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公開 2019年01月08日  

母乳育児で気分がダウン…。ママが笑顔でいるために私が選んだこと<第二回投稿コンテストNo.37>

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頻回授乳の日々が始まり、母乳の出も順調だったこっとんさん。しかし、おっぱおをあげるたびに気分が落ち込んでしまうように。母乳が出なくて悩んでいるお母さんがいるのに…、経済的に負担がかかるのに…、いろいろな心の葛藤を乗り越えて出した答えとは?

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10567000991

>【第一話】から読む


娘は、妊娠中に予習していた赤ちゃんの知識を、全てといっていいほど覆してくる子でした(笑)。

例えば…

新生児は連続して寝ない→度々5時間連続で寝る

ヨダレが出るのでスタイ必須→全く出ない

3ヶ月くらいで首がすわる→5ヶ月

5ヶ月くらいで寝返りをする→7ヶ月の終わり

ずりばい→しない代わりに背ばいをする

離乳食食べない→ひくほど食べる


ちょっと挙げただけでこれくらい。

後半になってくると覆されるのが当たり前と思うようになっていきました(笑)。


こんなマイペースな娘の母親である私が、一番はじめにぶち当たり、そして一番驚いたこと。

それは、「母乳をあげると気分が落ち込む体質」だったことでした。


妊娠中、特に母乳育児にこだわりがあった訳ではないのですが、母親学級で助産師さんから母乳のことについて習い、おっぱいマッサージもして、なんとなく、母乳で育てるんだろうなと思っていました。

娘が生まれ、入院中から母乳の出もよく、退院の時には、「完母で行けそうだね♪」と太鼓判を押されていました。

しかし、実は入院中から、母乳をあげると物凄い疲労感を感じていました。母乳と一緒に元気を吸われるような感覚。

でもこの時はまだ、産後で疲れているんだろうなとしか思いませんでした。



退院して、頻回授乳の日々がはじまるとそれはそれはしんどくて、やる気や、元気や、ポジティブな気持ちがどんどん吸われていきました。

旦那が仕事に行く前には子供のように泣いてぐずったり、娘が泣いていてもまずはおむつを代えて、泣き止むように祈ってみたり。

外に出れないこともあって、どんどん気分は落ち込み旦那に心配されるほどでした。

それでもまだそれが授乳のせいだとは気が付かなくて、毎日悲しい気持ちと戦っていました。

1ヶ月検診で娘の体重が増えておらず経過観察となり、完母だったところにミルクを足すようになりました。

ミルクの時は、一生懸命に飲む娘を可愛いと思う余裕がありました。

最初は「楽をしている」という気持ちがあり罪悪感を感じていたのですが、ふと、ミルクをあげている時は気持ちがしんどくないことに気が付きました。


あれ、もしかして、気分が落ち込むの、母乳のせい……?


そういえば妊娠中にそんな育児マンガを読んだ気がする!と思い出し、色々と考えた末、生後2ヶ月で完ミに移行しました。



私の場合は、母乳が出ているのにも関わらず完ミにしたので、周りから「もったいない」「ミルクめんどくさくない?」「母乳の方が楽じゃない?」と言われたりもしました。

でも友人から「母親が楽しく育児できる方法が一番!」と背中を押してもらい、完ミにしてからはとても楽しく育児ができました。



そんな娘はもうすぐ1歳。

とにかく食べることが大好きで、もうじきミルクも卒業しそうです。あの時あんなに悩んだのに、今はちょっと寂しいなと思えています。


私と同じようなことで悩んでいるママさん。母乳が出なくて悩んでる人もいるのに……って、思っちゃいますよね。

「母乳で育てなきゃ」って、周りからたくさん言われますよね。

いいんですよ。いいんです。私は、完ミにして良かった。

完ミだったから、この一年間、毎日楽しく育児ができた。

「娘ちゃん、表情がとっても豊かで、よく笑うね。きっとママが毎日笑ってるからだね」

今では、かかりつけ医からそう言われるようになりました。


母乳でも、ミルクでも、あなたが一番良いと思う方法を選んでいいんだよ。

同じことで悩むママさんの心が、少しでも軽くなりますように。


ライター:こっとん


※ この記事は2024年04月14日に再公開された記事です。

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連載「第二回 記事投稿コンテスト 『驚いたこと』」 #37
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