立派な親ではないけれど、子どもと一緒に育っていきたい<第二回投稿コンテストNo.63>のタイトル画像
公開 2019年01月17日  

立派な親ではないけれど、子どもと一緒に育っていきたい<第二回投稿コンテストNo.63>

9,120 View

自分本位だったというみかんさん。きちんと親になれるだろうか?子どもの幸せを考えられるのだろうか?と、子どもが生まれる前は心配だったそう。ところが、いざ生まれてみると、自分でも驚くほどの子どもファーストになっていったようです。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10567001544

>【第一話】から読む


子育てで驚いたこと、それは子どもの幸せが自分の一番の幸せになったことです。

自分で言うのは恥ずかしいですが、私は自分本意なところがあり…。それは夫に対しても変わらず、好きなジェットコースターは相手が嫌がっても乗りたいし、家事はできるだけしたくない。

ケーキはあわよくば一番大きいものを狙っています。

そんな私ですので、本当に人の親になれるのか、生まれるまでは正直不安でした。人間として不出来な私がちゃんと育てられるのか。人を、この子の幸せを最優先で考えてやれるのか……。

ですが、7時間半かかって生んだ我が子は本当に可愛かったです。こんなに可愛い子が自分から生まれるなんて、信じられなかったです。

残念ながら生まれた瞬間に痛みが吹っ飛ぶ、なんてことはなく、その時は2人目は無理!と心に固くちかいましたが(笑)。

生まれてきてくれた我が子、かいちゃんと毎日毎日付き合っていくごとに愛しさは募り、全身全霊をかけて守っていくんだという思いが強くなっていきました。



夜中、なかなか寝ないとき。気の遠くなりそうな眠気と寒さと戦いながらも「おなかすいてるのかな。おっぱいかな、おむつかな」と、授乳やオムツ替え、夜通し抱っこしたこともありました。

買い物に出かけると、自分の服を探しに行ったのに、いつもベビー服のコーナーへ。

「車のイラストが好きだから、あのズボン気に入るかな。」

「あっ、あの帽子似合いそう。」

なのでいつも自分は着たきりスズメ。


ごはんの時間も大好きなイチゴを「かいちゃん、おかわりいる?」と息子の皿へ。

それでも美味しそうに頬張る息子の顔を見るだけで、それだけで新米ママは幸せなのです。

息子のためならばなんだってしたい。息子の喜ぶ姿が私の幸せになりました。



そして、そんなかいちゃんも今はもう2歳。8ヶ月になる妹もいます。

毎日毎日、今日が一番かわいいです。イヤイヤ期真っ只中&赤ちゃん返りの長男も、なにかと手がかかる長女も、大大大好きです。

私の幸せを分けられるのなら、2人に渡したい。命を賭けて守りたいと思えるようになりました。

もちろんイライラしたり、大人気なく感情的に怒ってしまうこともあります。

「ごめんね。お母さん怖かったよね。怒りすぎちゃったよね。ごめんね。」と子どもを泣きながら抱きしめて、後悔の気持ちでいっぱいになることもあります。

そして不安定な気持ちで夫に当たり散らすことも(笑)。 パパいつもごめんなさい。大好きです。これからも頼りにしてます。

多分、私の本質的なところは変わっておらず、立派な親になれるのかと言われれば間違いなくNOです。

だけど、難しく考えず、かいちゃんも2歳、私もママ2歳。それでいいじゃないか。

この子達を育てるのではなく、一緒に育つ。そんな「子育て親育て」があってもいいんじゃないかな、と思うお気楽ママなのであります。


ライター:みかん


※ この記事は2024年02月10日に再公開された記事です。

Share!

連載「第二回 記事投稿コンテスト 『驚いたこと』」のタイトル画像
連載「第二回 記事投稿コンテスト 『驚いたこと』」 #63
コノビー記事投稿コンテストのタイトル画像 コノビー記事投稿コンテスト