小学校に入学してから、「自分の時間が欲しい」と言いはじめた長男。
ずっと「ママと一緒じゃなきゃダメ」な甘えん坊でしたが、小1から「1人でお風呂に入りたい」ということが増えました。
「俺も学校で疲れてるから、お風呂でリラックスしたいんだよ」と、まるで大人のような発言もするように…!
2年生になってからは、ゲームの時間や本を読むときだけ、自室で過ごすように。
弟と妹がいるため、「うるさいから集中できない。1人になりたい」とのこと。
3年生になってからは、下校後すぐに自分の部屋に直行し、夕食までの時間を過ごす日も増えました。
そして「今日は忙しいから、一緒にいる時間少ないよ」と、生き生きした表情で報告…!
私としては長男との時間が減り寂しいものの、本人は1人の時間を過ごすことが嬉しいようです。
長男の表情を見ながら、自分も子ども時代、1人の世界が増えると嬉しかったことを思い出しました。
特に大学入学で上京する際は、親の寂しさも考えず、新生活のことで頭はいっぱい。
在学中は帰省することも連絡することも多くはありませんでした。
親は何も言いませんでしたが、自分で子どもを育てるようになった今、「寂しい思いをさせてしまったかも」と思います。
同時に、子どもには「親に寂しい思いをさせて悪いから」と、遠慮してほしくないとも思いました。
正直に言うと、親の立場としてはかなり寂しいです。
ですが、あまりに親が寂しがるせいで、子どもに罪悪感を覚えさせるようなことは避けたいもの。
子どもには自分の好きなことを思いきりしてほしい。
そう思い、成長を喜ぶよう意識することにしました。
一方で、子どもの手が離れ始めて、考えることもあります。
長男の入学と同時期に3人目が生まれ、それから長男との時間はガクンと減りました。
ずっと続けてきた寝る前の読み聞かせが、できない日もたびたび。
大きくなった長男に下の子たちの面倒を見てもらったり、ガマンさせる機会も増えました。
よく「寂しい」「ママの充電が足りないよ」「こっちに来てよ」と口にしていた長男。
出来る限り長男との時間を作ろうと意識はしていたものの、手のかかる下の子たちのお世話に仕事、家事で、私の心に余裕もなく。
「寂しい思いをさせてごめんね」と思う日も多かったのです。
今年で9歳、もし18歳で家を出ると考えると一緒に住めるのもあと9年です。
そろそろ思春期に入り、「寂しい」とも言わなくなるでしょうし、寂しいから抱っこという年齢でもなくなります。
先日は長男に「土日1時間でいいからデートしよう」と言われました。
こんなことを言ってくれるのは、あとどれくらいでしょう。
長男との時間を大切に、今のうちに長男との時間を作ろうと改めて思うのでした。