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公開 2019年08月04日  

新幹線の子供料金は?膝の上でも大丈夫?子供連れ新幹線攻略マニュアル

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帰省の際、子供と新幹線に乗るのは不安だという方も多いのではないでしょうか。年齢の幼い子供は、長時間車内にいるとすぐに飽きてしまい、騒いだり、泣いたり、周囲の人にうるさい思いをさせていないかとヒヤヒヤしてしまいますよね。そこで今回は、子連れで新幹線に乗るときの注意点や、膝の上でも大丈夫か、子供料金・格安のチケットの有無などについて詳しくご紹介します。


子供と新幹線に乗るとき確認しておきたいこと&知って得すること

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子供を連れて新幹線に乗る時、便利な座席や車両の位置、お得なプラン、授乳できる場所など、前もって確認しておきたいことや知っておくと得することを紹介します。


扉付近・通路側の席が便利


子供連れの新幹線では、オムツ交換やトイレ、授乳、子どもがぐずるなど、デッキに出る機会が多くあります。

基本的に扉の近くや、通路側の席を選ぶようにしましょう。

ベビーカーを持って行く場合は、一番前か後ろの席がおすすめです。

最前列は足元のスペースが広いですし、最後列はシートと壁のあいだにスペースがあるので、ベビーカーを畳んで置くことができます。

東北新幹線など一部の車両には、デッキに荷物置場がある場合もあります(荷物の管理は自己責任となります)。

ベビーカーを畳みたくない場合は、車いす対応座席という選択肢もあります。

ただし、車いすの方用の席ですから、当日朝に予約が入っていないことが確認できれば利用することができます。


参考:All About暮らし「赤ちゃん・子連れ新幹線!子供料金・席・過ごし方は?」

JR東海では夏休み中「ファミリー車両」運行

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JR東海では、夏休み中の「ファミリー車両」も運航しています。

2018年には、7月 14日~9月3日の間、各日とも上下各1~3本運行していました。

申込人数にプラス 1席サービスしてくれるので、ゆったり座ることができ、 ベビーカーや荷物を置くこともできます。

乗車人数分の1ドリンク引換券や、抽選でもらえるプレゼント、車内で乗車記念パネルと記念撮影といったサービスも。

夏の帰省の際には、調べてみてくださいね。


参考:JR東海「夏の「ファミリー車両」について 」

ひかりレールスター(博多〜新大阪)のみ個室もある


博多~新大阪間の新幹線でおすすめなのは、 山陽新幹線の「ひかりレールスター」の利用です。

4人用の個室があって、3人以上での利用で1人あたりの普通指定席料金と同額の特急料金で利用可能です。

長時間乗車する場合は、個室だと子供が騒いでしまっても、周りの方にうるさい思いをさせずに済みますから気が楽ですよね。


参考:JRおでかけネット車両案内「ひかりレールスター 700系 」

おむつ交換や授乳する場所はある?

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新幹線内には、体の不自由な方が優先して使える「多目的室」があります。

こちらは空いていれば授乳としても利用可能です。多目的室がある号車は、以下のように異なります。

・11号車…東海道・山陽新幹線の16両編成の「のぞみ」「ひかり」「こだま」

・7号車…山陽新幹線の8両編成の「みずほ」「さくら」「ひかり」「ひかりレールスター」「こだま」、北陸新幹線の12両編成の「かがやき」「はくたか」「つるぎ」「あさま」(※編成は変わる場合もあるので確認しましょう)。

使用する際は、乗務員に声をかけましょう。

オムツ交換は、洋式トイレに設置されているオムツ交換台(一部トイレをのぞく)が利用できます。

北陸新幹線では、洋式タイプのお手洗いにベビーベッドも設置してあります。


参考:JRおでかけネット「よくあるご質問」

参考:All About暮らし「赤ちゃん・子連れ新幹線!子供料金・席・過ごし方は?」

準備しておくと便利なもの

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次に新幹線に乗る時に用意しておくと便利なものをご紹介します。

授乳ケープ


多目的室で授乳ができますが、体の不自由な方が優先ですし、帰省シーズンは使いたいときに空いていないこともあります。

乗務員室で授乳をさせてもらえる場合もありますが、念のため授乳ケープを持っていきましょう。

赤ちゃんは待ったなしですから、授乳ケープを持っておくと安心です。

お昼寝した赤ちゃんのタオルケット替わりにかけてあげることもできます。


子供が楽しめそうなおもちゃ

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長い時間を飽きずに過ごせるよう、折り紙、お絵描き、トランプなど、机でできるもの、音の出ない絵本などを持っていきましょう。

タブレットなども良いでしょう。充電器も忘れずに。

帰省の移動は子どもを膝の上にのせたり、デッキに移動したり、大荷物を抱えるなど、大人も一苦労。

便利なものを使って、車内では休んで体力を温存しましょう。


ウエットティッシュやビニール袋


おしりふきは、オムツ替えだけでなく手や口を拭くのにも便利です。

子どもは車内で様々なところに触れるので、すぐに取り出せるようにしておくと良いでしょう。

ビニール袋も様々な用途に使えます。

汚れものやゴミ、子どもがこぼしたものを拭いたハンカチをいれたり、使用済みのオムツを入れることもできます。


子供用のヘッドホン


タブレットで動画を見る際に、子ども用のヘッドホンを用意しておきましょう。

折り畳んで持ち運べたり、音量制限が付いていて、耳にダメージを与えるほどの大きな音が出ないものもあります。


子供の料金はいつからかかる?


子供の年齢が何歳になったら子供料金がかかるようになるのかも、気になるところですよね。

「こども」は6歳~12歳未満ですが、6歳でも小学校入学前は「幼児」になり、子ども料金はかかりません。

日本の学校が4月から新学年になるため、小学校に入学する年の4月1日から「こども」運賃が適用されます。


子供用の格安チケットはある?


新幹線に乗るなら、料金はやはり安い方が良いですよね。でも大人の格安チケットはあっても、子供のものはなかなか見当たりません。

そこで利用したいのが「早特」という制度です。

例えば、のぞみを利用して、東京から名古屋へ行く場合、子供の普通車指定席の正規料金は5,540円となります。ところが「EXのぞみファミリー早特」を利用すれば4,880円で購入することができ、660円もお得なんです。

これは、2名以上で土休日に利用できる席数限定の商品で、乗車日の1ヵ月前(10:00)から3日前(23:30)まで購入することができます。

チケットを購入するためには年会費(1,080円)を支払う必要がありますが、1度往復すれば元がとれてしまうので、小学生のお子さんをお持ちの方はぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。


しっかり用意して疲れに備えよう!

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子連れの新幹線は、気疲れもしますし、体力も使います。

大人の息抜き用に飲み物やスイーツも用意しておいてくださいね。

便利なグッズなどを積極的に利用し、事前にしっかり準備をして、乗り切りましょう。


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