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「今が一番いい時ね」という言葉にモヤモヤ…。8年かけて変化した捉え方

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赤ちゃん連れで歩いていると、道行くおばあちゃんに言われる「今が一番いい時ね」という言葉。1人目を出産してから8年が経過し、捉え方も変化しました。

こんなに不自由な私でも、「今が一番いい時」なの?


赤ちゃん連れで歩いていると、よくおばあちゃんに声をかけられますね。

「まぁ~可愛いお手て!赤ちゃんって見ていて飽きないわよね~」と嬉しそうに話しかけ、わが子をあやしてくれるおばあちゃん。

ひとしきり話した後、まぶしそうな表情で私たちを見つめながら、「あなた、今が一番いい時ね」と言われることが何度かありました。

そうは言われても、1人目の産後は、素直にその言葉を受け入れられませんでした。

「お言葉ですが、子育てって、本当に大変なんです。

昨日の夜も何度も起きて、寝た気がしません。

ご飯は冷めたものをかきこむように食べ、お風呂に入ってもコンディショナーはできないし、トイレにさえ1人で行けない。

一日中ケガしないように気を張り、自分の時間もゼロで、全てが赤ちゃんペース。

メイクもおしゃれもできない、本や映画も見られない、買い物もできない、飲みにも行けない。

これだけ自由のない私が、あなたには『今が一番いい時』に見えるんですか?」

と心の中でつぶやいていました。

「今が一番いい時」と思えない自分は、まるでダメな母親だと言われているような気分にもなりました。


「今が一番いい時ね」という言葉にモヤモヤ…。8年かけて変化した捉え方の画像1
出典:pixta_44743513_S

就活中の大学生にかけた言葉


あれから、8年が経ちました。

長男は小学3年生になり、下に年中の男の子、2歳の女の子がいます。

先日、就活中の大学4年生の女性と話をする機会がありました。

就活についてあれこれ話しながら、気付くと「今が一番いい時ですね」という言葉を彼女にかけていました。

就職もできる、転職もできる、恋もできる、おしゃれもできる、旅行もできる、

自分の好きに時間も、お金も使える彼女。

話しながら、自然にそう思ったのです。

しかし彼女は「そうですねぇ…。でも、なかなか就活も厳しくて」と苦笑いしながら言いました。

ふと、自分も学生時代、就活していた頃のことを思い出しました。

当時は「やりたい仕事はリスクが高い。安定を選ぶべきなのかな」「なかなか受からない」「将来が不安」「仕事も結婚もできるのかな」などなど…。

その時はその時なりの悩みがあって、とても「今が一番いい時」なんて思えませんでした。

私が彼女に「今が一番いい時ですね」と言えたのは、その時代が過ぎ、ある程度時間が経ったからなのです。

その後、道を歩きながら思いました。

スキップするように歩く小学生、友達とおしゃべりしながら歩く中学生、自転車をこぐ高校生、仲間とワイワイ騒ぐ大学生…。

どの時を見ても「今が一番いい時だよね」と思うのです。

渦中にいると悩みも多いですが、30代半ばとなった今では、それぞれ「一番いい時だったなぁ」と思います。


「今が一番いい時ね」という言葉にモヤモヤ…。8年かけて変化した捉え方の画像2
出典:pixta_44125565_S

人生は「今が一番いい時」で溢れている


そうして気付いたのは、「人生は『今が一番いい時』で溢れている」ということ。

おばあちゃんの言うように、乳幼児を育てる今も、大変ですが過ぎて長い時間が経てば一番いい時と思えるのでしょう。

3人目の末っ子を抱っこする今でも、「今が一番いい時ね」と声をかけられます。

今の私は、心の中で「そうなんですよ!わかりますよね?この子ももう、2歳なんです。

人生で0~1歳の子の成長を毎日見ることは、もうないでしょう。

孫とは遊べても、つぶさに成長を感じることはできません。

柔らかな腕や太ももに、自由に、飽きるほど触れることもできないでしょう。

24時間365日、ママ、ママ、ママと求められ、誰かの唯一無二の存在になれることは、これからあるでしょうか?

これほど強く求められることは、きっとないでしょう。

誰かを抱きしめ、思いきり安心させてあげられる、

初めての経験を沢山させ、とびきりの笑顔にさせてあげられる

そんな経験は、今が人生で最後なんです。

私、今が一番、いい時なんですよ」とつぶやいています。

3人目になり、「この子で子育ては最後」という意識が強いため、こう思うようになりました。

「今が一番いい時」と思えても、思えなくても、私がすることに変わりはありません。

「今日は子どもと遊んだり、ゆっくり話が聞けた」と思う日もあれば、

「今日は怒り過ぎた、自分に余裕がなかった」と反省する日もあります。

一番いい時にいるからって、悩みがないわけでもないし、怒ったり余裕をなくすこともある。

毎日ハッピーでいる必要はないのです。

人生は、いつだって今が一番いい時なのかもしれない。

その時々の自分ができることを思いきりして、泣いても笑っても悔いのないよう生きていきたいと思いました。


「今が一番いい時ね」という言葉にモヤモヤ…。8年かけて変化した捉え方の画像3
出典:pixta_33545769_S

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この記事を書いた人
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宮野茉莉子

ライター/コラムニスト。
3児(2010年生まれ男、2015年生まれ男、2017年生まれ女)の母。
哲学好きで、考える楽しさを親子ともに伝えることが目標です...

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