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公開 2019年12月09日  

赤ちゃんはいつから飛行機に乗れる?料金や耳抜きなどの対策グッズも

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飛行機での帰省を考える際、赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるのか、どんな点に気を付ければよいのか、分からないことも多いですよね。そこで今回は、赤ちゃんが飛行機に乗る際の注意点と、影響、耳抜きや泣く赤ちゃんへの対策グッズなどをご紹介します。


目次 赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
飛行機に乗るときの注意点
準備しておくと便利なもの・利用できるサービスをご紹介!
焦らずに試してみて!飛行機で泣いてしまったときの対応方法
いつから飛行機の料金がかかる?
困ったときは客室乗務員の方にご相談を!

赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?

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大手航空会社、ANAとJALなどでは生後8日(出生日を含む)から同伴者1名付きで飛行機に乗ることが出来ます。

ただし、生後間もない新生児期のあかちゃんは環境の変化に敏感ですし、授乳やおむつなどのお世話が頻繁に必要な時期です。

もし可能であれば、生後1カ月未満での搭乗は避ける方が望ましいでしょう。


飛行機に乗るときの注意点


まずは赤ちゃんと飛行機に乗るときの注意点についてご紹介します。

赤ちゃんは大人に比べて気圧の変化に影響されやすいため、耳詰まりしやすく、離陸と同時に泣き出してしまうことがあります。

そういったことを知っておけば事前に準備することができます。

飛行機に乗る前の準備や、機内での赤ちゃんへの対応を知っておき、飛行機の旅を快適にしましょう。


早めに座席予約をする


赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際は、早めに座席の予約をしましょう。

搭乗日近くの予約では、家族で並びの席を確保できなかったり、希望する席を選べないこともあります。


外の景色を楽しめる年齢の子は窓際の席、オムツ替えが多い月齢の場合は通路側の席にするなど、余裕をもって予約したいものです。

トイレの近くの席はおむつ替えに連れて行くのに便利ですが、多くの人が行き来するため、赤ちゃんが眠っている場合、起こしてしまう可能性もあります。

乗り降りしやすいのは機体前方ですが、人目を気にしたくない人や赤ちゃんをあやす場合は後方が良いでしょう。

酔いやすい人は揺れにくい翼付近がおすすめ。

少し広めなスクリーン前の座席も子連れには人気です。

飛行機の場合、途中で降りることができないので、座席に着く際、周囲の方にご挨拶をしておくことをお勧めします。

些細なことですが、前もって挨拶しておくことでまわりの方々も寛容になってもらえる場合が多いようです。


赤ちゃん用の荷物は座席の下に置いておく


飛行機の場合、離陸時、着陸時、ベルト着用サイン点灯中は、荷物の上げ下ろしができません。

必要なときに赤ちゃんグッズが取り出せないと困りますね。

荷物を二つに分け、赤ちゃん用の荷物は座席の下に置いておくと良いでしょう。


授乳や飲み物で耳抜きをしてあげる


機内で1番注意したいのは、赤ちゃんは大人に比べて耳詰まりがしやすいことです。

特に離陸前と着陸態勢に入る前に、耳詰まりしやすく、ぐずったり痛がる子もいるでしょう。

その際は水分補給や授乳などで、耳抜きをしてあげる必要があります。

赤ちゃんの耳抜きには、母乳やミルクを飲ませる、食べ物や飲み物を与える、おしゃぶりをくわえさせるなどすると、耳管を解放させる効果が期待できます。

離陸前と着陸態勢に入る前を狙って、飲食をさせてあげてください。


3歳を過ぎれば、専用の耳栓で耳詰まりを軽減することもできます。

飴が舐められる年齢になれば、飴をなめさせてあげるのも良いでしょう。


オムツ替えは搭乗前に


機内のオムツ替えは、おむつ交換台のついた個室トイレで行います。   

ただし、トイレはフライト中は安全上の理由の為、利用できない時間帯もあります。

また、機内のトイレは狭く、オムツ台も小さいため、おむつ替えしやすい環境ではありません。

搭乗前にオムツ替えを済ませておくのがベストです。

各飛行機会社で紙オムツを提供していますが、肌に合わないなどトラブルもあるので、普段使用しているオムツを多めに持っていきましょう。


赤ちゃんが寝る時間に合わせて搭乗する


赤ちゃんがお昼寝をする時間帯に合わせて、搭乗時間を選ぶのも一つの手です。

また搭乗前にはなるべくたくさん体を動かして遊ばせておくと、寝てくれることが多いようです。

空港によっては、キッズエリアなどあるので、早めに空港へ着いたら是非利用しましょう。


参考:日本航空

参考:全日空

準備しておくと便利なもの・利用できるサービスをご紹介!

