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公開 2015年05月12日  

産後うつにならないために!産後に目を使わない方がいい3つの理由

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最近の産後ママがやりがち、だけど本当は注意したほうがいいこと。それは、産後、特に産褥期に目を使うこと。スマホやSNS、目を使わなければ生きられないこの時代に、それでも産後目を使わない方がいい理由、おつたえします。


現代は、目を使う場面がたくさん!

最近は、facebookやTwitterなど、ネットを使ったコミュニケーションをされている方が多いですよね。陣痛なう、ではないですが、産まれた後、あまりの喜びと解放感で、赤ちゃんや自分の写真をアップしている人を、たくさん見かけます。



私自身も、Facebookやブログなどをやっていますので、気持ちは、すごく良くわかります。ましてや、出産直後、赤ちゃんはかわいいし、出産という一大イベントが終わった後、いろいろ書きたくもなりますよね。



でも、産後に目を使うこと、特に電子機器を使うことは、できれば避けたほうが良いんです。今回は、産後に目を使わない方が良い理由を、体の3つの観点から、お伝えします。

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産後に目を使わないほうが良い理由:その1

目は「肝」とつながっています。



中医学という学問に五行という考え方があります。目の疲れは、「肝」の疲れにつながると言われています。

肝といえば肝臓、体の様々な毒素を解毒してくれるところ。目の疲れが体の解毒力を邪魔してしまうと、産後の疲れもなかなか取れなくなってしまいます。

産後に目を使わないほうが良い理由:その2

目を使うと、交感神経が活性化します。



ご存じのように、人間には、交感神経と副交感神経という2つの神経の流れがあります。起きているときは、交感神経が活発に働きます。特に目を使うということは、脳を使っているということになります。



一度活性化した交感神経は、いきなりシャットダウンできないので、しばらく興奮状態が続いてしまいます。身体を休めなくてはいけない産後に、たとえ見た目では横になっていたとしても、脳が興奮状態では、休まるものも休まらない、ですよね。

産後に目を使わない方が良い理由:その3

目から入る情報に、あなたの心が刺激されます。



目を使う、って、どのようなイメージでしょうか?おそらく、遠くの山を見たり、おうちの周りの景色を見たりすることに対して、「目を使う」とは言わないと思います。目を使うというとき、それは、なんらかの「情報」を、目から(もちろん耳からも)取り入れている、ということ。



情報は、プラスになるものもありますが、時に心を不安定にさせるものもあります。産後のデリケートな状況の中で、世の中で起きている不安な出来事、赤ちゃんにマイナスの出来事を見たり聞いたりすることで、心穏やかに過ごせなくなる人も多いのです。

産後は目を使わない。特に出産から3週間の、産褥期、と言われている間は、PCや携帯(スマホ)、テレビなどからなるべく離れて、ゆったりとした気持ちで過ごすことをオススメします。助産院のなかには、携帯やスマホは、産褥床(お母さんが休んでいるお布団)には持ち込みを禁止しているところもあるほど。



電子機器から目を離して生活すると、毎日表情が変わる赤ちゃんの様子や、日々回復していく自分の体の様子などを、じっくりと感じることができ、余裕のある子育てにつながりますよ。

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