向き合った息子の“別れの言葉”

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病気で入院した実母が1ヵ月後に亡くなり、自宅に帰ってきました。大好きだった祖母との別れに、8歳の長男がどう向き合ったかというと…。


今から15年前、わが家は私の実母と同居していました。

私もパートで働いていたので、昼間の家事・育児は、母に任せることが多かったのです。

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そんな母が、ある日…


普段は風邪すらひかない母でしたが、ある日体調不良を訴えて入院することになりました。

末期の癌だと宣告され、あっという間に衰弱し…。

入院から1ヵ月、母は病院で帰らぬ人になりました。

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長男は「ふーん」と、一言。

それから来客が続き、皆が突然のことに号泣していたのですが、長男はつられて泣くこともありませんでした。

一緒に暮らした家族の死…。

8歳の子どもには、それがどういうものか分からないのだろうか?と疑問に思うほど、長男の様子は落ち着いていたのです。

そして、葬儀の時…。

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母が亡くなってから納骨までの5日間、長男が泣いたのは、この最後のお別れの一度だけでした。


この頃、まだ体が弱かった長男は、頻繁に学校を休んでいました。

腎臓の病気で運動ができなかった長男に「私の体と交換してやりたい…」と、よく泣いてくれた母。

そんな長男の将来を案じて「勉強しなさい、人の役に立つ人になりなさい」と、尻を叩いてくれた母でした。


現在、長男は23歳。大学を出て、地元で発達障害児施設の保育士をしています。

母が生きていたら、なんというだろうか。

そんなことを考えながら、夏空のまぶしい空に向かって、すっかり大きくなった息子たちの健康を祈る毎日です。

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この記事を書いた人
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ひらたともみ

栃木県宇都宮市在住のイラストレーター。

20代、30代、40代と出産を経験し、現在、2男1女の母として、終わらない子育てに奮闘中。

著書「これでいい...

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