早生まれ…近づく入園が心配?3月生まれっ子のママが伝えたいことのタイトル画像
公開 2019年02月03日  

早生まれ…近づく入園が心配?3月生まれっ子のママが伝えたいこと

24,727 View

息子が幼稚園に入園したばかりの年少のときのこと。4月生まれのお友だちと比べると3月生まれの息子は、できることや話すことが遅れがち。とても不安だったころ、先生やおばあちゃんの一言で、大丈夫と思えるようになりました。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=29959000045

1年の差は大きい!3月生まれの息子に不安


息子が幼稚園に入園したばかりの年少のときのこと。

今でこそ、元気いっぱいのびのびとマイペースに幼稚園生活を楽しんでいる息子ですが、入園当初は、他のお友だちと比べて、できることや話すことが遅れているのではないかと、とても不安に感じていました。

家にいると、そんなに違いを感じることはなかったのですが、集団の中に入ると、他のお友だちとの違いを目の当たりにしてしまい、自然と比べてしまうのです。

それもそのはず、うちの息子は3月生まれ。

クラスの中でも、誕生日順でいうと、最後の方。

4月生まれのお友だちとは、ほぼ1年の差があることになります。

この時期の1年の差が、とても大きくて、登園後や降園前の用意も一人でできるようになるまで時間がかかりました。

オムツもなかなか外れず、夏のプール遊びには間に合わず、少しずれこんでしまったり、話すにしても、しっかりとした受け答えとはいえず、言葉も変な覚え方をしていたり……。

同じ3月生まれでも、女の子はしっかりしているように見えて、余計不安に。

息子は声が大きいこともあって、なんとなくクラスの中でも目立つのです。

「これでいいのかな」「どうしたらいいんだろう」とずっと思っていました。

マイペースでも少しずつ頑張る息子


家でもお着替えの練習やトイレトレーニング、文字(ひらがな)の練習、絵本の読み聞かせなどいろいろ挑戦してみましたが、息子自身が非常にマイペース。

成果が出ているのかどうなのか、分かりません。

参観日に行っても「ママ~!」ばかりで、大丈夫かな…と不安になるばかり。

良くないとは思いつつも、つい他のお友だちと比べてしまい、へこんでいました。

降園時に先生に思い切って「幼稚園での様子はどうですか。他のお友だちに比べて色々できていないことが多いみたいで、いつも心配なんです……」と相談してみると、「頑張ってますよ!」と一言。

あくまでも自分のペースではあるものの、一人でできることも増えきましたよ、と笑顔で教えてくれました。

それ以来、先生は降園時などにときどき声をかけてくるようになりました。

「今日、頑張ってましたよ」とか「ママに見せてあげたかったです。〇〇ができたんですよ」と、心配している私に園での様子を教えてくれるようになりました。

そして「参観日などでママがいると、どうしても甘えちゃいますけど、いつもは自分でやろうとしていますよ」と話してくれました。

ちょっとずつですが、息子も息子なりにできることを一生懸命頑張っていることを知りました。

思わず頭をよしよししながら「そうだったの。すごいじゃん」と声を掛けると、照れているのかいないのか、ちょっとうれしそうな息子がそこにいました。

私も笑顔になったおばあちゃんの一言


その後、おばあちゃんのところに遊びに行ったときにも、息子のことを話す機会がありました。

幼稚園でのこと、他のお友だちに比べてちょっと遅れているかもしれなくて心配に感じていることを打ち明けてみると、おばあちゃんは笑顔で「大きくなるにつれて差はなくなってくるから、そんなの気にしなくて大丈夫よ」と話してくれました。

どうしても、幼稚園のこの時期、できる・できないは気になってしまうけれど、それがこの先の成長に影響することはないから、自分のペースで頑張っているのなら長い目で見てあげましょうと。

「だって、パパも3月生まれだったもの。ね、大丈夫でしょ」

そうでした。パパも3月生まれです。しかも、誕生日の日にちは息子よりさらに後。

おばあちゃんも私と同じように子どものころのパパを見て、心配したり、ヤキモキしたりしていたのかと思うと、なんだかほっとしたというか、こちらも笑顔になりました。

比べないで、子どもの頑張りをほめてあげよう


「子どもの成長は人それぞれ、個人差はある」と頭では分かっていても、いざお友だちと一緒にいると、ついつい自分の子どもと比べてしまうこともあります。

私と同じように3月生まれで心配しているママもいるかもしれません。

でも、今は私も先生やおばあちゃんが言ってくれたように、「みんなよりちょっとできなくても大丈夫!3月生まれも頑張ってますよ」と伝えたいです。

何より子どもが何をどれだけ頑張っているか、そこをきちんと見てほめてあげることが一番大切なんだと思います。

親にとっては、不安になったり、心配になったりすることはつきものですが、子どもと一緒に成長していきたいなと思います。

※ この記事は2024年03月12日に再公開された記事です。

Share!