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各航空会社のサービス


赤ちゃんと一緒の搭乗を予約時に伝えると、各航空会社の提供するサービスを受けることができます。

主に以下のようなサービスがあります。

・ベビーカー貸し出し
基本的にベビーカーは手荷物として機内には持ち込めないため、事前に預けることになります。そこで利用したいのが、ベビーカーの貸し出し。
ANA・JALでは、チェックインの際に搭乗ゲートまで使えるベビーカーの貸出しを行っています(台数には限りがあります)。
大荷物を抱えての移動は大変ですから、利用してみましょう。

・優先搭乗
3歳未満の子連れの場合、通常よりも優先的に機内に乗り込みできます。荷物整理などゆっくりしたい場合は、利用しましょう(運航状況により実施できない場合もあります)。

・ベビーベッド(バシネット)の貸出し
ANAは(国内線・国際線)は10kg以下、JAL(国際線)は10.5kg以下の赤ちゃんが利用できます。
ベビーベッドは、台数や設置場所に限りがあり、事前の予約が必要となっていますのでご注意ください。

・オリジナルおもちゃのプレゼント
各社でオリジナルのおもちゃを用意しています。飽きやすい子どもにはうれしいサービスですね。

・ミルク作りのお手伝い
機内でミルクをあげる際には、客室乗務員の方にお手伝いを頼むこともできます。
熱湯で哺乳瓶の簡単な洗浄などもしてくれるので、声をかけてみましょう。


タブレットや絵本

航空会社の中では、「機内wi-fi」が利用できる会社もあります。

ANAの国内線では「機内Wi-Fiエンターテイメント」、JALの国内線では「Wi-Fiビデオプログラム」にて、無料で映画や子ども向け番組を見ることができます。

自分のスマホやタブレット画面で見られるので、タブレットを持参すると便利です。

貸し出し用絵本もあるので、客室乗務員の方に聞いてみましょう。


参考:ANA「普通席Wi-Fi・エンターテイメント」

おやつ


子どもの好きなおせんべいやクッキーなどのおやつも持参していきましょう。

食べている間は良い時間つぶしになります。

また、ぐずったり、泣き出した時に気分を変えることもできますね。


音の出ないおもちゃ


折り紙やお絵描き、塗り絵やシールブックといったおもちゃは座席でも遊びやすいですし、軽くて持ち運びもしやいのでおすすめです。

100均でも様々な種類のものが売られていますので、チェックしてみてくださいね。


参考:JAL「ベビーおでかけサポート」

参考:ANA「小さなお子様連れのお客様 [国際線]」

焦らずに試してみて!飛行機で泣いてしまったときの対応方法

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機内を散歩


機内のお散歩は、ぐずった赤ちゃんや動きたい子どもの気分転換になります。

揺れに気をつけながら機内を散歩したり、窓の外を見るなどしてみましょう。

ただし周りの方に迷惑にならないよう、人がいないスペースで行うなど配慮が必要です。


体温調整をしてあげる


気圧で体が膨張するので、締めつけない、ゆったりした服装で搭乗するようにしましょう。

暑さや寒さに対応するためにも、脱ぎ着しやすい服装で行き、体温調節をしてあげてくださいね。


特に低月齢の場合には授乳で欲求を満たしてあげる


低月齢の赤ちゃんは生理的欲求で泣くことも多いものです。

離陸前から授乳を始めると、耳抜きにもなり、お腹も満たされるでしょう。

授乳やミルクを上げているうちに寝てしまうことも多いです。


いつから飛行機の料金がかかる?

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生後8日以上(出生日を含む)~3歳未満は、大人の膝の上に乗れば運賃は無料です(座席のいらない赤ちゃんの分も要予約)。

3歳未満でも膝の上に座らせるのが大変な場合、小児運賃を払えば子どもの席が確保できます。

その際に注意したいのが、2歳未満の子どもの場合、チャイルドシートが必要なこと。

ANA・JALともにチャイルドシートの持ち込み可能です(種類に制限がある場合もあるので確認しましょう)。

JALは事前予約した場合、貸出しも行っています。

また、3歳未満の乳幼児は大人1人に付き2人まで同伴可能。

その場合、1人分は小児運賃を払い、座席を確保する必要があります。

3歳以上~12歳未満は、小児運賃が大人の約50%かかります。(ただしLCC(格安航空会社)の場合、国内線でも満2歳から有料。料金は大人と同額。)


参考:ANA「小さなお子様連れのお客様 [国際線]」

困ったときは客室乗務員の方にご相談を!

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泣き止まない、耳抜きの仕方が分からないなど、他にも困ったことがあれば、まずは客室乗務員さんに相談してみましょう。

様々なサービスを行っていますし、親身になって対応してくれますのでお願いしてみましょう。

赤ちゃんとの搭乗には様々な工夫が必要ですが、事前にしっかり準備をしておけば安心。

ママもリラックスして、赤ちゃん連れの空の旅を楽しんでくださいね。


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