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公開 2019年06月26日  

ワンオペ3人育児で外出できない…上の子に「ごめん」と思っていたけど

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小3の長男には、歳の離れた弟と妹がいます。下の子が小さいことで、上の子にいろいろな体験をさせてあげられないのが私の悩みでした。


妹、弟を連れての外出&習い事は厳しい…


2人目が生まれる前までは「子どもには様々な体験をさせてあげたい」と張り切っていた私。

しかし次男と長女が生まれた途端に、外出さえもままならない毎日に。


下の子達は2人とも、チャイルドシートが大嫌い。

15分も乗れば、抜け出したくて大泣きです。


「では電車で…」と思っても、2歳の長女は電車の中で歩き回るのが大好き。

制するだけで私はクタクタ…。

長女は大人しくベビーカーにも乗ってくれず。

下2人を連れて歩くのは危険が多く、緊張の連続です。

なかなか遠出もできず、近所の小さな公園へ行くのが精いっぱい。


「習い事をさせよう」と思っても、3人を連れての送迎・待ち時間ともに大変で、すっかり億劫に。

結局、平日の放課後は家で過ごし、休日も近場で過ごすことが殆どです。


そうはいっても、長男はもう小学3年生。

下の子が大きくなるのを待っていたら、小学生時代に何もできないまま終わってしまう!と焦っていました。

今できることを考える


周囲を見渡せば、様々な経験をしている子がいます。

海外旅行に行ったり、土日に遠方へ遊びに行ったり、習い事を3つも4つもやったり…。

学童で過ごせば、異年齢でのふれあいから刺激をうけてくることもあるでしょう。


一方でわが家は、帰宅したら家の中にいるだけ。


とはいえ、まずは安全第一だし、平日の保護者は自分1人しかいません。

できることは限られています。

いくら嘆いても環境は変わらないので、今できることを考えてみることにしました。


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捉え方が変わった「様々な体験」のなかみ


そもそも「様々な体験って何?」と考えました。

「体験=外出、旅行、習い事」だと思っていましたが、それだけではないはず。

そう思いながら子どもたちを観察していると、兄妹同士で遊ぶ中に、実は「様々な体験」があることに気づきました。


遊びの中で、ケンカしたり、たまには謝ったり、譲ったり、下の子の面倒を見たり、思いやったり。

誰かが片付けや料理などのお手伝いを始めると、他の子も真似をしてみたり。

そもそも兄妹は、異年齢関係。ただ一緒に過ごすだけでも、学ぶことがあるようなのです。


家の中の「なんてことはない」ものでも、子どもたちは楽しそうに過ごしています。

長男は料理が好きで、週末に料理をするのが楽しみなよう。

シチューやチャーシュー、ピザトーストなどを一緒に作ると張り切ります。


意外だったのが、「洗濯機が壊れたかもしれない」と私が慌てふためいて掃除をしたりスイッチを押したりしていた時のこと。

試行錯誤している私の様子を見て、子どもたちが大喜びしていたんです。


料理は科学実験に近いとも言いますし、家電は機械。

掃除、片付けなど、生活の中にあるちょっとしたことでも、意外な発見があり、子どもには刺激のある体験になっているようです。


大人だと、どうしても体験に「イベント感」を求めてしまいがち。

一方で子どもは、大人ほどはイベント感を求めておらず、日常の中でも色んな発見をして楽しんで過ごすことができるようです。


これからの季節、「おうちキャンプ」も試してみようと思います。

そうはいっても、外出もしたい!

「子どもが小さい間は近場をせめる」と決め、まずは近隣の博物館や美術館、遊び場へも足を運ぼうと思っています。

兄妹で遊ぶのも、日常の「なんてことはない」もので遊ぶのも、近隣で遊ぶのも、きっとあと数年のこと。


「なんてことはない」毎日をどれだけ楽しめるか。これからも試してみようと思っています。

※ この記事は2024年03月25日に再公開された記事です。

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