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公開 2019年02月05日  

痛みは?費用は?メンテは?戸惑い続きだったはじめての「歯の矯正」

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小2の娘が歯の矯正をすることになりました。値段やメンテナンスなど知らないことばかりで驚きの連続。しかも、予想以上に痛みがあって……。学校の先生たちにも協力してもらいながら頑張っている娘の矯正体験記です。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038004646

ついに娘の歯の矯正が始まる!


もともと小顔であごが小さかった娘。歯医者さんに「将来的に歯の矯正をしないといけないかも」と言われていました。

親として「いつかは」となんとなく覚悟はしていたものの、いざ「矯正をしましょう」と言われると、やっぱり必要なのか…と慌ててしまいました。

しかも娘の場合、前歯の永久歯が変な生え方をしているので急いだ方がいいとのこと。

すぐに夫と娘と相談し、矯正をすることに決めました。

でも、ここからが大変だったのです。

驚きの連続!知らなかった矯正の現実


ネットで情報を調べたり、経験者のお友だちに聞いて、ある程度の知識は持っているつもりでしたが、実際に矯正が始まると驚くことばかり。


●値段にびっくり

改めて先生から話を聞いてみると、やはり衝撃のお値段です。上下合わせて、ウン十万円。

これに、毎月1回のメンテナンスの料金がかかります。また、金具などを紛失すれば、そのたびに追加の費用がかかります。


●毎日のメンテナンスにびっくり

歯の矯正を始める際は、虫歯をすべて治療してからしか始めることができません。

矯正を始めると、歯に金具を付けるので、食べかすなどがつきやすく、虫歯になりやすいそうです。

毎食後の専用の歯ブラシでの歯磨き、親の仕上げ磨きは欠かせません。

食べ物が引っかかりやすく違和感があり、ついつい自分で触ってしまうようで、外れてしまうこともありました。

しかも、カレーなどは矯正器具に色が染みついてしまうのです。


●痛みにびっくり

さらに驚いたのが、矯正による痛みです。

個人差があるとは思いますが、娘の場合、矯正を始めた当初、かなりの痛みが出ました。

食べることもままならず、泣き出してしまうことや、痛みが引かずに遅れて学校に行ったこともありました。

痛みを必死にこらえる娘の姿に、思わずこちらまで泣きそうになってしまったものです。

どうする!?歯の矯正をしながらの学校生活


このままでは、学校生活にも影響が出るかもしれないと思い、担任の先生には、詳しく矯正の状況を伝えることにしました。

歯の矯正を始めてまだ痛みがでること、食べにくいようなので給食の時間に迷惑をかけるかもしれないこと、矯正の金具に食べ物が引っかかることあるので鏡を持たせたいことなどを伝えました。

そうすると、担任の先生が「痛みはあったみたいですけど、一日頑張っていましたよ」とか「給食は、ちょっと食べられなかったみたいですよ」、「学級活動はちゃんと参加できていましたよ」などと、そのときどきの娘の様子を知らせてくれました。

ほっとした反面、娘に無理をさせてるな、先生にも迷惑をかけているなといろいろな考えが巡りました。


その後、だんだんと痛みも取れて、歯の矯正をしての学校生活にも慣れてきたころ、また一つ問題が起こりました。

歯の矯正をしているので、食後の歯磨きが必要なのですが、娘の通う学校には、給食後の歯磨きの時間がなかったのです。

食べかすが矯正器具に引っかかっていると虫歯につながりますし、クラスのお友だちに笑われてもかわいそうだなと思っていました。

そこで、もう一度先生に相談してみると、先生が学校と相談してくれ、給食後、保健室で歯磨きができるようにしてくれました。

おかげで、虫歯の心配も少しなくなり、今は同じように矯正を始めた他のお友だちと歯磨きを頑張っているようです。

分からないことばかりで、どのように矯正と向き合っていけばいいかと思っていましたが、先生のおかげで学校に通うのも一安心となりました。

今は、娘も歯の矯正を楽しんでいます!


最初は、「歯が痛いよ」とか「こんなのいやだよ」とか言っていた娘ですが、だんだんと歯の矯正に慣れてきて、小さな楽しみを見つけて喜んでいます。

たとえば、矯正の器具を歯に装着するときに、一つずつゴムを止めるのですが、歯医者に行くたびに、そのゴムの色を変えることができます。

あるときは、水色と青色、あるときは水色とピンク色、すべて透明などと、さまざまな組み合わせにして、まるでおしゃれをするように楽しんでいます。

矯正で使用するチューブがカレーを食べて染まったときは、友達に「黄色に変えてみたの」と冗談をいってみたり。おじいちゃんやおばあちゃんに「矯正始めたよー」と写真を送ってみたり。

いろいろ失敗もありましたが、今は、この状況を楽しんでくれているように思います。


親には矯正の経験がなく初めてのことだったので、どうすればいいのか分からないことがたくさんありました。そのたびに歯科医や担任の先生に相談し、現在も歯の矯正を進めています。

これから歯の矯正を考えている方もたくさんいるかもしれませんが、困ったことはどんどん相談して最善の方法を探っていくこと、そして、なるべく子どもの負担にならないように見守ってあげてほしいと思います。

うちの娘も、まだまだ長い道のりになりそうですが、元気に頑張っています。

※ この記事は2024年03月09日に再公開された記事です。

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