児童館に行くと、異年齢の子どもたちがたくさんいて、喧嘩になりやすいものです。
異年齢ということは、1歳児と2歳児では思いを伝えたくても伝わらなかったり、0歳児と2歳児では相手が全く他の人を認識していないために、手をあげるしかなかったり、トラブルになる種はたくさんあるのです。喧嘩して、被害者になる場合もありますが、厄介なのは加害者になる場合です。叩いたり、噛みついたり、おもちゃを独り占めしてしまったりと、ハラハラすることもしばしばあることでしょう。
目を離さないようにすることも、とても大事ですね。
子どもはママやパパの注目を欲しがります。見て!と、いろいろな方法でアピールをしてくるのです。気を引くためだったら、なんでもします。喧嘩をしたり、ものを壊したりするのもこの一つだと思ってください。
ものを壊したら、泣いたら、奇声をあげたら、ママやパパが駆け寄ってきてくれた経験が、「今度も同じことをすれば見てもらえる」と学習させてしまったのです。ということは、喧嘩の仲裁をすればするほど癖になっていくということですね。
叩いたり物を壊すことが条件反射のようになってしまって、他の行動ができなくなる前に、正しい「見て欲しい時の伝え方」を教える必要があります。
叩いたり噛みついたり、お友だちを押したり、怪我をする恐れのある、危険なことをする時だけ仲裁に入るようにしましょう。
お子さんに気を引きたいという気持ちがあるなら、心の安定ができてないのかもしれません。いつも以上にスキンシップを増やすようにしてみましょう。そしてそれは、できるだけ続けていけるとよいですね。
普段、子どもが話しかけてくるときに、携帯を持ったまま聞いていたり、ご飯を作りながら対応していませんか?
もし、子どもが気持ちが満たされてないのかな?と感じることがあれば、できるだけ子どもから投げかけがあった時には、やっていることがあっても、一旦手を止めて子どもに付き合ってあげてください。しばらくすると、お子さまも自分を見てもらえていると安心できるようになりますので、できるだけこれは徹底して行うと良いと思います。